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大きい唐揚げ、大きい千葉県【2022夏休み企画#4 品川→鹿島神宮→佐原 下総編-1】

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千葉県は、東京の隣にあるとはいえ、東京とか埼玉とか神奈川の広さで千葉を見ていると、思いの外広いです。東京からほど近いネズミのテーマパークも、国際空港も、利根川沿いの水運や海運で栄えた町も、房総半島の端っこまでも、みな千葉なのです。

 

熱海から横浜にたどり着くまでに、新幹線では10数分で着くというのに、在来線では2時間くらいかかって思いのほかだるかったのですが、それをやったのとは別の日、私たちは上野駅にいます。今回からまた別のシリーズ2022年夏休み企画下総編がスタートします。

 

とは言っても、名古屋の時と同様、いちおう乗る列車だけは決めている一方、旅先で何をするかは無計画です。今回最終目的地が銚子になるわけですが、そこで何をするかはあまりにも何も決めていないのが実情です。今回も、無計画が裏目に出た部分がありました。

 

一応、今回の目的地は、我孫子鹿島神宮、佐原、銚子の4ヶ所です。途中、休日おでかけパスや大回り乗車では行くことができない鹿島線、銚子を通ることとなります。

 

今回は、品川から上野東京ライン常磐線直通に乗って我孫子の唐揚げを食べに行き、鹿島神宮を見つつ、銚子を目指す旅の鹿島神宮手前までです。

 

2022夏休み企画サイトマップ

sangen03.hatenablog.com

 

常磐線

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快速土浦行き 品川722→我孫子807

この時間帯、常磐線品川直通の青帯の上野東京ラインはあまりなく、だいたい上野へ行く必要があるんですが、この列車は珍しくそうではありません。

 

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10番線から、車両が1両もいない品川車両区を見ながら出発。サンライズ常磐線東海道線の電車がいないこの瞬間がチャンスなんですね。

 

我孫子茨城県のすぐ近くにありますからやはりそれなりの時間がかかります。と言ってもそこまで遠さを感じず、常磐線沿線もひとつのベッドタウンだなという感じで、見慣れないスカイツリーや京成、日比谷線常磐線各駅停車のような見慣れない車両を横目に見てきたので、あっという間に時間は経ちます。

 

我孫子

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路線の分岐点には、おいしい立ち食い麺屋さんがあるものです。以前、博多で博多ラーメンを、名古屋できしめん我孫子といえば、巨大な唐揚げです。我孫子には弥生軒があり、これで個人的な3大有名駅そばを制覇することになります。

 

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器が登場した時、私もその目を疑いました。かねてよりずっと気になってはいましたが、その唐揚げは器からはみ出るほど大きく、唐揚げ一つにつきげんこつ2個分をコップや電車と比較したらその大きさがわかると思います。

 

白いそばで、かなり暖かいんですね。一口目は噛み切れなくて離してしまったが、噛んだ瞬間から肉厚というのが感じます。柔らかいですね。

 

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汁をこぼしながらもなんとか食べて、これ以上食べ切れないよというくらいお腹いっぱいになりました。最近自分は1日2食で事足りると感じていましたが、ぶっちゃけ水分もたくさん飲んでいたので、今日はダブル唐揚げそば一食で事足りたと思います。1日1食ですわ。

 

私はまだ若いので脂っこいものはまあまあなんとか食べられますが、この唐揚げそばも、30を回っておじさんになるとダブルで食えなくなるんだそうです。人によってはシングルすら厳しいかもしれません。それくらいの代物だし、私も含め少食なあなた、計画的に食べましょう。

 

成田線

さて、成田線の乗り継ぎは関東の中でも悪いと言わざるを得ません。我孫子支線や佐倉〜成田間の普通列車成田エクスプレスはそれぞれ1時間に2本以上の便がありますが、佐原方面は1時間に一本となってきます。千葉県の宅地開発がされていない辺りはやはり人口減少に悩まされており、電車の本数も少なくなってくるわけです。

 

イメージとしては、東京都から直通してくる列車が少なくなるほど本数が減少します。内房線の君津までは横須賀・総武快速線からの、外房線の上総一ノ宮までは京葉線からの、成田線我孫子支線の成田までは常磐線からの、成田線空港支線の成田空港までは元々快速エアポートと呼ばれていた、直通電車が日中でもそれぞれやってきますが、それ以降は単線の区間がほとんどで、列車の運行間隔も1時間に1本と、たまに特急列車があるという風になってきます。

 

さらにタチが悪いのが鹿島線であり、先ほど挙げた4線の末端区間よりも少なく日中には2時間に1本しか列車が来ないこともあり、場合によっては東京駅まで行って高速バスのかしま号に乗った方が到着時間が早いと言うこともあります。かしま号は、鹿島神宮駅に乗り入れる鉄道よりもはるかに本数が多く、しかも鉄道とほぼ変わらぬ時間で東京駅まで結んでくれます。特急あやめも廃止になり茨城県潮来市鹿嶋市の鉄道は東関東自動車道に全く駆逐されてしまいました。

 

よって、この辺りを旅行するときには本当に慎重に計画を立てる必要があります。私がこれから乗り継ぐルートを乗り逃すと、次は2時間後の電車に乗らないと辻褄が合いません(早い便で佐原まで行ってその間に佐原市街を観光できると思えばいいルートですが)。

 

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我孫子846→成田927

4番線に停車中の列車は我孫子支線普通成田行きです。この辺りの本数は30分に1本です。沿線には、水田が見え、成田湯川駅の近くも通っていきます。

 

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成田駅に到着です。新勝寺の最寄ですが、そんなところに詣でている時間はありません。成田駅みどりの窓口が廃止になり、話せるみどりの窓口という名の自動券売機になりました。

 

成田941→香取1015

ここからも、成田線で香取まで向かいたいと思います。この辺りの本数は1時間に1本です。

 

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209系にはトイレがあって、やはり銚子まで行くとなると1時間から2時間は乗ったりしますので、その辺りの便意尿意を受け止めてくれる器というものがあるものです。窓の古さは仕方がないですが。

 

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香取駅。ここから乗るのは鹿島線で、2時間に1本しか列車が来ません。

 

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鹿島線の0キロポストも確認できました。列車はほくほく線の如く田園地帯を突っ切っていきます。

 

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香取1022→鹿島神宮1039

我孫子から2時間、鹿島神宮に到着です。やはり県内でも移動にはかなりの時間がかかるものです。

 

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鹿島神宮1123→佐原1144

鹿島神宮を44分の待ち時間の間に見に行って佐原に戻ります。佐原の美観地区は鹿島神宮と同じくらい離れておりましたが、佐原には見とれてしまってかなり長い時間滞在してしまいました。