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2048とThrees!はどちらが面白いのか【スマホゲーム】

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最近、スマホゲームの「2048」(右側)というのが人気で、App Storeのゲームカテゴリランキングでも常に上位100位に入るほどです。

 

4×4のマスの中で、2のn乗の数が現れ、それらを組み合わせて2048(=2^11)を作ろうというゲームです。

 

しかし、人間というのはインスパイアの塊なのでしょうか、この「2048」には元ネタが存在します。それが「Threes!」というゲームです。同じ4×4のマス上で、数字を合成するゲームです。

 

今回は、この2つのゲームを比較してみたいと思います。

 

 

本家数字合体系「Threes!」

Threes! Freeplay
Threes! Freeplay
開発元:Sirvo LLC
無料
posted withアプリーチ

早速、Threes!をやってみました。有料版は720円(JPY)かかるので、私はフリープレイ版を購入しております。

ThreesJSというWebサイトでもゲームができます。 

 

フリープレイ版の制限は、スコアが毎回保存されるのですが、遊べる回数が13回しかできないのです(広告を見ると補充できる)が、有料版になると制限がなくなるものと思われます。

 

有料版限定機能については分かりません。

 

プレイ画面

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ゲームを開始すると、上のような画面が表示され、いきなりチュートリアル画面から始まります。

 

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マスは一つ一つ動くので、右にあったブロックを一気に左端に寄せる、なんていうことはできません。

 

また、青い1ブロックと赤い2ブロックを足して3にしてから合成を続けなければいけないので、難易度は高めかな、と感じます。

 

駒は立体感があり、薄っぺらい麻雀牌のような形をしています。

 

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こんな風に、初めて新しい数のブロックが合成できたとき、24からは謎のキャラクター紹介も始まります。

 

子供ウケはいいでしょうが、大人がやるには…少し邪魔だと感じてしまいます。

 

説明を終了するときもいちいちスワイプしなければいけませんからね。ユーザーは手数が多いと苛立つものです。

 

メニュー画面

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メニュー画面です。左右にスワイプで履歴を見ることができます。音声などの設定もできます。

 

一番左のページは削除ですが、最近削除された項目はすぐには削除されず、削除していないかのように復活することもできます。また、残りプレイ回数も補充されません。表示されないこともあります。

 

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広告補充画面です。「広告を見る」を押すと、残りプレイ回数が補充されます。

 

私的には、悔しい時に流されるのと、自分の意思で広告を見るのとでは、後者の方が好きなのですが、皆さんはどうなのでしょう。あまり気にしないのかもしれませんね。

 

ちなみに、右上のシェアのボタンを押した時に出てくるメニューの一部が中国語なのですが、大丈夫なのでしょうか?(App Storeの対応言語も日本語はない)

 

Apple Design Award 2014

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公式サイトより)

ちなみに、毎年6月ごろ開催されるAppleWWDC(世界開発者会議)というイベントで発表されるApple Design Awardに2014年にノミネートされたようです。やはり総本家ということで、デザインが他よりも優れているとのことでしょう。

 

また、アップデート履歴を見ると、ここ一年間新しいバージョンが配信されてないんですよ。アプリは現時点でもう完成しているのでしょうね。ただ、Android版は2019年更新があったようなので、サポートは続けているものと思われますが。

 

本家より人気の傍系「2048」

2048
2048
開発元:Ketchapp
無料
posted withアプリーチ

アプリは無料で、

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一方、2048です。2014年2月から配信を開始し、アプリだけではなくWebサイトでもプレイできます。

 

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Threes!とは違い、一気に端っこまで動きます。

例えば、上の図であれば下にスクロールすると、2が下の2と合体して4になり、4が一番下まで降りてきます。Threesでは1マスしか動かず、隣にないと合成ができませんからね。

 

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デザインは、暖色系に色を統一しているようですね。やはり模倣なので、デザインについては単純化されているようです。左上の時間が表示されない…我を忘れさせる作戦でしょうか?

 

メニュー画面

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メニュー画面です。左にスワイプするとスコアのトップファイブが、右にスワイプするとチャレンジや設定画面に飛びます。普通に青とか紫とか寒色系ボタンもありますね。

 

他にも、Threes!には、1024など、様々なパクリゲーが存在しています。

 

しかし、それより、私をもっとがっかりさせることが発生しました。

 

広告表示の挙動について

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それがこちら。

???「広告を見ろ!30秒間待て!」

 

チュートリアルもあります。ゲームオーバー画面を撮影しようとするも、(本当は一秒間くらいインターバルがあるのですが、その1秒は悔しさで反動する時間に使われます)即座に広告が表示されます。

 

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避 け ら れ な い 運 命

???「運命は、避けられないのか!?」

 

終わるとすぐに白色フェードアウトし、スクショをとる隙もなくしかもバツボタンが表示されない始末。

 

(ほとんどのやつは5秒ほど待てばバツボタンが表示されるはずですが、普段は無料ゲームをしないので、私は特に無料アプリの宿命に苛立っています)

 

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完全勝利

これはもうダウンロード回避不能です。バツを押すとApp Storeに飛び、完了を押すと戻る、アプリを終了するか購入するか、これはこのアプリで遊ぶなと言っているようなものですよ。果たしてどこがユーザーエクスペリエンスがいいのでしょうか。

 

(この後もスクショチャレンジしましたが、真っ黒でした。やはりスコアは個人情報なのか??それはないはず)

 

これはもう比較の対象にもなりませんね。

 

この時間は目を休める時だと、ポジティブに捉えるべきだということですね。

 

詳細な比較

Threes!

  • 1と2と3×2^n乗の数(少し難しい?)
  • 1スワイプにつきブロックは一つずつしか動かせない
  • 何のキャラクター?
  • 明るいデザイン
  • 自分の意思で広告見て補充する

 

2048

  • 2^n乗の数だけ
  • 1スワイプで端まで一気に動かせる
  • シンプルなデザイン
  • 暖色系
  • ゲーム広告の出し方が最悪(個人の感想です)

 

まとめ

Threes!は楽しくゲームをやってもらうために、数字を擬人化(?)しているのに対し、2048はUIやデザインが洗練されているので、操作が明快で、全般的に受け入れられやすいのでしょう。

 

そりゃあ、2048の方が人気になるわけだ。

 

しかし、私は広告の出し方が気に食いませんでした。まあweb版なら広告は控えめなのですが。

 

しかし、オリジナルの価値を忘れてはいけません。私は、これからは主にThreesをやっていこうかと思っています。