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開業初日の相鉄線直通埼京線に乗ってみた(下り線編)直通運転を表す英語放送を考察【2019相鉄線直通#7 新宿→武蔵小杉】

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前回(時系列的には前々回)は、二俣川から新宿まで新しい電車に乗りました。今回は、それを新宿から逆方面に向かって乗っていこうと思います。

 

向かう先は羽沢横浜国大ですが、武蔵小杉の記事を分割するため、今回は東京都区間の駅がどのように変わっていったのかを見ていきます。

 

また、英語放送などを通じて、「相鉄線直通」という特に決められた愛称もない路線が、各社線でどのように案内されているかも聞いていきます。

 

皆さんには直接放送を聞かせることはできないのですが、スクリプトを載せていきたいと思います。

 

新宿駅

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さて、大都会新宿にやってきました。

 

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どうやら日中、1番線は、池袋を経由してきた湘南新宿ライン(以下SSL)・埼京線南行(渋谷・大崎・りんかい線方面)のみに当てられるようで、

 

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2番線は、全て折り返し相鉄線直通電車専用となります。

 

ちなみに3番線は、折り返し新宿始発埼京線電車、4番線は渋谷を経由してきたSSL埼京線北行(どちらも池袋・赤羽方面)の列車です。

 

 

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さすが新宿。人が寄り集まって、挙って新しい行先の写真を撮ろうとしています。私はこの電車に乗るのは一旦見送り。

 

結局この電車に大崎から乗ることになるんですけれどもね。

 

りんかい線70000系の案内

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新宿1527→大崎1538

 

ということで、ひとまず先行するりんかい線新木場行きに乗ります。

 

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渋谷駅もだいぶ変わりましたね。2020年からは、ホームが並びます。それに先だって、3、4番線の南半分のホームが開通して、かつてあった階段が使用不可になっています。

 

ホームがめちゃくちゃ長いですね。これも東急東横線副都心線に直通してくれたおかげです。おかげでFライナーや小竹ルーレットと言った「運」用が生まれましたが。

 

なお、東急も相鉄線につながる予定があります。

 

大崎到着手前

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大崎到着前、あまり覚えていませんでしたが、確かこんな風に言っていました。

 

「まもなく、大崎、大崎、お出口は右側です。山手線、SSLと、相鉄線直通列車はお乗り換えです。次の大崎から先は、東京臨海k(ry」

 

「The next station is 大崎. The doors on the right side will open. Please change here for the Yamanote Line, the SSL, and (the) Through Service to 海老名.(以下略)」

 

どうもりんかい線では、Through Service to Ebinaのように、海老名方面への直通、というふうに説明するのですね。trainは分かり切っているので省略、でしょうか。

 

日本語で「海老名方面への直通列車はお乗り換えです」と案内しない理由は、日本人は皆相鉄線について知っていると自信を持っているのだからでしょうか。

 

日本人こそ海老名はSAで名の知れた土地だと思うのですが、あのあたりは決定的に有名な都市がないので仕方がないのかも知れません。相鉄線の駅としては海老名はよく知られていますしね。

 

確かに東京で相鉄線が出てきたら混乱しそうですので、具体的な行き先を示して、それでこの方面へ行く電車が乗り換えられますと、こういう案内もありですね。

 

埼京線E233系 

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これから、先ほど新宿で見送った海老名行き相鉄線直通列車に乗ります。

大崎1544→西大井1547

 

大崎発車後の車内放送、「This train will operate as a Limited Express in Sotetsu Line.」と、西武線に出てきそうな放送です。

 

私はあまり記憶していないのですが、YouTubeで見た自動放送では、この放送の前に「This is a Sotetsu Line train for Ebina.」と言っているようです。まだ相鉄じゃないよ〜!武蔵小杉を過ぎたらこの表現は許されるでしょうが。

 

しかも、川越あたりにでもこれは相鉄線ですみたいなことを言っているようです。外国人がもしかしたら新宿から渋谷まで乗るときに実は相鉄線でしたって言われたらたまったもんじゃないです。早急な改善を願います。

 

西大井駅

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西大井駅にやってきました。

 

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1番線、発車標が三段になっています。たくさんの行き先を捌くためにはこれくらい必要なのでしょうか。個人的には上りの2番線の方が三段表示にした方がいいと思うのですが、あちらは未だに2段表示。

 

逗子行きや久里浜行きの中に海老名行きが紛れ込んでゆきます。新しい電車のルーティンが形成されてゆくのを感じさせます。

 

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三路線が一接近表示上に並ぶとは…!折り返しがない駅ではここと武蔵小杉くらいだけじゃないでしょうか。

 

西大井駅2番線では、「新宿行き」のアセットが既にあるので更新の必要はないのかと思いましたが、ATOSが津田英治から田中一永に更新されています。津田英治の接近放送がまた一つ消えてゆきます。

 

おそらく「埼京線直通」「各駅停車」を言わせるためでしょう。今まで、横須賀線湘南新宿ラインも緩行種別は共に「普通」を名乗っていました。本日各駅停車が西大井に初乗り入れします。

 

しかも、よく考えたら朝晩しか放送されない「赤羽」「武蔵浦和」「大宮」「川越」といったアセットは西大井駅にはおそらく入っていないでしょうね。

 

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西大井駅改札、ホワイトボードに手書きでこんな看板がありました。直通新線を祝うメッセージです。

 

周辺にも、横浜経由の定期券では羽沢新線経由の電車には乗車できませんなどといった掲示があって、特にこの駅は主要な駅の1つですから、大々的に宣伝しております。

 


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西大井駅普通列車しか来ないはずなのに、5県に通ずる全国でも屈指のカオス駅になりました。

 

しかし、東武線とは異なり、方面ごとに使う列車が統一されているので、来る電車の色で大体の行き先がわかるようになっています。

 

北行(2番線都心方面)は↓ 

 

紺色の筋が入っているの(E217, E235?)が、品川・新橋・東京・総武線千葉方面(15or11両)。

 

緑とオレンジの筋が入っているの(E231, E233)が、大崎・恵比寿・渋谷・新宿・池袋・赤羽・東北線方面(15or10両)。

 

青緑の筋が入っているの(E233)と、真っ黒な電車(12000系)は大崎・恵比寿・渋谷・新宿・埼京線方面です(10両)。

 

南行(1番線武蔵小杉・神奈川県方面)は↓

 

 紺色の筋が入っているのも、緑とオレンジの筋が入っているのも、武蔵小杉・新川崎・横浜・保土ヶ谷・大船・鎌倉・逗子・横須賀・久里浜方面。(15or11or10両)

(武蔵小杉と新川崎を逆にした意味はなんだ…?)

※これは西大井でだけ。武蔵小杉駅では行き先も見ないといけません。

 

青緑の筋が入っているのと、真っ黒な電車は武蔵小杉・羽沢横浜国大・相鉄線(西谷・二俣川・海老名)方面です(10両)。

 

沿線民なら覚えておきたいところです。

 

さらに武蔵小杉では湘南新宿ライン快速・特快 東海道線-新宿経由-高崎線系統が入りカオスになります。その様子は次回。

 

SSL 普通逗子行き

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めちゃくちゃなことに乗車口がたくさんあります。これは初見では困惑すること間違いなし。そこに見えているSSLに乗車。

 

湘南新宿ライン普通逗子行き

西大井1601→武蔵小杉1606

 

武蔵小杉 到着手前放送

「次は、武蔵小杉、武蔵小杉、お出口は右側です。南武線相鉄線羽沢横浜国大方面、東急東横線東急目黒線はお乗り換えです。」

「The next station is Musashi-Kosugi, JS-15. The doors on the right side will open. Please change here for the Nambu Line, the Sotetsu Line for Hazawa Yokohama Kokudai, the Tokyu Toyoko Line, and the Tokyu Meguro Line.」

 

なんと、相鉄線直通が真ん中に来ました。今までの放送の順番からしたら、JR線を優先するので、不思議ではないでしょう。

 

 

また、私がYoutubeで放送を聞き直していて気になったのが、武蔵小杉到着手前の、「This train will continue on to the Sotetsu Line from 羽沢横浜国大.」という放送。

 

この電車は羽沢横浜国大から相鉄線となります、ということを表現したかったのでしょう。

 

continue on to … ちょっと引っかかりますね。continueには続くというニュアンスですけれども…こんな表現ありましたっけ(知識不足)?文法は合っているのでこの表現で大意は掴めそうですが、実際にネイティブが聞いてどう思うでしょうか。

 

まあ私はネイティブが聞いて酷く違和感を感じなければ何でもいいと思っています。ちなみに、総武線から東西線に直通する際にも使われている模様。

 

私が思うに、直前の文にもoperateという動詞があるので、それと合わせて以下の様にしたら一文でスッキリすると思います。わざわざ2分割する意味もあまりないですしね。

 

「This train will operate as a Limited Express in Sotetsu Line from Hazawa Yokohama Kokudai.」

 

各社線での英語表記

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これは行きに二俣川駅で撮影したものです。

 

JRの表記と違い、「Thru to JR Line」と表記されています。

 

「Through service to JR Line」、長くないと思うのですがね。こういう場でThruを使うのは「Drive-Thru」くらいだとされていますが、相鉄がそちらを採用するとは。JRはThroughを使っています。

 

 

 

私が知っている直通運転を表す英語放送で使われる単語は「via(JR SSL UTLなど, メトロ)」「merge & continue traveling(東急w)」「operate as(JR相鉄直通, 西武)」などがありますが、新しいバリエーションが増えました。

 

Directは使われていないのですね。このシリーズのURLでは基本的にentry/sotetsu-direct-数字としていますが。

 

ちなみに西谷で「横浜方面はお乗り換えです」というときはdirectの名詞形で、「Please transfer for Yokohama Direction.」というようです。

 

 

直通というのは初見ではわかりづらい、外国人にとっては1つの罠のようなものでもあります。それに引っかからないためにも、ニュアンスが正確に伝わる英語放送が必要だなと思いました。

 

手始めに東急の放送、それ、意味ないからwww

 

関連記事の紹介

相鉄線直通関連まとめ・シリーズ#1・サイトマップ

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前回・上り線編 

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