Wisdom Station 三元乗換点

Wisdom Station SanGen Transfer Point

相模線を全線走破する

f:id:sangen03:20190922081228j:plain

今回は大回りの相模線部分の分割記事です。本編記事を見ていない方はこちらもご覧ください。

 

sangen03.hatenablog.com

 

 

 

相模線について

f:id:sangen03:20190922081553j:image

相模線は、茅ヶ崎から橋本駅までを結ぶ路線で、現在は全車両が205系500番台の4両編成で運転されています。全線が単線で、一部には列車交換が出来ない駅もあります。

 

実はJR相模線はもともと相模鉄道が作った路線なのですが、神中鉄道とともに*1戦時中に国営化され、その後現在のような形態になったと言います。

 

平日朝ラッシュ時には15分間隔、それ以外の時間帯には20〜30分間隔と、神奈川県にあるだけあって、かなり頻繁に運行されています。

 

205系について

JR東日本の中で、相模線は幹線という扱いなのです。もう1車両10人とかのガラガラ電車だと思っていたら、席がほぼ埋まっており、意外と需要がありました。

 

f:id:sangen03:20190922093914j:image

ボタン式。3月に乗った御殿場線を彷彿とさせますが、車内検札のお兄さんはいません。

sangen03.hatenablog.com

 

 

f:id:sangen03:20190922094220j:image

今や首都圏では貴重となった方向幕も、相模線には残ってあります。

 

f:id:sangen03:20190922092814j:image

車内はこのようになっています(折り返し時に撮影したもの)。

 

f:id:sangen03:20190922094404j:image

座席は、石のように硬いシートではなく、低反発製のクッションです。バネが入っているのか?

 

私たちが乗ったのは205系500番台R9編成81F運用。運転については、運転手と車掌の2人が乗務します。

 

相模線の車窓

相模線は単線なので、相模川に沿ってのどかな風景が流れていきます。もちろんその全て各駅停車。まるでローカル線です。

 

しかし、ローカル線ともいいがたく、昔のように完全に田園地帯というわけではなく、21世紀の今では住宅が目立ちます。

 

停車駅は、北茅ヶ崎、香川、寒川、宮山、倉見、門沢橋、社家、厚木、海老名、入谷、相武台下、下溝、原当麻、番田、上溝、南橋本、橋本です。

 

列車が20分間隔で走っていることもあり、途中、寒川、社家、海老名、相武台下原当麻と、頻繁に列車交換がありました。

 

相模線にも乗降促進チャイムがありますが、簡易的なもので、近郊20番と近郊20-1番で統一されています。

 

茅ヶ崎〜社家

f:id:sangen03:20190922083959j:image

寒川から厚木までの区間は、圏央道とほぼ並走します。

 

上の写真は宮山駅停車中に撮影した写真なのですが、圏央道の寒川北ICが相模線を跨いでいる様子が見えます。

 

(倉見・門沢橋は写真撮り忘れた)

そして新幹線の線路の下をくぐり、倉見駅に到着します。倉見駅も列車交換が可能なのですが、今回は交換をしませんでした。

 

門沢橋駅の上を通過する県道22号を東に行くと、戸塚に行きます。このあたりに、新東名自動車道の起点、海老名南JCTがあります。

 

厚木〜海老名と相鉄

f:id:sangen03:20190922085132j:image

そしてこちら。厚木駅なのですが、海老名市にあるので偽厚木駅と地元からは揶揄されています。

 

厚木駅は二面一線ですが、片側しか使われていなく、もう一方のホームには雑草が生い茂っています。

 

f:id:sangen03:20190922085145j:image

なんということでしょう。相鉄新横浜線がなくとも、実は相鉄とJRの車両はすでに繋がっていたのです。このレールは、新造車両を回送する「甲種輸送」の時に使われます。

 

画像右奥の施設は、相鉄の厚木操車場です。相鉄8000系が留置されていますね。ただの留置線なのか、廃車になるのか、私にはわかりません。

 

この数秒後、8000系がもう一本厚木線を使って回送されてくるシーンを見ることができました。このシーンは結構珍しいのでしょうか。

 

f:id:sangen03:20190922090321j:image

左の線路は、JR東日本。右の線路は、相鉄。

 

左は橋本まで向かいますが、右の線路は相鉄厚木線といい、海老名を通過してかしわ台駅付近で相鉄本線に合流するとのことです。

 

f:id:sangen03:20190922085432j:image

海老名に到着。客の入れ替えと反対列車の行き違いにより、橋本方面の電車は2分停車です。

 

海老名〜橋本

ここから先は、あまりネタになるものがないので、先頭車(4号車)から3号車のモハ車に移り、時速70km/hで走る相模線のモーター音を楽しみます。海老名〜入谷間がおすすめです。

 

f:id:sangen03:20190922092018j:image

小田急相模線が延伸するとされている上溝駅

 

f:id:sangen03:20190922092033j:image

小田急多摩線上溝駅乗り入れを早期に実現させよう!」

 

小田急多摩線は現在唐木田止まりですが、上溝まで延伸する計画があります。

 

一応2033年までに相模原まで延伸するかもしれないということですが、私は相模原は100歩譲っても、上溝まで延伸するだけの価値はないと思います。京王相模原線があるでしょうに。

 

橋本駅

f:id:sangen03:20190922093216j:image

さて、橋本駅に着きました。

 

橋本駅からは、横浜線に乗ります。本編記事はこちらをご覧ください。

 

sangen03.hatenablog.com

 

*1:厳密には1944年に国営化される前の1943年に横浜〜(偽)厚木を結ぶ神中鉄道と茅ヶ崎〜橋本を結ぶ相模鉄道は合併している