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尾道がアニメの聖地になっているだなんて【2019尾道#7】

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私は、アニメをあまり見ることがないのですが、アニメや映画などの聖地巡礼をすることで、その町の性格が掴めると考えているので、その点についてはかなり興味を持っています。

 

これまで、沼津函館で元々そのオタクじゃないのに聖地巡礼旅をしてそのアニメに相当な興味を持ちましたが、

 

それに続き、今回は尾道でアニメの舞台を探してみようと思います。

 

※本人はアニメを見たことがなく、当時頑張って調べながらめぐっていました。それを前提にお楽しみください。将来的に元ネタのアニメも見てみたいですね

 

 

尾道とアニメ

 

さて、尾道はその街並みの良さから、数多くの漫画、アニメやエロゲの舞台になっています。

かみちゅ!」「ソラとウミのアイダ」「空色スクエア。」「ぱられる」「ぱすてる」など

 

アニメ作品以外にも「潔く柔く」「てっぱん(連続テレビ小説)」「龍が如く6(アクションアドベンチャーゲーム、大人向け)」など多くの作品に尾道が登場し、

 

ニコニコ大百科にはこんな記事まで作られるほどです(ソラとウミのアイダ入ってないぞ!)。

 

サムネイルの「蒼穹(そうきゅう)のファフナー」は、2004年に放映されたアニメで、竜宮城のモデルとされている地域が尾道のようです。

 

大林宣彦監督が自身の出身地である尾道で撮影した「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」は尾道三部作と呼ばれています。新尾道三部作というのもあります。

 

昔の世代の人ならわかるんじゃないでしょうか。私は若いのでそういうのはあまりわかりませんが。

 

尾道を舞台にした作品は、多いのか?

実際の日本をモデルにしたアニメなんかの舞台というのは、ほとんどが首都圏に固まっているイメージがあります。

 

田舎を売りにした映像作品というのは、特に営利目的や大手のものではなかなかないですよね。ジブリなんかだと田舎のシーンも少なくないのですが…*1

 

それに対して、人口に対する人気度という点においては、尾道の人気は高いのかもしれません。また、昔から人気だったというのもあるでしょう。

 

今は人口こそ完全に隣の福山市に負けていますが、それでも依然として尾道広島県の東の中心地の一つでしたから、尾道が取り上げられるのも、まあ然るべき魅力があるからなのかなと思います。

 

まあ元々観光地として株が高かったこともあるでしょう。現在でもたまにワイドショーに登場するのを見ることがあります。アニメや映像作品だけが尾道の価値を高めたわけではないですから。

 

アニメ「かみちゅ!」について

かみちゅ!」の由来は、ある日突然“神”様になってしまった“中”学生、主人公の一橋ゆりえから来ています。

 

彼女は日の出町という尾道を舞台とした街に住んでおり、神通力を持ち八百万の神と対話ができるゆりえと、彼女を取り巻く生活を描いています。

 

かみちゅ!」の舞台探訪をする

本来はこういうのは元アニメを見てから行った方がいいのでしょうが、ケチなのと時間がないことを理由に、前回同様、ネットの情報を頼りに行くことになります。しかし、前回に比べてモデル地についての情報が少なかったですね。現地では全くフィーチャーされていません。

 

前回、「ラブライブ!サンシャイン!!」の時には聖地情報が多くて助かったのですが、「かみちゅ!」は前者ほど人気があるわけでもなく、ましてや放映された時期は2005年と、アニメの聖地巡礼文化があまり栄えていなかった頃なので、そこまで取り上げるまでもないのでしょう。それでも、以前は巡礼者は一定数いたようでしたが。

 

むしろ聖地巡礼情報は「ソラとウミのアイダ」の方がたくさん出てきます。しかし、調べていて、見る前からこのアニメは面白くなさそうだなと思って*2、題材にするのはやめました。

 

御袖天満宮

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まずは、御袖天満宮。ここは「かみちゅ!」の日の出町にある来福神社のモデルとなった地です。

 

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ふもとから境内までは長い階段。村のお寺みたいですね。

 

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このような少し奥から入り口を見つめるこのシーンも、よくアニメに出てきたと言います。

 

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御袖天満宮の本殿はこんな感じ。実は本殿のモデルとなった神社はここではないようです。

 

御袖天満宮について、詳しくはこちらをご覧ください。この記事には大山寺についても書かれていますが、大山寺のシーンもアニメに使われています。

 

艮神社

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ここは、来福神社のもう1つのモデル、艮神社(うしとらじんじゃ)です。来福神社の本殿はここがモデルです。

 

尾道駅東側の歩道橋

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尾道駅東側の歩道橋からJR山陽本線を望みます。(本当はここのもう一個奥側の線路)

 

アニメでは単線で、しかも緑の列車が描かれていましたが、実物は複線です。

 

山陽本線をなめんなよと思うものですが、単線でアオガエルというのは、鉄道ファンとしては残念なところではありますが、アニメだから多少の婉曲はしょうがないでしょう。あっ末期色だうわなにをするやめ()*3

 

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末期色じゃない!JR広島の227が糸崎以東の運用に就くこともあるんですね。*4

 

この(奥の歩道橋の)坂を登ると、土堂小学校があり、この周辺はアニメでもよく描写されてた…らしいいですね。

 

土堂の突堤(からさわ前)

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尾道は港町ですので、あちらこちらに桟橋や突堤があるわけですが、ここも本編に出てたと思います。

 

ここのベンチもアニメに出てても違和感ないですよね。朝ドラのてっぱんにも出てたらしいです。本当かどうかは、私本編を見てないのに知ったかぶりをしているので、嘘は言わないことにします。

 

不安定な椅子だなと思ったら、一応固定されていて、高潮や風に流されないようになっていますね。

 

尾道渡船

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一橋ゆりえの自宅が向島にある*5ということで、本州に渡るために尾道の港もしばしば出てきます。

 

尾道渡船については別記事で取り上げます。

sangen03.hatenablog.com

 

 

連載記事の紹介

この記事は、2019年尾道シリーズの連載記事です。ぜひ他の記事もご覧ください。第一回は、シリーズ全ての記事をまとめた記事です。

sangen03.hatenablog.com

 

*1:実は「崖の上のポニョ」の舞台は広島県福山市鞆の浦であり、微妙にかすっている

*2:個人の意見です。

*3:かみちゅ!」は、山陽線が末期色に塗られる前に放映され、しかもさらに昔の1980年代がモデルとされている。当時実際には今とほぼ同じ型の車両が瀬戸内カラーの車両が走っていた(今も一部そう)。草津線ではよく見かけるが、尾道に緑の塗装車なんてきっとなかっただろう。(確信はない)

*4:また、写真には収めていないものの、他にも末期色未塗装の湘南色の運用も見かけました

*5:モデルの建物は本土(海徳寺)にある。