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「糸崎」ってどんなところ?今も昭和の趣が残る駅舎【2019尾道#8 糸崎→尾道】

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皆さんも、青春18きっぷ山陽本線を利用したことがあるのなら、一度は「糸崎」という駅名を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

今回は、糸崎駅について紹介していきたいと思いますが、

 

まずみてくださいよ、この駅舎を。

 

まずこの「崎」の字の三画目が伸びてるし。

 

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この駅名標の昭和な感じ。今も関東圏では鶴見線駅名標に出てたりもしますが、本線系統でこれとはかなり貴重ですね。今後も残してもらいたいところです。 

 

それとみどりの窓口って言うね。このフォントもなかなか見ないですよ。 

 

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 駅の外側は、セブンイレブン以外には何もないです。ロータリーも申し訳程度といったところ。

 

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やはり昔の感じをとどめていますね。今や携帯電話の普及により令和の時代では扱える人も少なくなってきている公衆電話です。

 

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中に入ると、左手にはATMと、広い待合室があります。床の木目調も昔の駅って感じでいいですね。

 

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なぜか無駄にたくさんある自販機。

 

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みどりの窓口が営業していないので、その役目は全てこちらの自動券売機に任されています。

 

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今も岡山支社管内でも宇野線本四備讃線など一部の駅で導入されている申し訳自動改札。まさ山陽本線にもあったとは…

 

こんな主要な駅が簡易自動改札でいいんですかね。まあ乗降客数少ないから…

 

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 こんなキャラクターを模した看板があります。おそらく糸崎駅限定??

 

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便所のフォントが国鉄フォント!!!

 

ここのトイレは、注水レバーと排水レバーがある、かなり特殊なタイプのトイレでした。

 

注水レバーでタンクから水を流し、排水レバーで閉まっていた下水道栓を開けて下水に流すという、レバーが2つあるかなり特殊なシステムで、操作が分かりづらく、張り紙がしてありました。このタイプのやつは初めて見ましたね。

 

汲み取り式なのか水洗式なのか…ハイブリッドなのでしょうか。よくわからないことは言及しないでおきます。

 

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この平面的構造で、空間を広々と使いつつ、トタンなどの、決して最新とは言えない素材を使って建築されているのが趣があります。

 

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(うまく撮れてなくてごめんなさい)

さすが糸崎、かつて特急が止まっていただけあって、本線の配線が複雑です。

 

よく見えないですが、左奥の方、大量に留置線がありますが、それがかつての栄光を今に伝えてます。

 

山陽本線について

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糸崎駅と三原駅の間は、JR西日本の岡山支社と広島支社の境界線です。よって、現在は原則福山以東からきた列車は全て糸崎or三原止まり、広島・本郷・呉線・三原からやってきた列車は糸崎で行き止まりというわけです。

 

現在、広島支社管内では115系は引退してRED WING 227系になっているので、岡山支社と山口支社の一部車両に国鉄車両が残っていますが、それも一部は湘南色だったり瀬戸内色だったり広島更新色も紛れていてバラバラです。それでも、この区間を代表するのはやはり115系113系です。

 

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尾道駅で撮影)

そして、この黄色に塗られた115系を、鉄オタ達は末期色と呼んでバカにして愛してきました。

 

この後は、115系が使われている15時36分発の姫路行きにそそくさと乗ってしまいました。尾道ですぐ降りてしまいましたが、姫路駅には18時44分に到着する予定です。総時間約3時間8分。

 

糸崎から姫路へゆくなんて、相当すごいかと思いましたが、ついは6時間かけて糸崎から下関まで行く便もあったそうです。今は全部岩国止まりだけど。運転手さんとか苦じゃないのかね。

 

おまけ 布刈瀬戸(めかりせと)と因島大橋

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糸崎駅の待合室に、このような案内があります。

 

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上り方面、糸崎駅を出たら、 右手に橋が見えます。これは因島大橋といって、向島因島をつなぐ橋です。

 

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さらに尾道東尾道間では尾道大橋も見えます。東尾道から三原の区間山陽本線の中でも有数の美景区間なのです。

 

景色に見とれて乗り過ごさないようにご注意ください。

 

連載記事の紹介

この記事は、2019年尾道シリーズの連載記事です。ぜひ他の記事もご覧ください。第一回は、シリーズ全ての記事をまとめた記事です。

sangen03.hatenablog.com