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相鉄線直通で混雑は解消されるのか?【武蔵小杉・埼京線通過駅連合・相鉄】【2019相鉄直通線#3】

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相鉄線直通で、相鉄の各線の利便性は向上するのは当然ですが、他の駅はどうでしょうか。今回は武蔵小杉と武蔵浦和以北の各駅、相鉄線各駅に焦点を合わせます。

 

 

武蔵小杉駅

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武蔵小杉駅の1日平均乗車数はおよそ13万人。これはJR線⇄東急線の乗り換えも考慮してのことですが、それにしても多いです。規模としては横浜と川崎に次ぐ規模を誇るのですが、如何せん実感がありません。

 

私がよく武蔵小杉を訪れないというのもありますが。

 

武蔵小杉では、3、4番線の同一方面乗り換えにおいて、次の乗り換えの時に必ず降ろされます。

湘南新宿ライン快速→横須賀線東京方面

横須賀線東京方面→相鉄線西谷方面

湘南新宿ライン池袋・浦和方面→相鉄線西谷方面

 

さらに、3・4番線ホームから南武線東急線へ乗り換えしていく人も相当数いるのです。

 

すると、行き先がよく分からない外国人にとっては逗子とか海老名とかわけわからない駅名が出てしまって混乱してホームに多くの人が貯まる恐れがあります。

 

しかも海老名行きは30分に一本くらいしか来ないので多くの人がたまるでしょう。武蔵小杉駅が混雑するのは必至です。

 

相鉄線直通は混雑緩和に一役買うか?(新宿方面)

実は、武蔵小杉駅は特に朝ラッシュ時にその混雑を極めていて、その乗車率は180%を超え、もはや出前寿司よりもきつい乗車率。

 

2018年4月26日から開業した入場専用臨時改札などの対処も追いついていないと言った状況です。

 

私は今回の新線の開業で混雑が緩和されることを期待しています。湘南新宿ライン横須賀線の列車よりかはある程度空いているでしょうから。

 

が、もともと過密なダイヤで混雑が激しいので、劇的な改善にはまだ程遠いと思われます。

 

また、湘南新宿ラインとは違い、日中は池袋には止まらないので、武蔵小杉→池袋を利用する際は、朝ラッシュであれば埼京線を通って赤羽・大宮・川越方面へ向かう電車を利用しないと渋谷か新宿で乗り換えをすることになります。

 

混雑よりも客の混乱が心配な羽沢横浜国大方面

武蔵小杉駅では横浜市・相鉄方面はそこまで大混雑の助長などの影響は上り線ほどに大きくないと思われます。

 

しかし、今まであった横須賀線鎌倉・久里浜方面、湘南新宿ライン藤沢・小田原方面の他に、羽沢横浜国大・相鉄線方面という行き先ができたことで、さらに混乱する恐れがあります。

 

一歩間違えると横浜市の辺境に飛ばされてしまうので、乗客は必ずこの駅で乗り換えないといけません。この問題は時間が解決してくれることでしょう。

 

二面化計画

今後も武蔵小杉駅利用者数はまだ徐々に増えていくと思われますから、JR東日本NECの工場の敷地の端の方に新たにホームを作り、2面2線として混雑を緩和しようとしています。

 

それと同時に、上丸子山王町方面に新しい改札ができ、新しい動線が生まれると謳っていますが、2023年度の供用開始を目指しているとのこと。もはや応急処置みたいなものです。

 

まあ、この駅は水害に弱いということが台風19号によって露呈されましたし、「武蔵うんこすぎ」の異名がついてしまったのでしばらく人気は落ち込むと思われます(私の願望)

 

埼京線通過駅連合

参考資料(2019年11月ダイヤ改正について ):https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190906_ho01.pdf

今回のダイヤ改正では、武蔵浦和から大宮まで快速運転をしていた埼京線快速が、中浦和・南北与野駅に停車することとなりました。

 

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私が変更点をわかりやすくまとめてみたのでこちらをご覧ください。

 

武蔵浦和〜大宮間では、1時間につき快速3本・各停3本しか止まらなくなったので、これはまずいと感じたはずです。一応E電区間(都会のJR線)なのでそれなりの本数は用意しないといけません。

 

それによって、埼京線快速が区間快速に見えます。この新しい快速は赤羽〜武蔵浦和間の4駅しか通過しません。

 

きっとJR側が相鉄直通のために人員・車両の削減を図って、武蔵浦和止まりが大量に発生したということでしょう。

 

特に与野本町駅は今まで1時間に9本停車していたのが4本になりますが、他の駅はそうでもありません。

 

相鉄のために(主に)旧与野市域を犠牲にするなんて許せない!此度のダイヤ改正は改悪だ!みたいなことを言うかもしれないんですが、その代わり運転間隔が均等化されるので、それはそれでありがたいと思います。

 

横須賀線新川崎保土ヶ谷東戸塚)も、湘南新宿ライン普通と合わせて日中は6本/時ですが、場合によっては15分ほど電車が来ない時間帯もあります。

 

そこよりも恵まれていると思うと、パターンダイヤになるだけありがたいんじゃないんですか。

 

他にも下り川越行きの終電時刻を繰り下げたり、埋め合わせはしているようです。

 

相鉄線

www.sotetsu.co.jp

 

相鉄線に関してはこちらの方がわかりやすいです。 いかにも相鉄にしか利がないようなこの路線ですが、やはり相鉄側は手を変え品を変え、自信満々で新線開業によるメリットを喧伝しています。

 

特に平沼橋〜上星川では通勤特急・通勤急行・JR直通線などの西谷以西住民の逃げ道が増えたので横浜方面の混雑が緩和されることでしょう。

 

私的には、最も得するのは様々な方面への路線が乗り入れする相鉄線本線(特に二俣川〜西谷)だと思います。混雑し、ダイヤ改正で慣れるのに時間がかかるでしょうが。

 

相鉄いずみ野線に関しては、サムネイルでも言っている通り、特急が消滅します。

 

その代わり、朝ラッシュ時間帯に、通勤特急という種別が新設され、鶴ヶ峰と西谷にも停車すると言った形になります。下り(湘南台方面)の運用はありません。

 

通勤特急があるおかげで相鉄いずみ野線の路線図から特急枠が消えていないんですけどもね。

 

また、これは私の偏見かもしれませんが、最寄りの鉄道路線は単純なものがいい、というのが田舎から移住してきた相鉄線ユーザーの多くでしょう。

 

横浜より先に乗り過ごすこともないし、海老名方面と湘南台方面を間違えたとしても取り返しがつく範囲だと思うのです。

 

しかし、それは直通線で打ち砕かれます。

 

その代わり、東京まで乗り換えなしで行けるし、普通列車の混雑も少なくなるだろうし、そこまで心配する必要はないと思います。

 

そのために必要なのは、これまでの3記事や最新の公式リリース、Wikipediaなどを読んで知識をつけることです。

 

まとめ

武蔵小杉:行き先が増え、便利になるが、困惑する人が増える

 

埼京線中浦和〜北与野):列車数減らされた!ダイヤ改悪!

埼京線(板橋〜武蔵浦和):パターン化でめちゃくちゃ間隔が開くことがなくなった

池袋以北:地味に日中新宿まで行かないと相鉄直通がない、パターン化されるからいいんじゃない?

 

相鉄線(平沼橋〜上星川):人が直通線・通勤特急・通勤急行に逃げてくれるので混雑緩和に期待

相鉄線(西谷〜二俣川):選択肢がいっぱいで人口が増えるか?

相鉄いずみ野線いずみ野線特急が消滅するが、通勤特急ができるし、特に問題なし

相鉄線:複雑になっちゃった!でも便利なことも多いよ!

 

他にも混雑状況に関して意見があったら是非お寄せください。

次回は初日の相鉄直通線について投稿します。

 

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