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人生初単独飛行機+宿泊だからこそ、余裕を持って。【2022長崎#2 横浜→博多】

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私は、長崎方面へ向かうために、博多に午前中に到着したかったので、サンライズか、飛行機とか、新幹線で当日入りか前日入りとか、いろいろ考えたのですが、余裕を持った王道の行き方をと言うことで、飛行機で前日入りすることにしました。

 

 

 

サンライズを使えば、学割と乗継割引を駆使すれば、ノビノビ座席の場合は安いですが、大荷物になる可能性がある旅行で雑魚寝はしたくありませんでした。それに、王道の行き方ではありません。結果的に大荷物にはならなかったのでサンライズでもよかったのですが。

 

搭乗する便はスターフライヤー51便。16時5分出発です。スターフライヤーは北九州を主に発着する割と新しい航空会社で、九州に行かない人には馴染みがないかもしれません。黒い飛行機が特徴、JALANAほど料金は高くないですが、一応LCCじゃないみたいですね。道理で2万円くらいしたわけです。

 

空港まで

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ここは横浜駅。私は横浜市の在住ですから、神奈川区鶴見区とか、川崎市都筑区とか川崎市青葉区に住んでいない人は基本的にはここまでやってきて京急に乗り換えて空港を目指すと思います。運賃も最近だいぶ引き下げられました。

 

※私は横浜市の南のほうの住民なので、正直田園都市線の沿線のニュータウンとかは川崎市の宮前区とかの延長に見えます、そういうネタです(空港へのアクセスも川崎市を南北に貫く南武線か直行バスを使うんでしょうね)

 

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横浜1430→羽田空港国内線ターミナル1457

まずこちらのエア急に終点まで乗ります。羽田空港方面、ここからいかに羽田空港へ行く人が多いかが分かります。スターフライヤーは、第1ターミナルにあります。編成のどちら側にいておいた方がいいか迷いましたが、品川方にいた方がいいです。横浜から来る場合は京急蒲田スイッチバックをするので注意が必要です。逆に編成の横浜・上大岡・久里浜側にいると、羽田空港では第二ターミナルの方へ着きます。

 

15時前に羽田空港に着くことができました。最寄駅で普通列車を一本逃してしまったので、乗り遅れるんじゃないかと心配でしたが、杞憂でした。

 

羽田空港でチェックイン

さて、飛行機に乗るには幾つかの煩雑な手順が必要になります。やはりこの先は税関や航空機の安全管理の兼ね合いがありますから、写真を撮ってはいけません。撮ったら失禁します。まずチェックインという作業を行う必要があります。私の場合は南ウィングに向かったらいいようです。

 

チェックインカウンターを見つけました。有人カウンターでメールを提示して、搭乗券をいただきます。手荷物は2点までということで、その辺りは気をつけないといけませんね。

 

保安検査場に行き、バーコードをタッチし、手荷物の検査を受けます。確か電子機器は外に出すんですよね。高校の時の校外学習や北海道旅行でやりました。その通りにすればいいはずです。

 

なんとかクッパ城の門を抜けて城内に侵入することに成功しました。

 

思ったほど手荷物が多くて、籠を五つも使ってしまったのが心残りです。本当は一つか二つが1番いいと思いますが、とやっているうちに増えてしまったわけです。後ろにつっかえてしまいました。

 

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飛行機は栄光の1番ゲートから発車します。改札にタッチして、いざ飛ばん。

機種はエアバスA320機というそうです。

 

搭乗は早めにしなさい

 

私は、記事を書いてなんかいたせいで搭乗も遅かったので、この飛行機のスピードに取り残されないか心配でしたが、搭乗されていない客がいたら、必死で呼びかけるはずなので、こういうことを記録せず、搭乗口へ急ぐべきでしょう。私が最後の搭乗客だったように見えます。黒塗りの機体に、場違いな旅行初心者が誘われていきます。

 

機内は、3×3のシートで、全てエコノミークラスの座席に見えました。やはり座席の質よりも本数というところで、価格が実現できるなのでしょうか。

 

私は右後部窓側の座席に掛けます。

 

荷物は、スマートフォン以外は座席下か上部に納められました。非常用の設備を格納している座席下ですが、意外とリュックも納まるもんですね。飛行機はよくできています。

 

携帯は機内モードにしないといけないんですよね。搭乗前に機内モードにしました。

 

私の窓の奥に、ANAと書かれた四角い箱が、飛行機の中に飲み込まれていくのをみました。もう準備ができているようです。

 

安全ビデオは、スターフライヤーマンという戦隊モノの鎧とかでありそうなキャラクターが登場するものでした。やはり飛行機をそういう人型仮面みたいなキャラクターに擬態させているということなんでしょう。ここの航空会社のビデオは結構凝っていて味があっていいです。

 

他の人物が映らない撮影と許可を得た撮影は許可されているのはありがたいです。まあ最近はSNSに飛行機の様子をアップロードする人が多いですからね。

 

離陸!

16時よりも前に飛行機は動き出し、16時7分、羽田空港の南の離小島から飛行機は離陸しました。

 

高速鉄道に乗った時の感覚を味わった後、機体は千葉方面に飛び立ちました。異常な重力を感じます。その後、機体は右に旋回します。

 

東京湾上に大小の船、海ほたるが確認できます。とはいえ、景色を見ようとすると首が痛いので、景色は見ないべきでしょう。

 

 

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さらに旋回し、右手側には首都東京の景色を確認できます。東京タワー、レインボーブリッジ、多摩川と武蔵小杉のタワマン、府中競馬場など確認することができました。

 

うっすらかすみがかって、津久井湖とか相模湖の辺りからだんだん霞んでしまいました。今日来る時も晴れだか曇りだか小雨だかよくわかんない天気でしたね。富士山は反対側だったみたいです。

 

座席にはフットレストがあります。

 

座席にはフットレスト、テーブルやドリンクホルダー、物かけやUSB-Aのポートがあります。前のテレビは使い方が分かりませんでした。

 

リクライニングは倒すと同時に下の座部を前方に持っていくのがスターフライヤーの座席を倒すコツです。

 

上空

やがて景色は、雪のような白色をした(というか半分雪ですよね)雲と、対流圏の明るい青から、上空の藍色に至るグラデーションになります。殺風景なようで、太陽系ではこの地球にしかない奇跡の光景です。大気が織りなす青い空をただいま望遠しております。銀色に輝く翼は、このふたつの色の間を割って進みます。

 

外の世界は輝きわたっていて眩しいですが、その輝きを封じ込めることもできます。ブラインドを締めましょう。

 

機内ドリンクサービスが回ってきたので、私は初めてオニオンスープをいただきました。コーヒーやココアとはまた違う茶色いスープ。人によってはオニオンの香りでご飯の代わりになるかもしれないですが、これ見よがしめちゃくちゃ熱そうです。少し冷ましましょうか。

 

ごくっ。

 

初手は熱いようで、徐々にその温かさは浸透していくものです。

 

この飲料に特に固形物はありませんーしかし、水分とスープの成分が原子分子レベルで奮い立っております。雪の中にいてもこのオニオンスープを飲めればあったまれる、そんな暖かさでした。飲み終わるころには冷たくなっていましたが。

 

そのスープを飲み終わっても、やはり景色は概ね青と白で表現することができます。極楽浄土というのもこの色と同じようにどこまでも澄み切っているのでしょうか。

 

スープを飲み終わってもなお、飛行機の中の時間は続きます。そのうち、雲の白色が純粋な白から白と薄灰色のグラデーションになっていきます。雲は綿菓子のように絡まった一つの平らな雲があるのではなく、無数の雲が複雑に重なり合っているのです。

 

そして、その下界の白が占める面積が少なくなってゆき、代わりに薄灰色や青色の面積が増えていく光景を目の当たりにしました。まるで雲の上でサーフィンができそうです。

 

機長からのアナウンスでは、福岡の天気は晴れとのこと。なるほど、徐々に晴れてきているわけです。

 

ついに人家が見えました。どこを飛んでいるか気になりましたが、この飛行機のテレビでは、地図を見ることができるようですね。おぼつかない手つきでパネルを操作し、地図を見つけることができました。

 

はるか奥に人家が見えましたが、その正体は雲でした。そして下に地形が見えます。もう広島の北部まできています。下の白いのは田んぼでしょうか、雪でしょうか。

 

着陸!

右側から夕陽が差し込んできました。あと10分で福岡空港に着きます。この日の福岡市の日の入りは18時16分ですから、夕陽を眺めながら着陸することになります。横浜ではもうすっかり暗くなっている頃です。

 

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みかんが光ったように輝く太陽の下には、果てしない波紋が広がっています。海です。3日目に見たかったけど見れなかった玄界灘志賀島の景色を見ることができました。左は博多湾福岡空港は目と鼻の先です。

 

線路や高速道路が見えます。国際線連絡の虹色の連接バスが見えます。大都会福岡の街の営みを感じながら、街の真ん中にある空港に、定刻よりも少し早く着陸しました。

 

着陸ですから確かに揺れはしましたが、かなり静かな着陸でした。本当に熟達した方がやっているんだろうなといった感想を受けました。ここまで運んでいただいてありがとうございます。

 

九州上陸!

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今日私を送り届けてくれた飛行機です。奥にはスターフライヤーよりも安い値段で行けた(ただし成田発)ジェットスターやピーチの航空機も見えますが、やはり自分が自分の意思によるもので初めてサービスしてもらった航空会社というのはイメージが違うものです。


長いようで短いフライトでした。空の上からでもさまざまな発見があるものです。私はいつも椅子の上に座って作業したりするので、飛行機の椅子で長時間拘束されるのはあまり苦ではありません。パソコンを広げることは叶いませんでしたが、むしろ独りで飛行機に乗り込むという新鮮な体験に、ただただ驚嘆するばかりでした。記録していたら向こうに着いたと言う感じ。

 

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外の空気を吸おうとすると、博多駅大野城の文字が。さらにあらゆる広告や看板に住所などで福岡の文字がついています。ここは、福岡です。

 

かくして、私はたった1人で九州に投げ出されたわけです。


土地勘がない

まあ別に土地勘がなくても普通の空間認知能力がある人は、空港とかでは地下鉄へは案内掲示板と動く歩道を辿れば辿り着けると思うので予習は不要だと思います。人間、予習しすぎないのも一つ心得ですよね。

 

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関東では見かけない色の自動改札機。そして、筑前前原と姪浜の文字。原をばるとよむのも九州って感じですよね。そして、この改札では、残額が表示されると思っていたところに残額が表示されません。何もかもが真新しいものです。

 

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博多通りもんの広告。そして、かねてよりYouTubeで聞いていた福岡市営地下鉄福岡市地下鉄、営はつかないみたいで)のおばさんの声。でも車両は6両だったので、ブルーラインと同じですね。放送もつぎはぎだったり、福岡市地下鉄特有のものがあります。

 

進行方向右に動くと思っていたのに左に動いた地下鉄には、びっくりしました。土地勘がないってこういうことを言うんだなと思いました。とんでもないところに来てしまった。

 

福岡空港の時点で乗っている人は、大荷物のアウェーの人ばかりでしたが、博多から乗車してくる人はまさに地元の人といった様相。福岡市地下鉄は福岡市の地元の足であるようです。空港連絡路線が地下鉄になるのは面白いですよね。海外ではよくみられるんでしょうが。

 

先ほどの発車標の姪浜行きに乗って、博多駅に到着。この駅で、明日より二日間使う切符(みんなの九州きっぷ)を受け取ります。指定席券売機の操作は慣れているので問題ありません。

 

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7枚!?領収書を入れてこの枚数とは…青春18きっぷを超えてますね。まあクレジットカードを使ったらそのくらいになりますが。

 

内訳は、切符(乗車券・自由席特急券・指定席6回分)、クレジットカード明細、案内券(いわゆる説明書)、ご利用可能エリア図、レンタカー利用券、特典券です。

 

みんなの九州きっぷは去年にも発売されたんですが、去年は5000円、べらぼうに安く売られていたんですね。それが8000円になったということで、こういったさまざまな特典をつけて利用して頂こうというJR九州の心理が垣間見えます。

 

僕は免許がないので関係ないですが、レンタカー利用券とかいうのも明らかに一般の旅行者を意識している感じがあります。

 

チェックイン・晩飯

そして、ホテルにチェックインします。福岡市のホテルでは宿泊税を取るようになったんですね。

 

部屋に感動・記録していたら20時くらいになったので、夕食を食べに行きます。本当に時間が早いです。

 

と思ったら、どこも閉店していて皆店じまいの様相。ラストオーダー21時。博多は結構どこもいっぱいか、空いている店を見つけたと思ったら店じまい、「本日は終了しました」。感染症が流行っているこの時代に旅行をしていることを改めて実感しました。

 

そして、仕方なく駅弁を買いますが、どことは言いませんが、お世辞にも美味しいとは思えなかったんですよね。どんな人工甘味料入れとんねん。吉野家の方が美味しいやんけ。まあ飯以外に経験したサービスは素晴らしかったので、まあ勉強代かなと思います。

 

なおご飯ですが、あまりにも到着(飯を食べに行こうと思う時間)が遅れると、晩飯にありつけなくなってしまうという事態が生じるということを、皆様におかれましては覚えていただきたいです。コンビニ飯だと香辛料・甘味料・保存料とかが変なのを引いて「まずっ!」ってなる可能性があるので、味が保証されていて安く24時間営業の吉野家最強だということに気づきました。まあ支払いに手こずらなければいいでしょう。

 

初ホテル

宿泊したのは、近畿地方を中心に店舗がある「ホテル ユニゾ 博多駅博多口」というところ。横浜駅西口にもあるんですね。お部屋の撮影OKということで、紹介させていただきます。

 

多分正規の価格だと7000円代くらいの値段になる可能性があります(調べていないので不明)が、なぜか不思議なことが起こって予約サイトからだったら3000円代で泊まれました。だからか、値段の割にサービスが充実しています。

 

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なんか絵が飾ってあって、狭すぎず広すぎずのちょうどいい空間です。

 

ホテルは駅から10分〜15分と少し歩きますが、それでも一応博多駅からは徒歩圏内です。また中洲にも徒歩でアクセスできるのもメリットですよね。

 

ウェブサイトにもあるように上質なしつらえ、贅沢なアメニティを取り揃えているということで、なかなか心地よい空間になっていると言えるのではないでしょうか。

 

このホテルのエレベーターのすごいのが、ルームキーをかざすことで、勝手に自分の部屋がある階に停止するシステムを搭載しているということです。このシステムが分かっておらず、たまたま乗り合わせたおじさんに教えてもらいました。

 

寝巻きもWi-Fiも有線LANも冷蔵庫もありますし、アメニティも普通のホテルにあるアメニティは大体あるといった具合で、ビジネスホテルとして満足できると思います。

 

水をもらいましたが、例の駅弁が不味すぎてお口直しにたくさん飲んだので買い足しました。そんな時にも2階(ロビー階、受付)に行けば自動販売機があるので便利です。

 

風呂〜朝食

なんやかんやで日付を回ってしまいましたが、風呂に入って寝ます。あの独特な西洋式のバスタブも使いました。バスローブは下が空いています。なんか意味があるんでしょうか。

 

翌朝の朝食はビュッフェで、ここは追加で1200円ほどかかるみたいです(私が素泊まりのプランで申し込んだので)。昼間は一般の人も利用できるようになっているようですから、そういうところで収入を得ているんでしょうか。私にとっては少々お高いですが、せっかくですからこちらで食べていきましょう。

 

九州の郷土料理なども取り揃えていて、たしかに味も良く作られています。(ぶっちゃけ、昨日のあの弁当を食べた後なのでなんでも上手く感じるんですけど)

 

ただ、ビジネスマンの利用が多く、少し高いからか、移動自粛のせいか分かりませんが、利用している人は少なかったですね。

 

初飛行機+宿泊の感想

非常にいい経験をしました。でもあんまり所定の時刻に遅れないようにしたいです。とはいえ初めての出来事ですから、やはり流石に記録すべき情報量が多いです。前泊にして、余裕を持っておいて正解でした。いや、ブログなどもろもろの記録作業を行わないでちょうどいいくらいかもしれません。