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容量が足りなくなったので中古のiPhone12 Proに機種変しよう

 

でですね、かくしてビューカードとモバイルSuicaでJREポイントを貯める活動が決まったわけですが、モバイルSuicaは一般に端末ごとに設定されて、引き継ぎも難しくはないです。しかし私は容量不足によりiPhoneの買い替えを予定しており、一瞬だけ今の端末に入れて次の端末に引き継ぐのは無駄じゃないかと。私はパソコンの買い替えよりも先にiPhoneの買い替えを先にするべきなのかもしれません。

 

結局、中古品のiPhone 12 Proを購入しました。実はあまり長く使わないかもと判断して、値段重視で10万円丁度くらいに留まったのでした。最後には、Apple ID 2個持ちの機種変更についてのトラブルについても言及します。

 

 

機種変に対する考察

では、なぜこのような決断に至ったのか、思考を整理してみましょう。このブログはにあたって思考を整理する場でもありましたので、開封シーンは少なめです。我慢してください。話は10年くらい前から始まりますから。

 

私のiPhone

私の先代のiPhone4Sは、私が人生で初めて持ったiPhoneです。2011年の発売。30ピンケーブルが採用された最後の世代のケーブルで、今のiPhoneと比較しても信じられないほど小さい携帯です。2014年ごろに父から譲り受けたものですが、2016年のiOS10のアップデートが使えなくて2018年年末まで使用を続けました。

https://sangen03.hatenablog.com/entry/iphone-4s-used-till-2018

 

しかし、さすがにAppleiPhone4Sサポートを終了して、普段使いやMacで行なったプログラミングの簡単な実機ビルド、Airdropによる写真転送にも耐えるだけのクオリティを欲して買い替えることにしました。

 

それがiPhoneXRです。格安SIMを利用しているので、乗り換え代も安く収まりました。はっきり言って、普段使いならiPhoneXRであと5年は困らないと思います。MaciPad Pro、iPhoneXRさえあればコロナ禍におけるオンライン授業も快適でした。iPhoneXRは授業では課題の写真を撮って学校が提供するサービスに課題を提出するのに主に使われ、またこの端末で銀行口座やクレジットカードの開設申し込みやホテルや特急券の予約もしました。

https://sangen03.hatenablog.com/entry/iphone-xr-review

 

ところが、問題が生じました。2020年か1年頃から、鉄道の写真を撮って個人的に自主制作動画を作るようになったんですね。撮影に用いるのはiPhoneXR。折角ビデオ機能がついているならと鉄道などの写真を撮り始めましたが、すぐに容量が。しかも、動画素材のほぼ全てを1080p・60fpsで撮影しているため、容量がエラいことになるんですね。購入当時は安さ重視で、これでもiPhone4S(16GB)の4倍だったため、全く気になりませんでしたが、今では別。データ引き継ぎをした前日には、あと少しでリンゴループ(ストレージ64GBを全て使い切った状態)という状態まで来ました。

 

しかも動画素材は別の動画で使いまわすために残しておく素材やまだ編集できなくて残ってしまっている素材があってストレージを圧迫しているんですね。こりゃ買い替えなきゃいかんと思いましたね。最低でも256GBはマストでしょうね。欲を言えば、512GBがあれば最高です。

 

スマートフォンは完全に世界に普及した

スティーブ・ジョブスが2007年にiPhoneを発表して以降、その進化は革新的でしたが、2022年9月のiPhone発表会のしょぼさを見ていただければ分かるように、どうも最近スマホの進化は頭打ちになってきたと言わざるを得ません。

 

そこで登場したのがiPhone Proシリーズです。普通のレンズ以外に、広角レンズ・望遠レンズの三つがついており、このトリプルカメラをタピオカメラと呼ぶ人もいます。そしてそれらレンズは年々大きく、太くなっています。今年のiPhone14でも新機能見よがし、Appleも「まだネタがあったか」という感じですが、今回ついにディスプレイの部分でProと差をつけています。

 

そしてiPhone 14 Proが発表された後、前のiPhone 13 Proは絶版になりまして、Apple公式ストアからiPhoneを購入するときは常に最新版しか買えないわけです。なら買ってくれようと。これは今後のお決まりになると思います。その分、キャリア各社は前年に仕入れたモデルを売却しなければいけないので、キャリア各社に行くとそういう昔のProモデルのがあるかもしれません、店舗ごとに取り扱いが異なるでしょう。もしくは中古で手に入れるという手がありますが、ストレージ容量や品質に注意が必要です。ストレージが心配なら新規品になるのかなと思いました。

 

条件を満たす最低スペックは中古だった

さて、私がiPhoneを選ぶ上で重要視したいのが大容量ストレージ、カメラ性能、Windows PCとの連携です。

 

条件1:大容量ストレージ

一般利用者は64GBで十分という人も多いと思いますが、動画を撮って撮影するなら違います。今後も長時間1080p・60fpsの動画を回し続けるとしたら256GBでも足らなくなる恐れがあります。

 

KDDIが運営するTIME&SPACEの記事によると、64GBでは最大で5万枚の写真、17時間の動画を撮影できると言われています。しかしこれは理論値で、実際には設定とかログデータとか諸々のアプリとか入れているわけで、結局40GBくらいしか使えない訳ですわ。

 

iPhoneの256GB、512GB容量はXS・XS Maxから採用されて、11/12 Proシリーズ、13シリーズからは全機種が512GBの取り扱いがあり、最低でも128GBとなっています。そして13 Proから1TBが採用されました。この1TBの容量は、YouTuberなどの動画をたくさんiPhone内に収容している人向けだと言っていました。私は1TBは流石にやりすぎと思いつつも、512GBは欲しいと考えている訳です。

 

条件2:カメラ性能の比較

思い出程度にとっているので写真の質は求めないという人もいるでしょうが、やっぱり動画製作者としてはタピオカメラは欲しいですよね。Max・miniは重いので購入予定がないので、XR・XS・11~14、11~14 Proシリーズのカメラ性能比較表を作ってみました。

 

 

僕は早いうちにタピオカメラに慣れておいて、望遠レンズの使い方をマスターしておいた方がいい気がします。そのうちスマホの写真や映像は一眼を超えるクオリティになると言われていますからね。

 

ポートレートで奥ぼかして人を撮るとか全然使っていない機能もありますが、まあ広角レンズは欲しいですよね。電車が端から端まで全部映らなくて場所移動するのめんどくさいんですもの。それが11以降は普通のカメラ自体広角レンズで広く取れるはずです。

 

あとはナイトモードは絶対欲しいですよね。鉄道では夜の写真をよく撮るので必要なわけですが、これはiPhone 11以降に標準で搭載されています。焦点を自動変更できるシネマティックモードも、ポートレートが動画でできる感じでいいですね。そもそもAIの学習に基づいて動きに合わせて自動的にピントを合わせてくれるわけですから、魅力的だと思います。

 

そして、すごく魅力的だったのがセンサーシフト光学式手ぶれ補正。僕の動画は手ぶれが酷く編集するのが大変だったのですが、センサーシフト光学式手ぶれ補正を用いることで幾分か安定しそうです。アクションモードいらないじゃんって感じのレベルでした。ナイトモードのクオリティもセンサーシフト光学式手ぶれ補正によって格段に上昇しています。しかし、センサーシフト光学式手ぶれ補正のついた機器はいずれも高額です。

 

条件3:Lightningうんこ卒業との兼ね合い

私はこんな「うんこ」なんて悪口言いませんよ!でも説明のために下世話な発言をお許しください。

 

LightningケーブルはUSB-Cしか使わない人間にとって害悪そのもので、吉◯製作所さんなど各所で批判の声が上がっています。ウンコと言いたくなる気持ちもわかります。iPhoneの端子は頑なにUSB-Cに変えてきませんでしたが、その流れはEUによって変わるかもしれません。GDPRによって世界中のインターネットサービスのプロバイダに影響を及ぼしているあのEUです。

 

EUの無線機器法の改正により、2024年以降のあらゆる電子機器に充電用ポートとしてUSB Type-Cの搭載を義務付けることになります。そして次期iPhone 15においては、USB Type-Cが搭載されるであろうと言われています*1。きっとiPhone 16を売るときにはうんこ扱いのiPhone 14が絶版になるんじゃないんですか。

 

iPhoneの象徴、Lightningケーブル。iPhoneを注文するとLightningケーブルがついてきますが、このケーブルを用いて充電する訳で、次に乗り換えるときにはこのケーブルを用いた充電は当たり前じゃなくなると感じます。そしたらLightningケーブル保有者は人権がなくなると思うんですよ。USB-CまたはMagSafe使わないやつは時代遅れで、同調圧力で見なし処刑されるんですね。だからカメラの性能にどこまで妥協するかというラインなんですよね。

 

加えて、近々私はWindows PCに乗り換える予定があるので、動画を編集するときにiPhoneからWindowsに有線で動画を転送する訳ですよ。そうなったら、USB-Cの高速転送ができるまで待つか、買い替えるかって感じで、今回のiPhoneは正直繋ぎ感がすごいんですね。

 

それで、もしかしたら私のiPhoneの寿命は短いかもしれないということで、iPhone 14シリーズを買って8年耐久したら2030年になります。そうなったらもうUSB-C以外に人権がないんですよ。だからiPhone 14は僕は買ってはいけないと思うんですよね、アクションモードがあっても。僕の動画は手ぶれがすごいというふうに自ら評価していますが、まあどの機能もあればいい程度で、カメラが一つしかないXRからの乗り換えの僕にとっては11シリーズ以上でも、下手したらXSでも複眼、ナイトモードのおかげで進化を感じることができます。というより品質が劣ってもタピオカメラに慣れておきたいですよね。

 

iPhone 14 ProではiPhoneケースがダサくモバイルSuicaがいけてない?むしろ取りやすい?

年々iPhoneのカメラは肥大化していますが、それに対応したケースは出っぱりがちで、机に置くと安定しません。でもその方が取り出しやすいんだろうし、まあそういうものだと割り切ることにします。というか現にXRでもカメラは出っぱっているわけです。それは今年の3月にでたばかりのiPhone SE第三世代においてもそうなっています。中には音ゲーをやるために安定感ありきでスマホを買う人もいるかもしれませんが、安定感はスマホ立てなどのサードパーティ製品で補うか、Smart Battery CaseでというのがAppleの戦略なのでしょうか。それだけカメラの進化を魅せたいわけです。

 

そもそも今回の機種変はストレージ解放(緊急)と自機のモバイルSuica対応がメインですから、そんなに高速有線通信にこだわるまでもないんですね。USB-Cが搭載されていない以上、iPhone 14は10年使用に耐える1台ではないと感じました。でも容量は足りない。一応512GBまで保持っといたほうがいいかなとこの時は思ったのでした。

 

でしたら、iPhone 12シリーズか13シリーズの、可能ならProがいいと思いました。少なくとも2年半後の大学卒業までは使う想定ですからね。そしてLightningが本当にうんこになったときに、カメラと転送速度の進化を感じられる一台にしたいと思います。

 

どこまで妥協するか

 

もう一度出ましたこの表ですね。

 

先ほどiPhone 12か13あたりが狙いだと言いました。うちProを選択すると中古で買うことになります。しかしiPhone 13 Proも中古でも割高なものが多いです。

 

おまけに近々予定しているPCの買い替えには35万かかる見込みです。私はそんなに金を使ってられません。まあPCとiPhone合わせて50万の支出を見込んでいましたから、予算は15万くらいになるんでしょうか。

 

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そんな時に、夜の撮影ということで突然思い立って桜木町まで行ってまいりました。パシフィコ横浜に出入りするバスを撮影しました。ブログでこうした画像を紹介する時にはなんとなくの雰囲気が伝わればいいし、読み込みも無駄がなくなると思うので別にこのような品質で十分なのですが、映像作品で使うにはもう少し上品な写真にしたいものです。

 

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先ほどの写真からバスだけを切り抜きました。iPhone XRには既に優秀な手ぶれ補正機能が付いていますが、センサーシフト光学式手ブレ補正になればもう少しマシになるのでしょうか。そもそも動体の撮影なので難しい部分も多いですが。

 

そして、画質が荒いです。昔のガラケーと同じくらいか、これでも少し進化している方だとは思いますが、行き先表示のところなどなんて書いてあるか識別ができません。鉄道やバスなどの撮影では遠くからアップにして撮影することが多いので、ある程度の望遠レンズは欲しいというふうになってきます。も、デジタルズームではなく光学ズームにしたらハイクオリティな写真にできることは間違いありません。

 

ということで、やはり撮り鉄やバスの撮影者としてランクアップするためには望遠レンズは欲しいです。なお、望遠レンズではそもそもを効果的であるということで。

 

いずれにしても望遠レンズは欲しいです。となると12/13 Proな訳ですが、512GBモデルを求めたせいで、iPhone 12 Proは10万前後で取り扱いがあるのに対し、13 Proは安くても16万くらい。センサーシフト光学式手ブレ補正を取るか(12 Pro Maxはでかいと思ったので除外)、値段と人権(USB-C)を取るか。問題はそこであったわけです。

 

やっぱり基本的人権がなくなるのが怖い

広角レンズにしか搭載されていないセンサーシフト光学式手ブレ補正のために5~6万円出せるかって言ったらちょっと厳しいですよね。でしたらiPhone 12 Proになるわけですが、人権問題(USB-C不適合化の加速)を考えたときに、実はそんなに長く使うことはできないんじゃないかと思って、あえて256GBにしてみようと思います。学生はお金ないですし、その方が割と多くの商品が流通しています。128GBは動画製作者に取っては鬼畜への入り口です。

 

以前、iPhone XRiPhone 4Sの16GBから4倍の増加だったように、iPhone 12 ProがiPhone XRの64GBから4倍の増加なのは、理にかなっています。前回は7世代(7年)分の進化でしたが、今回は年数にして2世代(2年)分、Proの威力も考えると実質3~4世代分の進化となりました。普通に使ってたらiPhone 15 Pro辺りだったのに、中継ぎのデバイスが必要なんて不憫ですね。だからこそProにしたわけですが。にしても2世代前は近すぎなような気がしますが、円安なんで仕方ないですね。もうちょっとお金貯まったら超ハイエンドモデルにも挑戦してみたいと思います。庶民向けのiPhoneとしては十分完成されたハイエンドモデルです。

 

iPhone 12 Proの256GB、私はイオシスのサイトで見つけましたが、結構品質のいい商品を取り揃えているそうで、中には10万を割るようなものもあります。でも早めに買い替えることになるかもしれないし安さ重視で少し傷やバッテリーの消耗が著しくても中古美品Aランクの一個下Bランクを選びました。その分PC周りにはいっぱい投資します。

 

ちょっと記事が長くなってしまうので、後編に続きます。

https://sangen03.hatenablog.com/entry/iphone-12-pro