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放課後に出雲観光をしてきた【3日目】

さて、ノリと勢いで始まった放課後出雲市もついに3日目。本日は、松江市出雲市を観光したいと思います。わりかしあっさりとした紹介になる予定です。

 

第1回目↓

sangen03.hatenablog.com

 

 

松江駅

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国鉄の雰囲気すら感じられる松江駅。案内板なども割と昔からある雰囲気です。

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行きは出雲から松江まで国鉄色塗装のやくも8号に乗ってきました。友人は鉄道唱歌の「チャイム」ではなく「オルゴール」にこだわっていたのが印象的でしたね。やっぱりこの旅では昭和の雰囲気をとことん味わいたかったんでしょうね。普通の塗装でいいという人もいますが、本当に感動的ですよ、あの塗装が入るのは。私は見たことがないですからね。

 

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駅北口に、地下駐車場がありました。2レーン3層構造になっており、99台を収容可能とのこと。駐車場係員のおじさんのご厚意で、少し見学させてもらうことに。山陰唯一の機械式地下駐車場だそうで、私のように珍しがって写真を撮る人も多いそうです。新横浜駅にも似たような構造の駐車場がありますが、あちらは6レーンあります。

 

この駐車場は友人が初めて見て、気になっていたということで寄り道をしました。旅をすると思わぬ発見があって気を取られるものです。こういう些細なことだけど思い出になるようなこともあるから、ある程度は無計画に旅行をしていくことも大事になるんじゃないかと思います。

 

松江市

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やはり山陰の中でも松江はビルが多くて大都会ですね。道理で駐車場が地下にできるわけです。出雲市は駐車場や田畑がたくさん。

 

後のバス乗車で分かりましたが、松江市出雲市中心部にはイオンモールがあって、典型的なクルマ社会が展開されています。あまり使い物にならないから、この辺の人はみんな車を持っているんでしょうか。「デートスポットがイオン」なのもこういうところの文化そうですよね。横浜などの都会では「お金がない」「大切な人と暮らしたい」などの理由がない限りデートスポットとして敬遠されがちなショッピングモールでしょうが、田舎住民は積極的にイオンを利用しているというのが私の印象です。田舎は田舎でもデートスポットはたくさんあるのにイオンなんて…田舎の人は現実指向なんでしょうか(ガソリン代が馬鹿にならないからなのかもしれませんね)。

 

松江城

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松江城です。黒いですが、江戸時代初期の建立で国宝にも指定されている貴重な現存天守ということです。

 

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館内では城内設備や歴史などの解説がありました。図は後藤又兵衛の装備と伝わるものと、昭和時代に描かれた松江城にまつわる日本画です。ここにあるものを全て解説し切ることはできないので、ぜひ訪れて体感してみてください。学割の見学目的に値します。

 

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宍道湖の景色。列車から見る景色以外にも風景が見えていいですね。外はとても暑いですが、ここは日陰で、風も吹いていて快適です。

 

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天気がいいので、奥には鳥取県の大山も見れました。手前には住宅街が見えます。この辺に住んでいる人住み良さそうですよね。県庁所在地ですから、生活に欠かせないインフラが一通りあって栄えすぎていないというのが好感度が持てます。僕も住みたいです。

 

出雲市

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松江しんじ湖温泉駅から、輪行もできる一畑電車に乗って1時間。出雲大社前駅に到着です。

 


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昼飯は民家を改造した出雲そば屋で、ものすごくコスパ良く食べられました。

 

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参道横に、訝しげな看板が。「5月27日18時〜29日23時までイベント開催のため、これより全面駐車できません。封鎖いたしますのでご注意ください」

 

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その正体は、えびす・だいこく100kmマラソン松江市美保関町(といっても境港市よりも東にある僻地ですが)の美保神社から県道2号、37号、175号、264号、国道431号などを経由してここまでたどり着くマラソンです。2020年と21年は感染症の影響を加味して中止になったみたいなので、実に3年ぶりの開催となるそう。なんかそういうの今年多いですよね。最近では一部を除きマスク着用義務の緩和も進んでいるようですし、そろそろ日本もコロナ体制から戻り調子になって来たのでしょうか。

 

しばらく待っていると、100キロを8時間弱で走破した人が走ってきました。全く疲れた素振りを見せません。この人もきっと休止になった3年間トレーニングを怠らなかったんでしょうね。素晴らしいです。

 

古代出雲歴史博物館

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参道は大鳥居付近を峠としてアップダウンがあります。ちょっと参道を脇にそれてみましょう、島根県立古代出雲歴史博物館があります。割とガラガラでした。やはりみんな出雲大社以外は興味がないようです。大体の人は見ても何のことか理解できないのか、それともちょっと遠いから行く気にならないか、どちらなんでしょう。

 

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発掘された宇豆柱や出雲大社本殿の模型や、3つの展示室にさまざまな古代出雲の生活を感じる展示があります。ぶっちゃけこの辺りは情報量が多すぎて整理できないですが、出雲国の風習、たたら製鉄の話などよく分かると思います。居ようと思えば3時間でも居られる気がしますが普通の人は30分で巡ってしまいそうですね。

 

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博物館から出雲大社までの途中の道はガラガラでした。京都じゃ見られない光景ですね。左には北島国造館がありましたが、なんなのかよくわかりませんでした。

 

出雲大社

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出雲大社では4拍手するのがしきたりです。拝殿の奥に本殿があって、これはその本殿の入り口になります。神々の縁結びの会議にあなたの嘆願書は届くでしょうか。

 

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楽殿。ここの注連縄にお金が刺さると運がいいみたいなデマがあってそれを払拭するためか、コイン侵入防止のための鶏小屋の金網みたいなものが張られているようです。こういう蘊蓄は知らなかったのでがいてくれて助かりました。

 

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私たちは稲佐の浜まで歩いてきました。でっていう。宣伝されていたARアプリは通信制限がかかって使えませんでした。暑いし、眩しいし、砂浜はどこでも見られるし、夕日の時間じゃないので、帰りましょか。

 

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失意のまま大社前のバス折返場まで帰ってきました。バスの待合室の所が駅のプラットホームみたいで味があっていいですね。ここから出雲市駅までバスで戻ってきました。祐徳バスと同じタイプで、英語放送対応です。

 

サンライズ出雲

帰りは寝台特急サンライズ出雲号で帰りました。しかし、この列車内においても多数の感動を覚えたので、また記事を切ってそちらで共有しようと思います。