Wisdom Station 三元乗換点

Wisdom Station SanGen Transfer Point

Apple製品しか持っていなかった僕がMacとWindowsを2台持ちするまでを振り返る

さて、交換したWindows PCの初期設定が完了しました。この記事では、個人的なMacでの開発の歴史とWindows導入において印象に残ったことについて振り返ってみようと思います。

 

 

 

購入まで(2018年10月)

昔、私は小さい頃から家族共用のWindows XPWindows 7のノートパソコンで遊んだり制作をしていました。中学生になると、親から紹介された子供向けのプログラミングスクールに入り、enchant.jsというライブラリを用いてWisdom Timerの元となるSangen Visual Timerを作るなどしていました。そのデータは今もcode.9leapのサーバーにあります。

 

高校一年の時、別のプログラミングスクールに通うことになり、自分でパソコンを持って行った方がいいということになって、パソコンを買うことになりました。

 

それが、MacBook Pro 13inchモデルの2018年版でした。CPU 8GBのメモリと256GBのストレージを有するモデルで、普段使い+プログラミングだけをするなら十分な性能でした。

 

Macを利用した創作について(2018.10~2022.10)

iPhoneアプリ開発(2018.10~2022.6)

そのプログラミングスクールで、Wisdom Timerを制作しました。これでソフトウェア開発の基本は学んだ気がしますが、メンターや学校の友人以外に評価してくれる人間がおらずモチベーションが保てませんでした。

 

2020年の2月中旬ごろから9月20日にかけてApple Developer Programに金を貢ぐことはしませんでしたが、その後2年分を払い続けました。その間やったことといえば、2021年夏のSwiftUIのチュートリアルの勉強と、2022年4月のBPM秒数チェッカーだけ。ちょっとしか開発していません。

 

BPM秒数チェッカーは、iPadのSwift Playgroundsからアプリがリリースできるらしいと聞いて、すでに2021年の10月に作っていた(公開はiOS版と同時)BPM秒数チェッカーWeb版を移植しただけなんですよ。英語のサイトだと代替ツールはありますし、それiOS版の意味あんのかいと。後でも話しますが、これだけしかしていないのに2万うん千円取られるなんて無駄だったんですね。

 

さらに、配信当時(やめるまでずっと)20歳未満だったので親の名義を借りて私が代行しなければいけなかったのが辛く、「Atsuki Tanaka」ではなく父の名前が出てたわけですよね。そりゃやる気は起きませんわ。やめちまえと感じたのでした。また、アプリを譲渡できる仲間も私にはいませんでした。むしろ譲渡されても困るやろ。

 

2022年6月20日、私はApp Storeからアプリを完全に削除しました。それから、Apple Developerサイトで証明書をRevokeし*1、デバイスを無効(Disabled)にしました。最後に、配信に使っていた親の名義のApple IDを削除しました*2。なんという徹底的な粛清。もうアプリは利用出来ません。もしかしたらまた別のところで出るかもしれませんが、その時は自分の名義で発表したいです。

 

動画編集(2018年〜)

私は、パワーポイントでエグスプロージョン本能寺の変のオマージュ作品を作ったり、Windows Movie Makerで動画作品を作ったりしていたので、以前から興味はありました。ここで初めて自分のデバイスを持った時に、自分のデバイスで動画を作りたいと思うようになりました。Mac独自のアプリであるiMovieで動画を作るようになりました。

 

また、2019年のクリスマスプレゼントとして、モーショングラフィックソフトのMotionを購入する権利をもらいました。Motionって6000円くらいしたので、確かに買い切りのモーショングラフィックソフトとしては有用ですが、当時技術不足だったのと後述のAdobeに半年ぐらいで乗り換えたので、私には上手く扱えませんでした。

 

Adobeで動画編集(2020年〜)

そうやってプログラミングスクールにいてたら、なんかプログラミグスクールの権利でAdobeソフトが使えるようになったので、使ってみました。これが使いやすいんですね。iMovieやMotionはてっきり使わなくなりました。やっぱりプロも使うソフトですし、実際に使いこなせているのはPremiere + AEの全機能の1割にも満たないと思いますが、非常に使い心地が良かったです。料金高いけど。使えていない月もありますが、スクール離脱後も自腹で利用し続けています。

 

また私は密かにYouTubeで発信をしてきましたが、そちらの方はアプリ開発に比べて相当多い、一定の効果はあったのかなと感じます。今思えば少ないながらも一定の反応があることが動画製作の一つのモチベーションになっている気がします。

 

その他

他にもPhotoshopやDavinci Resolveを一瞬だけですが入れたり、illustratorや楽譜ソフトも使いました。授業でPythonRubyを入れたり、iPadでお絵描きをし始めたりしました。中には、使い方がよくわからなかったDockerやCyberduckSQL系といったツールも入れました。これらは総じて高負荷です。

 

Mac生活の終焉

2年前にプログラミングスクールのメンターが書いたPythonコードを動かそうとしたのですが、メンターの教えを聞かずに変な方法で入れたためにここにきて大迷惑を被っています。最近、授業でPythonを使う課題が出て、これをしなければ落第という課題で、それで前に入れたPythonと最近入れたPythonが競合して、ライブラリを読み取ってくれなくて課題ができないという事態になったんですね。開発環境をAtomからVisual Studio codeに変えて、VS Code上でPythonを走らせると拡張機能がインストールされなくてうまくいかないんですね。

 

色々やったけど解決せず、Macの初期化というのを行わないと解決できないという結論に至りました。

 

それで、Macの不満が溜まり、今までやってきた活動を振りかえりました。

 

僕は、別に今までiPhoneアプリ開発で特に世の中に役に立つものを作れたとは言えなくて、まあWisdom Timerは述べ151回しかダウンロードされていません。しかも最近なぜかアメリカで多くダウンロードされています。BPM秒数チェッカーに至ってはデータが少なすぎて(iPadで出したから?)アナリティクスが表示されません。直近のリテンション率は0%がほとんど、これは誰にも継続して使ってもらえていないことを意味します(使っている人もいなくはなかったですが、1週間に1回以下しか使いません)。そして何より自分がメンテナンスを全くしていませんし、広める努力もしていません。これは金の無駄です。

 

Macでしかできないアプリ開発で私は大成しませんでした。しかもやめようかやめまいかと思っていたその時、同じ大学内でも素晴らしい開発者がいて学校中を轟かせているのを見たわけです。こりゃ勝たれへんわと。

 

※実は弊大学・中高等部では同じようなプロジェクトを作っている方が、僕の知る限り開発中・更新停止したやつを含めて上記彼の他に3名いて、だから研究会の教授にも気にするなと言われました。でも個人的にはこれで完全にiPhoneアプリ開発への興味を失いました。結局いいプロダクトもアイディアと知名度で決まる世界やろうが。

 

これら二つの事件は私にとって重大な精神的ダメージの原因となると言っていいですよね。「Wisdom Timer」「BPM秒数チェッカー」は2022年6月20日?、突如サポートを中止します。そして一回吹っ切れて、この際一回Macと縁切ったろうかと思いました。

 

その時はまだ新デバイスを購入してないので、初期化した後以前と同じApple IDでしばらく使いましたが、Windowsに変える前提でアプリはそんなにインストールしないようにと思っていましたが、結局いっぱいインストールしています。しかし重さの元凶たるXcodeはインストールしておらず、余計なログデータなどもなく、かなりストレージに余裕がありました。

 

しかし、徐々に色々身の回りの整理やDX計画が進むにつれ、MacBook ProWindows版だと勝手に思っているWindows Surface Laptop Studioを私にとって最高の一台として羨むようになりました。本当は夏休み期間中に買ってセットアップすればよかったのですが、計画はいつも先延ばしになるものです。

 

なぜSurface Laptop Studioに乗り換えたか

最近、最先端のVRや動画編集、AIの研究などに際して、強いCPUとグラフィックボードを兼ね備えた最強の高性能なパソコンが必要です。そしてそのデバイスを僕は、どこでも持ち運びたいと感じました。普通こういうのはデスクトップでやるもんですが、持ち運べる方がロマンがあると感じます。

 

じゃあMacBook Proの方がいいじゃねえかと思うかもしれませんが、動画制作においてWindowsでしか使えないソフトを勧められたり、VRMacに弱いようなので、じゃあWindows使うかと思ったわけです。MacBook Pro購入に際してWindowsの使用をやめてから実に4年ぶりの出来事です。

 

それで、ウルトラハイスペックで、ノートパソコンにもなるしタブレットにもなるし液タブにもなる3in1デバイスを発見しました。

 

www.youtube.com

Surface Laptop Studioの良さを簡潔に示している動画を見つけました。かつて(4年ほど前まで)よく触っていたWindows 7は、あまり覚えていないのですが2011年前後からあったと思われまして、それからおよそ10年が経ちまして今やWindows 11の時代になったわけです。その時代に相応しい最高のインターフェースを提供しているMicrosoftのフラッグシップ機です。どのように進化しているのでしょうか。聞くだけでワクワクしますよね。

 

SurfaceWindows PCにしてはMacBookと同じようにメモリの増設などができず、そのデザインも雰囲気もiPad ProやMacBookに近いところがあります。どちらもOSの開発元がデザインしていますから、OSの魅力が最大限に引き出されているデバイスになっているはずです。Apple信者が乗り合えるのに最高のWindowsバイスとでもいうべきでしょうか。事務作業ならSurface Pro/Goなどでも十分だと思います。その方が軽いしね。さらに、多くのWindows PCとは一線を画す変身機構がなんかおもれえと感じましたね。

 

最近発売のSurface Pro 8はサクサク動くしデュアルディスプレイかましても平気で動くわけですが、本格的な編集になったときにスペックが心配なわけですよ。

 

そんなわけで、Surface Laptop Studioを買いました。スペックは5種類から選びましたが、私はIntel Core i7, 32GB RAMのメモリ, 1TBのSSDストレージ, NVIDIA GeForce RTXを選択。Intel Irisは普段使いは快適ですが、やはり動画編集やVRとなってくると強いグラフィックボードが欲しいですよね。ベンチマーク*3を見るに今の6倍以上はサクサク動くと思います。

 

VRChatなど一部のアプリはGPUを消費する化け物なので、こうしたアプリを遊んでいる人からするとまだスペックは足りないと感じる人もいるかもしれません。もし外部端子を取り付けたいとなっても、Thunderbolt 4ポート搭載なので、やろうと思えば外付けCPU・グラボでなんとかできます。Macbook Proと違いポートは2個しかないですが、それは純正のを買わせるようにMicrosoftの巧みな誘導がなされているわけです。ところが、海外の人のブログによると少々問題があるようで、外付けCPU・グラボ(eGPUボックス)前提ならむしろSurface 8の方がいいかもしれません。でも外付けを持ち運ぶならむしろ内蔵しとけよって話ですがね。まあ大丈夫でしょう。iPad代わり(ちょっと重いですが)からVR機械学習までこれ一台でできると思えばお得な一台です。

 

Windows導入についてはどう思っているのか?負担じゃないのか?

今の私はWindows導入に積極的です。MacのUIは素晴らしいですが、その間にWindowsも進化を続けていますし、私はMacで得た知識をほぼ更地にしてまた知識を建て直す必要があると思いますが、僕ならそんなにストレスじゃない気がします。上には上がいるものの、少なくとも大学生に上がって初めてPCを持ってプログラミングを体験した同級生よりは、これまで比較的人並みより上手くパソコンと付き合ってきた気がするので大丈夫だと思います。まあ私はMacWindowsも使える人材というのは重要だと考えているのでそこのところ拘らない方がいい気がします。

 

私は、WindowsでやっていたほとんどのことがMacでできて、その関連で困ったことは少ないです。というかストレージが256GBしかなかったので、無碍に新しいアプリをインストールできなくて色々なことに手を出さなかったというのが正解ですかね。Xcodeに18GB、Microsoft OfficeのWord, Excel, PowerPointで6GB、AdobeのAE, Premiere, Media Encoderで12GBくらい取られるんですね。さらに使っていくたびに増える見えないその他の項目。ストレージの少なさに悩まされました。完成したプロジェクトのデータを外付けのHDDに移す習慣ができたのはいいことですが。Macアプリ開発以外のゲームや動画編集など趣味を含む普段使いの用途に使うことはよすべきです。

 

加えて、Microsoft OfficeWindows PCの方がどう考えても動かしやすいということです。MacのOfficeの機能もなかなか優れていますが、可能ならWindowsが一番いいですよね。最近流行りのVRに関しては滅法弱いですよね。

 

プログラミングにおいてはWindowsの方が好みですね。機械学習やWebコーディングはWindowsの方がむしろかっこよくできる気がします。もちろんMacにも利点はあって、iPhoneアプリ開発はMacでしか動かないXcodeがないとできませんし、それ以外にも、MacではHomebrewなんかのパッケージマネージャーと呼ばれるもので一元管理できるのがでかいですよね。

 

Adobeは昔はMacが強かったけど、最近はWindowsも強いといった印象。元々買った当時動画編集のようなグラフィックボードをガリガリ使う働きをすることを想定していなかったので、いいグラフィックボードが欲しいです。M1,M2は優秀なCPUですが、それを代償に一部のアプリでRosettaを噛ませる必要があるのは苦痛とは行かないまでも効率に障ります。今はだいぶマシになりましたが。

 

また、MaciPhone, iPadを併用していると、Airdropができるし、メモやリマインダーを同じApple IDで共有できるのはでかいですよね。正直これは惜しいですが、まあWindowsでもiCloudソフトを導入できるので構いません。

 

またWindowsでは動くフリーウェアがMacじゃ動かんのは辛いです。私も一回WineskinServerを噛ませて某フリーウェアを使ったことがありますが、めちゃくちゃ不安定。一回MacのVRoid Hubでモデルを作って動かそうとしましたが、Macではろくにアバターを動かせる環境が整っていなく(ソフトが少ない、あってもまともに動かない)て、これらもWindowsに分があると判断した一つの原因です。

 

あと私の端末はTouch Bar(上の細長い画像がF1~F12の部分についている)と言って、標準設定においては、ファンクションキーを押しながらじゃないとF1~F12キーが現れないです。これもマイクラやMuseScoreなどのファンクションキーが有用なソフトウェアにおける大きな弱点です。Surface Laptop Studioは、ファンクションキーを維持したまま、タッチ可能な画面下部にTouch Barのような存在のタスクバー(MacのDock部分+Windowsボタンに相当)があり、幾分か便利になります。まあWindowsでも結局音量いじるときにはファンクションキー使うんですが、Fnキーをロックできるのでいくらかは便利でしょう。MacBook同様Caps Lockもロックできます。

 

とにかく、私にとってWindows機種変は期待が高かったです。

 

WindowsMac、共存の道へ

この度の三元DX計画で、WindowsMac機は共存することになります。具体的には、私の電子機器は、下図のように変動します。

 

機種変したら普通デバイスの数は変わらないのに、増えていますよね*4。なぜ2台持ちしたかの理由としては、まず私以外の家族全員はWindowsユーザーでMacを管理できる人間がいなかったこと、そして再びXcodeなどのMacに分がある分野を扱う可能性があるために残しておいているからというわけです。

 

バイスの役割としては、以前のiPhone XRの役割のほとんどiPhone 12 Proに移し、という今まで使っていた端末を全て置き換える大リストラを行いました。今まで使っていたMacBook ProiPhone XRに関しては普段持ち歩くことはなく、究極を言えば「MaciOS向けアプリ開発」以外の用途が思い浮かばないわけです。一応MacIntelチップでThunderbolt 3搭載の機種であるため外付けグラボなどなんらかの拡張が効きそうなわけですが。要するに緊急時以外は働かない「窓際族」なんですね。ただしパソコンを2台使えるということで、zoomなどで使うときにzoom専用機として役に立つかもしれません。

 

ただしSurfaceが1.8kgもあるんですね。Macの方は1.4kgなので、大体400g分違うということになります。Pro 8ならのに…まあ超ハイスペックでiPadの代替にもなるノートPCを探した結果なので、致し方ないです。

 

この軽さから、最終的には用事が軽い時用のポータブルPCとして機能するのではと考えています。今はMacBookの方がメインですが、徐々にWindowsの方が便利になってきそう。今はMacBookは仕事、Windowsは趣味用端末として買っていますが、Windowsが便利になってくると力関係も少しは変化しているのでしょう。

 

iCloudを使いこなそう!

さて、回復ドライブを作ってしまったのでWindowsMac間ではデータを交換する手段がないと思いきやそんなことはないんですね。にはクラウドストレージサービスを使うのがとても便利です。

 

そして、この度私はWindowsiCloudを利用することによりDropboxの利用をやめます。なぜ僕がApple信者に回帰するかのようにiCloudに頼り切ることになったのかと言えば、それは私の身の回りに登場しているクラウドストレージサービスが多すぎるからです。

 

Dropboxは元々iPhoneでOfficeファイルを編集した後に保存する場所を求めて使い始めました。当時はiOS9.3.5の時代で、まだiOSにファイルアプリの存在すらなかったのでこういうところに保存するしかなかったんですね。それからというものの、iCloud Drive(2018.3~:iPadを入れた時に知らずに紐づいていた), Google Drive(2020.3~:Googleアカウント作成時に知らずに付属), Box(2021.4~:学校のアカウントで使えるらしいが全く使っていない), OneDrive(2022.10~ Windows購入時、OneDriveが自動的に紐づいていて使えるようになっていた)と主要5サービス全部網羅してるんですね。Dropbox以外全部OSに紐づいていて気づいたら使えるようになっていたものです。

 

ということでDropboxが余計なサービスになってしまったんですね。おとなしくOSとの相性に優れたストレージサービスに服従します。

 

かつて私もiPadを買った時は「iCloud Drive?なにそれ?」って感じで、すでにDropboxを使っているため限定的な活用にとどめていましたが、ずっとDropboxを無料版で使ってきたわけじゃないですか(なぜなら無料版で事足りたから)。でも無料版は2GB(入会キャンペーンで増えることができて2.5GBまであります)しか使えないし、3端末までしかログインできません。おまけにアプリの横に寄生虫のようについてくるDropboxマークがうざいです(消すことも可能)。

 

一方iCloud Driveは無料で5GBまで使えて無制限。大容量を保管させるのに特化した設計ではなくちょっとずつ課金できる設定です。さらに、すでに使っているキーチェーンでパスワードもデバイス間で共有して管理する機能がついているならばなおのこと歓迎するしかないよねとなりました。

 

一方、現在の私はOneDriveに対してなにこれってなってます。勝手に15GBのストレージが与えられて、OfficeやMicrosoftアカウント、Windows OSのシステムと密接に関わっています。ライセンスキーを承認していないままに使っていいのかと謎です。使う可能性はなくはないがほとんどないですね。職場でOneDriveが使われるのなら競合してしまう危険性があるのであまり使わないようにします。

 

そして、霊の如く勝手にローカルファイルを同期してきやがります。今はいらないので、ビルトイン同期機能は切っておきました。

 

課金するなら最大2TBまで使えるiCloud Driveですね。流石に職場で共有のiCloud Driveを使うところはいないでしょう。

 

その他使い心地について

 

画面

まず思ったのが、画面が縦に広いんですよ。MacBookなど、多くの画面のスタンダードは16:9ですが、こちらは4:3で、MacBookでは下端領域が限界を迎えそうなPremiereなんかでも作業しやすそうです。しかも14.4インチと画面サイズも広くなっており、使いやすそうな感じでした。

 

HEIF/HEVCコンテンツへの対応

WindowsではiPhoneで撮影したHEICやHEVCの動画が閲覧できません。なので、公式有料コーデックをダウンロードするか、VLC Media Playerのダウンロードがほぼ必須と言えそうです(と思いましたが、HEIFもHEVCもなぜかそのままで再生できるのでVLC Media Playerはアンインストールしました)。

 

※実はこの話には続きがあって、やはりHEICやHEVCファイルは開けこそするものの一部は迅速に開かないと言うことで、ました。それでも特に変わらず開けません。もう一度VLC Media Playerをインストールすると、どのデバイスでも高速で視聴が可能になりました。Time拡張機能でミリ秒まで表示可能にしたりインターフェースを変えたりして使いやすくしました。また、標準機能で動画からレコーディングして、動画の一部、写真や音声を切り抜くことができるのは評価に値するところです。ちなみに音楽の再生は、もともとGroove Musicと言う音楽アプリだっただけあり、(新)メディアプレイヤーが適しています。もしかしたら120円損する結果になったかもしれませんが、勉強代ということにしておきます。

 

なお、iPhoneに接続されているHEICファイルは、HEICファイル以外にもHEVCコーデックでMOVファイルを保存しています。これは1秒から3秒の一瞬のデータしかなく、プレビューにはアイコンしか表示されません(と言っても、隣のHEICまたはJPGの写真データがあるので内容はわかると思いますが、キー写真の切り抜きはiPhone側で操作した方が楽そうです)。注意が必要です。

 

つまり、今後Windowsでは、

  • 画像ファイル→フォトアプリで
  • 音声ファイル→(新)メディアプレイヤーで
  • 動画(、MIDI)ファイル→VLC Media Player

それぞれ開くことになります。

 

トラックパッドなど

トラックパッドbashの使い心地はMacの方が快適になっていると思うのです。最近はWindowsMacに寄せてきてますから、Macと遜色のないUIでなんとか再現できるという形に収まっています。Surface Laptop StudioのトラックパッドMacBookと同じく感圧式で、画面の上部でもクリックできて、押下圧に対して触覚信号を返すことでタッチしたと錯覚させる機構(Apple流にいうとTaptic Engine)があります。ただし、Laptop StudioはMacBookのように2段階の押し込みができるわけではありません。この2段階のやつは私はあまり使わないので別にいいかなとは思いますが。WindowsにはPowerShellがあります。

 

トラックパッドの操作で驚いたのが、クリックしなくてもトラックパッドを軽く叩くだけでクリックの動作と、Windowsにも3本指の操作があることです。しかも、WindowsMacと違い3本指と4本指の操作があり、慣れが必要ですが、慣れたら至極便利に使えます。Macトラックパッドは一応「たたく」のではなく「押す」力が必要なのですが、その「押す」力が要らんのですもん(3本指・4本指の動作を除く)。でも3本指・4本指タップの時以外はMacの癖で一応押してます。

 

Windowsは3本指・4本指のジェスチャーに好きな動作を割り当てることができますが、標準設定ではジェスチャーがこのように対応しています。Macにはないジェスチャーがたくさんあります。特にWindowsのアプリ切り替えは癖があり、3本指左右移動とかは慣れが必要です。4本指左右移動ならMacとほぼ同じ挙動をしてくれます。

 

WindowsにはSidecarはありませんが、一方の端末からiCloud Driveでファイルを共有して、そのファイルがもう一方の端末から開けたらMacでもWindowsでも作業が可能で便利です。例えば、zoomを開いていて全画面で抑えられているのに、WordやExcel、Webサイトを開きたいとなったら不便ですよね。これはSidecarでiPadを支配してよりも便利だと思います。しかも有線で不安定な接続なので、運が悪いと接続が切れてしまうことがあったので、正直iCloud Driveの方が便利です。逆にWindowsでZoomを開いて、Macで作業するといったこともできそうです。

 

加えて、WindowsにはWinキーやAltキーを使ったようなショートカットが沢山あると思うので、覚えていきたいです。

 

具体的な使い心地については、いろんなアプリを使っていって初めて分かる部分もあると思うので、後日それはまた記事にまとめます。

*1:一度App Storeに出したApp IDの削除はできません

*2:Developerプログラムは無料版コンテンツはApple IDに紐づいて勝手に使えるので完全削除はApple IDからするのがいいと思われます。そして削除と同時に解約されます

*3:https://btopc-minikan.com/note-gpu-hikaku.html参照:Fire Strikeで、Laptop StudioのGeForce RTX 3500Tiは13230、MacBook Pro (2018 13-inch)搭載のIntel Iris Plus Graphics 655は1885で7.02倍。なおSurface Pro 8は先ほどのベンチマークで4739を示したIntel Iris Xeが搭載されているので、こちらでもかなり進化を感じられる

*4:今回の場合、使わない端末を売り払うなどしたらむしろ減るかもしれなかった