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久々に鉄博に行ってきました

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今回はさらに鉄道知識を深めると言うこととDX計画によってお出かけはどれほど変わるのかと言うことのチェックで来ました。大宮にたどり着くまではこちらからどうぞ。

 

https://sangen03.hatenablog.com/entry/2022-keihin-tohoku

 

 

 

6年半ぶり2度目の鉄道博物館

調べたところ鉄博は6年半ぶりで、前回は2016年の春休みに行ったみたいなんですね。そんな前のこと覚えていないよと。私はまだ中学生で、当時はE217系E233系など横浜駅に出入りする基本的な車両や上野東京ライン湘南新宿ラインの概念は分かっていましたが、当然鉄道知識も貧弱なものであります。

 

6年前と今では入場方法が変わっています。鉄道博物館の入場方法にはJR東日本の「お客様、これからの時代はこうやって改札を通ってくださいね」という示唆が隠れています。6年半前、私はSuicaを登録して入場しましたが、これはSuicaの販促の一面もあったと思います。Suicaが普及しきり、モバイル化・券売機レス化を推進している今は券売機を使わせないのが今の主流です。Suicaを使わせるのは当然で、しかも鉄道博物館内での決済ではJRE POINTがもれなく貯まります。

 

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というか券売機は仕事をサボタージュしていまして、チケットをコンビニに行って買う必要があります。なんとも手間な。てっぱくアプリからチケット買えるようにしたらいいのに。

 

加えて、以前の券売機はみどりの窓口的な要素が強かったんですね。指定席券売機近くには案内の人がいて、切符の買い方等仔細に説明してくれたのでした。これを改めて、JR東日本からの「君たち、特急や新幹線に乗車する駅のみどりの窓口や券売機なんていう古い技術は使わずに地元駅の指定席券売機スマホを活用しなさい」という言外のメッセージが見え隠れしています。実際にえきねっとを強制的に使わされるJR東日本パスにおいても東京駅の券売機はあまり混んでいませんでした。鉄オタもやればできるんです。それでコンビニや特殊入場券用のカウンターで買った入館券を入館ゲートの係員に渡してご入館ということになっております。なんだやはり人がいるじゃないか。それでも以前よりは効率化されたんでしょう。まだ一部の分野では人が必要なところは隠しきれなかったみたいです。

 

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ところで、私はこのような形でチケットを購入してきました。まあ高速バスやライブのチケットとかにありがちな形ですよね。鉄道博物館もこのように発売しております。

 

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入りました。ブースの説明は鉄道博物館アプリから見ることができます。今回詳しく紹介しません(時間がないのでざっと見)でしたが、私は歴史ブースを訪れました。これらブースも、予めダウンロードしておいた鉄道博物館アプリで予習しておくとより楽しめることでしょう。

 

鉄道博物館のレストラン

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かつて、日本各地の特急では食堂車が連結され、高級なメニューを提供してくれました。現在はそのサービスはサフィール踊り子や一部の観光列車のみに限られたものとなっています。そんな食堂車のメニューや雰囲気を継承しているのがトレインレストラン日本食堂。往時のメニューや高級感あふれる車内空間を再現しています。

 

今回、前から行ってみたかったこのレストランに伺うために朝飯は食パン半切れとまともに取らずに腹を空かせて参りました。

 

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豪華ですね。テーブルクロスやランプ、カーテンに味があります。

 

こういうところのお作法はあまり分からないのですが、私服の人が多いということから全然問題ないんですね。別にドレスコードなどはありません。それぞれ至福の時間を過ごしております。

 

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Webサイトのメニュー表にはなかったのですが、臨時のメニューとして「特製ワンプレート」がありました。左から反時計回りにオムライス、カニクリームコロッケ、デミグラスソースハンバーグ、レタス、そして正体がわからなかった別のクリーム(多分ポテトクリームかなんか)が乗っている豪華セットです。

 

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届きました。アイスティーと食器(スプーン、フォーク、ナイフ)が先に来ました。食器も往時の食堂車のもののようです。アイスティースジャータのミルクを入れるとミルクティーになるのでご注意ください(当たり前)。

 

いや、おいしい。一部界隈においてはまずいことで有名とされているNRE*1ですが、この食堂にかける熱意は本気ですね。少なくとも今年食べたものの中で美味しいものトップ5には入っていることでしょう。味ざわりの高級感、見た目から綺麗で丹精に作り込まれた料理。決して手抜きや妥協はしていません。これを列車の中で食べることができるなんて。

 

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確かに、肉汁が溢れるハンバーグや、絶品メニューなどを好んで食べてきたグルメな人からしたら、依然としてNREテイストを誤魔化しきれずにまずいと感じる人がいるかもしれません。その気持ちも同意できる部分はありますが、今の私にとっては最高です。少なくとも素人のお手製よりはうまいはずです。お値段はかなり張りますが、気軽にVIP気分を味わうことができるいいスポットだと思います。本当に五感で鉄道を実感できます。食べるのが遅いとご飯が固まってしまうのは注意です。

 

お値段は2460円(ライスは別途260円)です。外食チェーンだと半分くらいの値段でいけると思いますが、もともと食堂車用なのでこれくらい値は張るものです。2000円超えのランチなんて1年に1回あればいい方だと思うのですが、わざわざ大宮まで食べにきた価値はあったと思います。

 

今日の最大の目的は果たしたので、このあとは軽めの館内紹介です。

 

新南館

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2018年7月に収容車両をもっと多くするための新館というのをオープンしました。私にとっては未踏の地です。

 

ここではどちらかというと仕事ブースがメインで、踏切や数多くの体験スペースがあります。

 

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車掌体験とかは面白そうだと思いましたが、ゲリラ的に訪れた私にとっては体験する権利はありません。結構人気なんですね。

 

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というのも、本日は数多くの子供連れが来ていました。様々な体験スペースに多数の行列があります。

 

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通路には183系があり、なぜか踊り子と湘南新宿ライナーの幕を掲げています。30年くらい前は踊り子や湘南新宿ライナー(のちの湘南ライナー、特急湘南)にもこのような車両があったということで、飲食可能です。全然私の知らない時代の史実をしることができますね。向かい合わせ式になっていない1〜3両目は入れます。それ以外の新南館車両は全て入れません。

 

さらに、2階は多数の運転台を備えた仕事・未来ブース、3階は歴史ブース、4階は新しいレストランと展望台となっており、今後時代を経るたびにさらなる展示が充実していくことでしょう。4階のレストランは先ほどの日本食堂ほどではないにしろ少し値が張ります。

 

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駅舎には絶対に寝られない起床装置と鉄道開業150周年記念のホワイトボードアートがありました。本館2階の展示ですね。見に行きたいと思います。

 

手抜きごめんなさい

鉄道博物館では、ちょうど15時になると転車台の回転イベントをやっています。生汽笛を鳴らしたのち、回転が始まります。

 

しかし、そんなものや貴重な古い車両の数々に構ってはいられません。科学スペースなどもまともに見ることはできませんでした。もう退館します。今回の来館目的はあくまで高級レストランと新南館です。

 

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ちなみに、私が「そうだ、鉄道博物館へ行こう。」と思わしめたてっぱくの広告はこれの広告です。本館2階の展示ですが、時間がないので3分で貴重資料の展示を通り過ぎました。

 

なぜかというと、私は18時から自宅で受講する授業があってそこに出席しないといけないんですね。大宮の睡眠カフェも見ていきたかったのですが、勇気ある撤退です。次の来訪のために取っておきます。

 

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15時15分ぐらいに退出して、24分発のニューシャトルで大宮に戻りました。ゴダイゴ銀河鉄道999に合わせて颯爽と登場したニューシャトルで帰宅しました。

 

*1:風評被害のような言い方だが、私は旧NRE系列が提供している峠の釜飯や一部の駅そばは実際に食べてまずいと感じる。現在はJR東日本クロスステーション:JR-Crossに経営移管されている