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9時間かけて大阪から横浜まで鈍行で帰る【平成最後の18切符 #20 天王寺→横浜】

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青春18きっぷの醍醐味といえば、列車に一日中揺られて、ひたすらその旅情を楽しむ…これに尽きると思います。よくあるコースが、東京から大阪間を青春18きっぷで移動してみた。あるいはその逆です。今回は大阪から横浜までの帰路の全貌をお届けします。

 

今日の旅程

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今日は、このようにして天王寺から横浜まで帰ります。

 

天王寺駅

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ついに最後のハンコが押されました。これで横浜まで帰ります。(写真は米原市柏原駅付近撮影)

 

天王寺駅の駅員さんが「お楽しみください」と言ってくれました。この駅員さんもかつて青春18きっぷで旅をしたのでしょうか。心が躍るなあと感じながら、旅を始めます。

 

一走目 天王寺0949→大阪1010 大阪環状線 323系

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天王寺駅からは、鶴橋・京橋経由で大阪まで向かいます。なぜ鶴橋・京橋経由にしたかというと、気まぐれです。本当は西九条経由の方が早いと思うのですが、まあたまにはこんな旅もいいんじゃないですか。

 

二走目 大阪1030→米原1153 新快速 223系

ここからは、新快速で米原まで向かいます。

 

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なんと、全体的に少し遅れているとのこと。米原までの接続時間が7分ということで、米原でも4分遅れならいけるのですが、間に合うかどうかわかりません。

 

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心配を募りながら、10時34分、新快速電車で米原まで向かいます。

 

旅行シーズンのため、キャリーバッグを持っている外国人もいました。彼らは大阪から京都まで向かわれると思いますが、私はそれで横浜、東京のすぐ近くまで行こうとしているのです。恐ろしいですよね。

 

先行の普通野洲行きが遅れたため、この列車も草津くらいから5分遅れになりました。米原到着は11時57分です。

 

三走目 米原1200→大垣1235

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さて、米原からはこの列車に乗って大垣まで向かいます。米原駅ナンバリングはCA83。これを0(熱海駅)まで遡ります。

 

米原駅では、乗り換え時間が2分半しかなく、車両も4両しかないので、席取り合戦みたいなのが行われていましたが、席取り合戦があると、駆け込み乗車が増えるので、車掌が警告するのがいつものパターンです。

 

それでは、空いているこの辺りで昼食と致しましょう。昼ご飯は、セブンの一口サンドイッチとおにぎり一個です。足りるかな。

 

四走目 大垣1241→豊橋1409

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大垣からはこの新快速豊橋行きに乗りました。大垣からの80数分、勉強をしていたので、あっという間に時間が過ぎました。

 

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しかし、東海道線豊橋からが長いのです。

 

五走目 豊橋1424→浜松1459

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五走目は、211系で浜松まで向かいます。なんとこの時、米原から座れていたのに、座席を確保できませんでした。

 

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浜名湖が美しく見えると言いたいところですが、新幹線の線路に邪魔をされてあまり見えません。

 

浜松では、東海道線内では最強の静岡区間を乗り切るために、エナジーinとぷっちょを買いますが、結局この後熱海に着くまで食べていません。間食なんてしなくてもある程度乗り越えられるということですが、そういうのに耐えられないのならたくさん食べ物を買った方がいいでしょう。

 

六走目 浜松1511→熱海1743

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魔の静岡区間とも謳われるこの区間。浜松から熱海まで計35駅を不幸にも丁寧に停車していくスタイルのロングシート型の3両編成に乗車。

 

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ムーンライトながら5号車。浜松駅にはいつも3時半ごろに到着しますが、こういう表示しか楽しむものはありません。

 

浜松〜静岡

(写真はありません)

またしても座席を確保できず。混み具合は、浜松ではまあまあ乗ってて、それらの客の半分くらいは、愛野までに結構降りました。

 

でも、掛川(新幹線乗換駅)、金谷(大井川鐵道乗換駅)、島田(先行は興津行きと静岡行き&学生軍団)の3連発を食らった私は、ついに観念し、これは絶対に熱海まで座れないぞと悟りました。

 

車内ではブログの編集をひたすらしていました。焼津〜用宗間は長いトンネルがあり、回線が途切れて画像がアップロードできないことに少しイラついたりしながら、まだ用宗かと思い、ひたすらに編集するのです。この列車に乗っている時間は1時間を過ぎました。

 

静岡駅

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静岡駅。米原のCA83に比べれば、かなり遡ったなあと思いますが、あと17個も駅番号があるのかと考えれば、まだまだ先は長いものです。

 

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ここで朗報が。静岡駅で後ろに3両を連結して、6両で走るとのこと。その関係で、静岡駅には8分ほど停車します。

 

連結。車両間の往来は可能と思われます。そしてドアが開くと同時にここぞとばかりに客は流れ込みます。

 

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静岡からは、増結された車両に乗って熱海まで向かいます。

 

静岡〜熱海

増結された車両はかなり空いていて、一番後ろの車両では清水までは立ち客はいませんでした。

 

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富士〜吉原間の車内から見える桜と富士山。いかにもJapanって感じの、いわゆる外国人に日本を紹介するビデオに出てきそうな光景ですね。新幹線が走ってたら無敵。

ここから熱海までは、意外と時間がかかります。

 

沼津とか三島とか聞くと、あれ?ここはうちの近所かな?と思うようになりますが、よく考えたらそんなことはないことに気づきます。

 

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しかし、長い長い静岡区間丹那トンネルを抜けると、状況は一変します。海が見えます。初島です。それは相模湾だと知ります。2時間半にも渡る乗車にも、ついに終わりの時がやってきます。

 

七走目 熱海1751→横浜1910

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熱海に着いたら帰ってきたも同然です。ここから籠原行きに乗ります。籠原行き!なんと懐かしい響きだろうか!味の素チャイム(5点チャイム)のせいで東海に戻されましたが。

 

熱海駅のWater Crown、途中切り、まさに横浜でもよく聞こえる風景です。音なので風景とは言わないですけど、こういうのってなんていうんでしょうね。

 

小田原からだんだんと混んでいきましたが、私が乗っているのは1号車のため、意外と空いています。

 

大船からは本当に家の近所を通っている感覚になりますが、その中にもどことなく旅行の残り香が漂います。

 

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ついに目的地の横浜です。19時11分。横浜駅までは待ち時間を入れるとおよそ9時間と20分かかりました。

 

平成唯一の青春18きっぷの旅ついに終了

これで青春18きっぷの旅は終了です。いかに新幹線がチートアイテムか分かりますね。沼津観光をしたり、ライナー列車に二回乗ったり、JRの有料列車にも乗ったり、色々と思い出に残る旅ができました。この記事が公開される頃にはもう令和の時代ですが、時代が移れど、これからもどうぞ変わらぬごひいきをお願いします。

 

この後は、桜木町に花見に向かいます。

sangen03.hatenablog.com

 

 

連載記事の紹介【平成最後の18切符シリーズ】

この記事は、平成最後の18切符シリーズの連載記事です。ぜひ他の記事もご覧ください。第一回に、全ての記事へのサイトマップがあります。

sangen03.hatenablog.com