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洞爺湖の観光船から火山と歴史について紹介【令和記念北海道周遊 #9】

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これは、洞爺湖の観光船です。30分に一本出ておりますが、本日は、この観光船に乗って、洞爺湖の地形を解説したいと思います。洞爺湖は、日本で初めてジオパークに認定された地の1つです。

 

洞爺湖の観光船について

遊覧船といえども、フェリーではないので、観光船に車の乗り入れはできません。ゴールデンウィーク期間は8時半から16時半に運行しております。大人は1,420円で乗ることができます。

 

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一階、二階はこのように座席や売店があり、座ることができます。

 

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三階、四階は甲板であり、生で洞爺湖を望むことが可能です。

 

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波形が湖面に響いています。速く感じますが、船の速さは、よくある遊覧船と同じ、だいたい12ノットほどでしょうか。絶対的なスピード感覚がないので適当なことは言えません。

 

不思議な洞爺湖

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洞爺湖は、広さ7072ヘクタールの日本で9番目に大きい湖です。東西約11メートル、南北約9メートルの、 支笏洞爺国立公園の一角をなす湖です。

その正体は11万年前に活動を始めた洞爺カルデラの湖で、最大水深は180メートルにも及びます。

 

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行き、正面方向に見えるのは、羊蹄山という山が見えます。東海道の富士山によく似ていることにより、蝦夷富士と呼ばれております。

 

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洞爺湖には、大小4つの島が浮かんでおります。大きい順に、中島(大島)、観音島、弁天島、饅頭島です。

 

実は湖面から-0メートル(ギリギリ湖面に出ていない)の島もどこかにあるようで、ブラタモリでも紹介されていました。

 

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途中、大島・弁天島間のとても狭い海峡を通り抜けます。

 

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ここは、遊覧船の航路で最も狭く、海流が早いところです。海の底がはっきりと見えて、綺麗なグラデーションを描いています。洞爺湖の水は綺麗で、美味しいのです。しかし、現在では排水などの影響で透明度が低くなりつつあります。

 

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船は、途中大島の博物館前桟橋に寄港します。中島では、散策や博物館の見学をして楽しめます。しかし、私たちは、すぐに洞爺湖に帰ります。

 

昭和新山〜それは突然噴火した

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有珠山(右)の火山活動は激しく、過去にも何度も噴火を繰り返してきました。

 

昭和18年(1943)、地響きが始まり、草原だった土地はみるみるうちに隆起してしまい、昭和20年には、完全に山として成長しました。これが昭和新山です。

 

当時戦時中だったため、当時の洞爺湖郵便局長が個人で、昭和新山が成長していく様子を記録しました。何もないところから火山が成長していくところが現代人にわかる形で記録されているのは、地球上では唯一この山だけです。

 

洞爺湖サミットの会場

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西側に、温泉群とは離れたところに位置するホテルがあります。平成20年(2008)、この地でG8の洞爺湖サミットが行われました。

 

次のG7サミットが日本で開催されるのは、令和5年か6年(2023 or 2024)です。しかし、この記事が公開される頃には、令和元年(2019)6月28日に開催される、G7ではなくG20の大阪サミットの話題で持ち切りでしょう。

 

連載記事の紹介

この記事は、令和記念北海道周遊旅行シリーズの連載記事です。ぜひ他の記事もご覧ください。第一回に、全ての記事へのサイトマップがあります。

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