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結局、人間とは何か

生物学者、コンピューター科学の学者として弊学慶應義塾SFCで教鞭を執ってこられた冨田勝教授は自ら人間という生き物についての考えをまとめ、本に著しています。その内容を教えてくれた最終講義が1月末に開催されたので、キャンパス中に掲示があり、多くのSFC生やそのOB・OGがその講義を見に来ました。この記事はその最終講義のパクリというかインスパイアを受け、私にとって人間とは何かについて考えてみようと思います。先ほどの教授も一人ひとりが生きる意味を考えるのが望ましいと言っていたので、まさにそれを考える絶好の機会な訳です。

 

この間、人間らしさを最も実感する行事に出たのでそれを紹介し、私なりに人間とは何かについて考えさせられる出来事をまとめてみました。それがこちらです。

 

 

なぜか私のツイートで最大のバズりを経験したので、これについてちょっと書いていこうと思います。物語調での語りとなります。この記事の執筆にAIは断じて使用しておりませんし、AIについての記述も特にありません。

 

 

 

 

名古屋に着いた。私は名古屋は半年前に名駅周辺を少し探索したくらいで、土地勘がない。しかし、諸々の都合で名古屋で葬儀を執り行うことになったので、足元の悪い中私たちは遠路はるばる新東名を下っていった。

訪れた斎場はかなり新しく、地図にも載ってないところで、私たちの家が初めてだという。行くのにも迷ってしまった。

空が暗くなった。お通夜である。葬儀は家族のみのごく少ない人数で執り行われた。20〜30分程度の読経とお焼香ののち、スタッフが棺の蓋を開けて遺体を見せてくれた。

祖母に会うのはいつぶりだろう。実は去年の夏はまだ元気にしていたようなのである。帰省や大阪旅行では彼女の実家を宿にさせてもらったし、沖縄にも一緒に行ったのだが、今後はそれもなくなる。

小さな斎場に入ると、ひとつの棺があった。私は恐る恐る痩せ細った遺体に触れてみた。死に化粧の下に、冷たいタンパク質でできた皮膚がある。ドライアイスかまして非常に冷たくなっていた。

一瞬、本人に似せて精巧に作られたマネキンかなと思ったが、顎も動くし、スーパーで売っている冷えた牛肉と似たような触り心地だったため、嗚呼、これは確かについこの間までこの世界に生を享け、命を全うした人間だった物なんだと感じた。ここまで明らかにお世話になった人の死は生まれて初めてだったので、人、いや、屍が入棺している姿を前にしては立ち尽くすばかりであった。

名古屋の親戚曰く、死ぬ日の間際は苦しさに悶えつつも、だんだん元気がなくなっていって、命が終わったそうだ。

蝋燭が燃え尽きる前に一度大きく火を荒げてから消えるように、人の死にも中治り現象なるものがあるそうである。最後の力を振り絞ってホルモンをたくさん出し、その在庫が尽きると生は終わる。その苦しさがどのようなものかは知らないが、舞っている桜の花びらなど、私たちは何かが終わる瞬間を幾たびも見届けているけれども、その姿はさぞみすぼらしくも華麗な物なんだろう。

 

その後晩餐を経て、奇妙な安宿に泊まった。建物の中では、私が人生でいの一度も経験したことがないような艶やかさを感じた。私はまさに命が生まれる現場と命が終わる現場の両方を1日で経験した気分になった。

夜にも色々と思索を繰り広げていたが、祖母の死に関連して自分の生き様を見直し、将来のことを考えていた。それが祖母への最大の恩返しだと考えているから。これからの人生どのようにして生きていくべきか。後数日したら私は20になるというのに。人間は前半20年で人生の体感時間の半分を過ごすという。20年この生き方で合ってたか。なかなか悩み深い物である。そろそろ考えを定めて将来を決めなければいけない。不安定な世の中だ。興味の幅は広まり続ける。そろそろ自分勝手振る舞うのもやめないといけないのかもしれない。そんなことを名古屋の夜景を眺めながら感じた。

 

明くる朝は、昨日の雪や雨が嘘みたいに燦々と晴れ渡った。1人祖母の世話になった人があり、彼女の人生最後のゴルフの動画を見せてくれた。私も祖母からよくゴルフの話を聞いたものだ。

棺の中にはその時のゴルフウェア一式が納められている。何か好みのものがあったら副葬品として入れて良かったそうだが、私からはそういった品は何も入れなかった。自分が将来どうやって生きていくか考えることが祖母への最大の恩返しとなるだろうと思ったから。

 

私は通夜や葬式というのに数えるほどしか出席をしたことがないので、何をやっているのかという実感があまり湧きづらかったものだ。ただ指示された通りに焼香をし、合掌し、なんとなく祈った。

読経後の喪主の挨拶に「お見送り」という言葉が出てきた。そうだ、今私は「お別れの会」をしていたんだ。この仏様に縋っているらしき儀式は往生される際に迷わないようにやっている物なんだという事実に気付かされた。人間が人間としての生を終え、感謝の気持ちを伝え、まっすぐに浄土に召されるように願っているのだろう。

最後に、棺に花を供する。菊や百合、蘭、あとは洋花など、色とりどりの花を入れた。きっと死後自然に還るとか、浄土に往くとか、そういうことを表現しているに違いない。

 

それで式場最後の合掌まで終わったら、男は棺を霊柩車に運び、火葬場まで行く。名古屋の道は走りやすそうで、最低二車線が保証されており、こんな政令指定都市でも車社会になっているんだということをまじまじと実感した。谷戸の多く狭い道幅ばかりの横浜とは違う。こんなところに住んでいたら免許をとりたくなるんだろう。

 

火葬場はとても大きく、1日に最大で60人弱火葬できる大きい火葬場だが、友引明けということで火葬する人が多く、火葬の枠が取れないという人が多かったそうだ。やはり大都市名古屋だから人も多いのだろう。

一般に火葬というのは摂氏1000度前後で行われるのだそうだ。新しく綺麗なところで、火葬ができる。昔は葬儀屋や火葬場の人間には差別意識があったそうだが、そのような要素は私には感じられない。

 

1時間半が経つと、熱気を帯び、何もなくなった台車が登場した。

バラバラになった棺の粉、燃えた花の茎、そして散らばる人骨。これはまさに本当にマネキンではなくタンパク質が燃えて骨だけが残ったのである。

私は11年半前の夏に火葬場に行って骨が焼かれた跡を見に行ったことがあるが、その時は参列する人が多く骨もよく見えなかった。今回は人数も少なくまた義務教育などを経て生物学的知識もついたとのことで、骨については理解したつもりではある。

さて、竹と木の違い箸で納骨を行う。まず喉仏を拾う。骨の姿が合掌(座禅?)しているように見えているからか、喉には仏さんがいるんだよと言い伝えられているらしい。骨壺に一つ一つ納められていった。墓の中にはこういう骨壷が納骨されているらしい。私も下手な持ち方ながらも箸上げに参加した。一連の葬儀の流れは以上である。

 

葬式の知らせは突然やってきて、1泊2日の旅行だったかのようなごく短い儀式への参加だったが、人の命についての経験知を吸収できた。遺体への接触、花入れ、出棺、焼香、箸上げなど五感で葬式を感じたのだ。葬式の2日後が20歳の誕生日だったおかげで20歳の誕生日はあまりにもいつもと変わらず(ケーキを食べて、風船が飛んだのを観測したくらい)、こそと錯覚するほどであった。そして、現代の葬式はこれほどコンパクトに住むものなのかと実感した。よく小さなお葬式のCMをテレビで見るようになった人も少なくないだろうが、椅子も12席しかないし時代に合ったすごくこじんまりとした葬式の形というのを見ることができた。

 

一般に、日本で死者を埋葬する時は心肺停止となってから死装束を着せ、一連の葬儀を済ませ、霊柩車で棺を火葬場に運び、火葬して、遺骨を回収して墓を建てると言ったことをする。一連の儀式が終わって、墓が建った後は何も残らない。人間とはそれだけの存在なのである。今まで祖母が住んでいた大阪府内には帰る家があったが、ついに空き家になってしまった。私たちが帰省していたあの家はなんだったのか。私の苗字の故郷の地域に今まであった繋がりとは何だったのか。浪花のことも夢のまた夢である。

 

そうそう、この秀吉の辞世の句を引用していた最終講義「結局、人間とは何か」では、「死があることで人間らしさの感性が育まれる」と言っていた。誰しもが人生に終わりがあることを知っている、だからどうこの浮世に花咲かせ、萎んでいくのか、特に人間というのは社会的生物であり何かしら社会に爪痕を残したい欲求があるはずだから、みなその生き様について考えるのである。それは一人一人違い、包括的な定義はできない。この間死んだ祖母はその一つがゴルフだった。私はどんな生き様になるのだろうか。いや、するのだろうか。

 

 

 

 

本編は以上です。諸事情により、この記事をもって「田中惇貴」「三元」名義におけるブログの更新、および趣味でのソフトウェアサービス、AIサービスの開発をお休みさせていただきたいと思います。

VR・xR系の創作、「GPU機械学習をさせて実力を検証してみた」記事なども作る予定でしたがそれも取りやめプロジェクトごと削除します。しかし、今もControlNetやGPT-4などの素晴らしい技術が出続けていますゆえ、今後はAIサービスの進化の行く末を陰ながら見守っていきたいと思います。

 

やはり今後は、「田中惇貴」「三元」名義の活動で得られるメリットが少ないかもしれないと感じ、一旦こういう形で最終記事とさせていただくことにしました。今後は学業や卒業研究、就職と言った進路を見据えて頑張っていきます。なお、浮上率には自信がないのですがTwitterにも生息しており、そのうちブログに帰ってくる日もあるかも知れません。

 

では、また会う日まで。

 

人に興味がないのか、成人の日

幽霊や妖怪は「恨めしや」などと言って人の前に現れるそうですが、人に興味のない奴はそもそも現れようとしません。私はコロナのひどい感染状況によりとある飲み会が取り消しになったことに幻滅して、成人式の参加を取り止めました。

 

昔から「冠婚葬祭」の一つに数えられ、大事な人生の節目とされましたが、現在は人生は多様化しており、市区町村主催のはたちの集いには出席しないという選択をされている方も多くいます。一生に一度の思い出の場を、1日の心変わりで取り消したわけです。その理由はコロナとめんどくささなので、出ようと思えば出られたし、登録までして前日まで出るつもりでいたのですが、その理由を自覚して成人式のデメリットが堰を切ったように連想され、私にははたちの集いに出るメリットがまるでなく、極論、出てもデメリットしかないと感じたのでありました。

 

 

成人式に中身なんかねえよ

そのデメリットというのが、まず成人式は何があるか分からなくて、とても魅力を感じることができないというものです。封建制度の時代の元服みたいに特定の儀礼があるもんじゃないし、何するかといえば市区町村長のお気持ち表明と選挙の投票奨励運動だけで、終わったら順路に沿って返されるわけです*1。こんなもん工場の流れ作業と一緒なわけですよ。私は製品かと。

 

そのくせ意味もなく*2晴れ着とかいう普段着ない非機能的な格好してるし、ドレスコードもなく服装自由なくせに誰一人として私服で来ません。おまけに、自己顕示欲がいかれている人が暴れ回るだけのイベントじゃないですか。その上に飲み会や遊びがセットになっていて、感染症のリスクがあって、どう考えても三密がバグりそうなイベントなんですよね。正味このイベントに全く価値はありません*3

 

私は既に単独旅行*4や三元DX計画(大学生になったらできるクレジットカードの契約やネット上の商取引)、バイトなどの、実態の伴った大学生中のさまざまな新しい経験により大人になっているのだという自覚を得てきましたし、そんなのに行かなくても成人になる、というか、民法改正により既に大人になってるわけです。

 

成人式に友達なんかいねえよ

もう一つが、私は基本的に友達がいないんですね。これは私の友達の定義が狭いというのもそうなんですが、広めの定義にしてもそんなにいないんですよ。私は変人でして、昔から友達ができないがまとわりついており、人間関係の構築が絶望的に下手でありました。中学までは対人関係がうまく行かなくてトラブルや嫌な思いをした・させたことは数知れず。誰かと、または外に出て遊ぶ機会は今まで数回の例外を除いて全くなく、部活も当然入っていないので、登下校は1人で家と学校を往復するのみでした(ルートは一つではありませんが)。学校以外の習い事や通った施設でできた友達はその施設限りで、施設の友達と施設外での交流が続くことは全くありませんでした。ただし、生きていくために施設内での社会的交流と、最低限の電話と雑談スキルは兼ね備えてあるつもりであります。しかし、それを友達とみなすかと言えば少し認め難いところがあります。

 

これが何を意味するかというと、同じ小中学校で育った交流が全くないということで、小中学校の友人からの飲みや同窓会の誘いを全く受けないということであります。現代の小中学生はスマートフォンなどを使いこなして身近な人や、人によっては既に世界中の人とコミュニケーションをとっているわけですが、そんなツールはありません。私はLINEデビューが中学の終わり頃だったので、繋がりがありませんでした。今思えば、その分面倒なしがらみがなくて良かったと言えます。

 

そして飲みや同窓会の集いは感染が再び広がっている中まさにキャンセルされるべき行為そのものであり、そんな機会は偶然鉢合わせることになっても逃げるべきです。これで変な人に鉢合って宗教に入信させられたらどうするんですか。新横はトラウマなんですよ。いや、その前にデメリットが透いて見えて行きたくない気持ちのもと参加したら発狂しそうな気しかしません。

 

人に興味がなさすぎるんだよ

今回の成人式の不参加を持って、幼少期の過去の因縁に完全に決着をつけることができました。さてここで質問です。私はそもそも人との関わり方を知らないから友達がいないのでしょうか?

 

昔は、私は自分が人との関わり方を知らないから友達ができないと思っていました。でもそれは違うんじゃないかと思っているんですね。私は学校や習い事、いくつかの施設に通って他人とうまい具合にやっていく最低限の術を会得してきたので、下手くそでもそれなりにここまで生きて来られたわけです。

 

正解は、私が他人に興味がない、自分ごとで精一杯で他人に興味を持てないからです。まず前者ですが、実は自分が他人の気持ちに鈍感であり、極端に言えば相手に対して通常モード(興味がない:怒っていない)と非常モード(多分怒っている、なんとかしないといけない)の2極でしか興味を持てない節があります。自分が安全かどうかだけで他人を判断し、親密度とかのパラメータは基本的にないわけです。次に後者ですが、既に別の考え事が溜まっているのに、人間関係のしがらみなどを考えた時に、私は簡単にオーバーフローしてしまうんですね。だから、最近、「あれ?1人の人が同時に友情や愛情をかけられる人数って限界があるんじゃない?」と思いました。

 

よく巷で言う一生に出会って交流する人は30000人とか親友と呼べるような人間は一生に3人しか現れないとか、そんなものです。イギリスの人類学者ロビン・ダンパーは、ダンパー数を提案しました。

ダンバーは、平均的な人間の脳の大きさを計算し、霊長類の結果から推定することによって、人間が円滑に安定して維持できる関係は150人程度であると提案した

ダンバー数 - Wikipedia

彼曰く友達の限界は150人で、毎日親密なコミュニケーションをとっている人になるとその数は十〜数十人程度に減ります。本音を言い合える仲ともなると3~5人しかいないと言われているそうです。

 

結婚した夫が結婚前の友人を失うのは妻が重い女だからではなく妻以外の人に愛情をかけたらオーバーフローするからです。よく「友達100人できるかな」とか言いますが、あれってとんでもないオーバーフロー行為だよなと改めてその恐ろしさに気づきましたね。

 

結局友達はなるべく作らないでいるべきなのです。友達はなろうと思ってなるもんじゃないし、今回けりをつけたり、無意識下で何本もの関わりを断っていったように簡単に人間関係は絶てるもので、むしろ断たないと新しい人間関係をインストールできません。何かを築くためには何かを犠牲にしないといけません。それは人間関係でも変わらないのです。

 

フォロワーや友達の人数が多くても不名誉なんですね。容赦なく切って孤独の時間を楽しまなくてはならないのです。それを実践できるかどうかは別問題ですが。大切な1人や数人といても、絶対1人の時間は必要なのです*5

 

ただし、人間は社会的な生物ですから、人と関わる能力は捨ててはいけません。それを捨てると本当に生活ができなくなります(生涯誰とも話さないならいいのかもしれません)。色々な人の考え方に晒されないと頭が凝り固まります。だからこれからは「友達を作ること」ではなく、広く「人と関わる能力」を伸ばすべきなんだと思います。

 

でもやっぱり興味あるじゃん

でもちゃんと「人に興味がない」ことについて考えを一個完成させてしまったことは、それだけで人に興味があるということの立証になっています。当人は人に興味がないのですが、「人に興味がない自分」に興味を持って変わろうとしているのです。

 

こんな私でも孤独死は嫌なので、「人に興味を持とうとして」、これからの人間関係の構築を頑張って行きたいと思います。「人と関わる能力」、その延長線上に何か見返りがあるかもしれません。それが友情だったり、愛だったりといった特別な状態なんですね。

 

今年の目標の一つは「人に興味を持とうとして」ですね。

*1:特に、人口の多い横浜市では何万の人間を捌く必要があるので必然と言えば必然ですが

*2:人によっては、唯一の意味の

*3:私が田舎で生まれ育って田舎で就職していたら価値観は違っていたと思います

*4:原義=1人での旅行

*5:最近の一人暮らししたい欲はこれが原因だったのか…?

最近話題の、コンテンツを創造するAIについて理解したい

AIという概念はかなり古くから存在していましたが、今や世界を席巻するバズワードの地位を得ています。特に2013年ごろから深層学習、ディープラーニングの技術が注目を集め始め、Googleの検索機能や、Google翻訳やDeepL翻訳、自動運転技術など、すでに私たちの生活の中に深層学習の技術が取り込まれつつあります。また、最近では創造的な活動を行うAIの注目が凄まじいです。

 

それらについてどんなものがあるか、画像・音楽・文章・旅程を生成するAIについて、とりあえず各サービスの概要だけ触って/さらってみた感想を紹介していきたいと思います。要は私の備忘録です。具体的な知識についてはおいおい書籍などで学習していきたいと思います。

 

 

最近話題のAIを理解する:画像生成

2022年8月22日にStable Diffusionのモデルがオープンソースとして公開されました。今までのDalle2、Midjourneyといった画像生成のソースコードは非公開ですが、誰でも自由に学習データを使えて、NHKのニュースにもなっているほどです。ディープラーニングの学習モデル・生成モデルにも様々な種類がありますが、現在話題になっている画像生成AIの生成モデルの多くは拡散モデルというアルゴリズムがベースになっているようです。拡散は英語でDiffusionです。すでにMidjourneyの絵がアメリカの絵コンペで優勝していたり、pixivがStable Diffusionの派生であるNovelAI Diffusionの絵まみれになっていたりしています。

 

Stable Diffusion

Midjourneyを試す方法はDiscordのアカウント登録が必要ですが、Stable Diffusionはオープンソースで、すでにStable Diffusionを応用したいろいろなサービスがあり、まあいってしまえば呪文はそっくりそのまま使いまわせるわけですね。現在DreamStudio、お絵描きばりぐっどくん、NovelAI Diffusionなどの派生アプリが続々出てきています。サービスAでうまくいかなければサービスBで出力すればしっくりいく絵が出力される可能性が高まるというわけです。

 

Stable Diffusionの画像は、DreamStudioで生成するのが一般的です。DreamStudioでは無料だと200枚しか作れませんが、技術がある人は、Hugging FaceにアクセスしてStable DiffusionのAPIアクセスコードを取得し、Google Colabで実行するのが金がかからずバックエンドが中でやっている処理も分かって良いと感じます。すでにいろいろな人がやっているので、調べればやり方が出てくると思います*1

 

この記事のサムネもStable Diffusion*2で出力しました。架空のものならなんでも大丈夫です(その時点ですごい)が、実在のものだとその通りに描いてくれない恐れ絵があるので、実在のものは写真に勝りません。しかし、ある程度要件を満たしていて抽象的なものなら、AIに描かせれば結果は1分未満で出力されます。

 

また、Stable Diffusionでできることはtext2image(テキスト→画像)以外にもimg2img(単純な画像→精細な画像)、img2prompt(画像→画像を解説する文章、というより呪文)などいろいろあり、枚挙にいとまがありません。高機能なStable Diffusion web UIWindowsアプリケーションや、Photoshopやクリスタに組み込んで使うプラグインもあるそうです。Chrome拡張機能やアプリも充実しています。replicate.comでは、10ドル課金するだけで無制限で色んな種類のAIがほぼ無制限に使えるようになっています*3

 

AIへの抵抗とmimicの「配慮」

AIによる画像の学習は著作権法30条の4によって合法化されましたが、いまだに心理的な抵抗がある人も多く、NovelAIの学習元であるDanboruが無断転載の巣窟じゃないかと批判していたり、AIに自分の絵を学習させたり、AIによる自分を題材にした絵を投稿させることを自主的に規制させたりしている人もいます。また、AIによって生成された絵の投稿を受けつけていないプラットフォームもあります。

 

そんな中で他のAI画像生成サービスとは一線を画し、また、絵師さんに「配慮した」と思われる日本発のAI画像生成サービスがmimicです。mimic以外の多くのAI画像生成サービスは学習済みモデルを元に呪文を入力してフェアユースな画像を生成しますが、mimicはイラストの著者が画像をアップロードして画風を学習しイラストの権利者が著作権を持つ画像を生成するものであり、これが不正利用されてトレパク、贋作生成につながるのではと言われて批判され、作者本人しか使えなくなって改めてリリースされたのでした。

 

日本はJASRACといい権利者の力が強いですからね。自分に似た画風をAIに噛ませて他人にもシェアできるというわけにはいかず、一次創作者の専売特許にしたいのは人間の性です。創作者もお金ないですからね。これが「海外に先を越されるだけだ」と批判されていますが、多くの画像生成AIとも違いがあるので、今のところ「知る人は知っている、絵師という人間の創作者が扱う道具」に落ち着きそうな気がします。いわゆるAdobe Sensei的なやつですかね。

 

かと思ったら、Stable Diffusionベースである、AI PiccasoでのいらすとやDiffusionなどのような、特定の絵柄を模倣するAI生成ができつつあります。しかしこういう取り組みができるのはいらすとや原作のみふねたかしさんの協力があってこそですよね。

 

最近話題のAIを理解する:音楽生成

甘茶や魔王魂、Springin’ Sound Stockと言ったフリー音楽配布サイト。YouTuberなどとして楽曲を挿入する場合にこのようなサイトを利用する人は多いでしょう。諸々の権利をこのような音楽サイトで回避しようとすると、オリジナリティがなくなります。AIによって生成された音楽だと、それらの問題を回避できます。たいていAI関連のサービスというのは、ノーコードで入れれば使えるもの、すでに学習済みのモデルをAPIやライブラリという形で自分で叩いて活用するか、それか1から学習をさせるという択があります。たいていは前2者で、1から学習をさせるのは、AI学習者や企業以外は稀です。Music Transformerの誕生以来、いろんなスタートアップがしのぎを削ってMLの開発に取り組んでいるように見受けられます。

 

現在、すでにサービスとしてAmper Music、MuseNetやSoundrawといったサービスがありますが、まだ日本ではメジャーになっていない感があります。Stable Diffusionに対する絵師のアレルギー反応が凄まじかったので完全に陰に埋もれているかそもそも音楽制作界隈の市場が小さすぎてまだAIが流行っていないということなんですよねきっと。今までフリー音源に頼り切りだったYouTuberなどの、音楽を取り扱うインフルエンサーによって広められれば一気に流行りそうな気がしますが、それはもう少し先のお話になりそうです。

 

せっかくだからコードを書いて動かしたいですよね。いくつかサービスを見つけてきたので紹介します。Magenta、Mubert、Reffusion、Pop2Pianoです。それぞれ趣旨が異なり、「Magenta:1からor任意の旋律の続きの音楽」「Mubert:テキスト→音楽」「Pop2Piano:音楽→ピアノ耳コピMIDI」と分かれています。

 

Magenta

MagentaはGoogleの創造的なプロセスにおけるツールとしての機械学習の役割を探るオープンソースの研究プロジェクト*4で、音楽生成のAIで有名です。先述のMusic TransformerはMagentaに組み込まれています。

 

Magentaを試すには、Magenta Studioというアプリケーションが便利です。こちらのサイトからダウンロードして使ってみましょう。MacWindows両対応で、5つのアプリケーションがセットになっています。Ableton Liveプラグインですが、独自のアプリケーションとしてインストールすることもできます。非常にシンプルなUIで、使いやすいです。

 

  • Continue 単一のMIDIファイル→長さを延長して続きの音を生成する
  • Drumify 単一のドラムMIDIファイル→楽器を追加してパターンのある演奏に仕立てる
  • Generate (入力はない)→任意の4小節のドラム/ピアノフレーズを生成する
  • Groove 単一のドラムMIDIファイル→ドラムに強弱をつけたりリズム感を出したりする
  • Interpolate 2つのMIDIファイル→ドラム/ピアノフレーズを生成する

全てMIDIファイルが出力されます。Continue・Convert・InterpolateでVariationやStepsの数値を2以上に指定すると、複数ファイルが書き出されます。

 

見た感じ、作曲に行き詰まった人にありがたそうですね。Generateで生成したメロディをContinueで伸ばして、Generateで生成したメロディを既存の曲や前の旋律とInterpolateでリミックスさせて、それぞれContinueで伸ばしてというのを繰り返し、最後のドラムはGrooveで盛り上げ、できたMIDIDTMソフトに突っ込むだけでまともに音楽として聴けそうな気がします。と思ったら、すでにやっている人がいました。

 

Mubert

これこそ著作権フリー音楽サイトの代替と言っていいかもしれません。Mubertで生成された音楽はロイヤリティーフリー(非商用利用が可能・商用利用は要相談・自分の音楽として売り出すのは禁止)です。

 

Mubertは音楽を生成するAIです。Mubert Renderでジャンルや長さを指定すれば、音楽やループ曲、ジングルなどを簡単に生成できます。カテゴリを選択してプレイリストから音楽をダウンロードしたり、長さを調整して再生成させたりすることもできます。

 

しかし、さらにすごいのがtext2musicの技術です。YouTubeの番組(PIVOT)で落合陽一さんが音楽を叩いているのを見たのが今回この記事を書いた動機です。やっていることは自然言語処理とMubert Render(厳密にはMubert API)の融合ですが、組み合わせたらテキストから音楽を生成するというプロダクトができるのです。テキストが違えば、出力される音楽も違う訳です。

 

現在はJupyter Notebook(Google Colab)プロジェクトがGitHubで無償で公開されていますので、そちらから取り組むのが簡単です。Stable Diffusionを活用したimg2musicのモデルデモもあるようです。

 

「Mubert Text-to-Music」のノートブックをGoogle Colabに入れて、テキストを入力すると、テキストのコンセプトに合った楽曲を制作してくれます。「Stable Diffusion + Mubert」は入力が画像になったバージョンです。途中、APIコードを取得するためにメールアドレスを求められることがあります。

 

似たようなサービスに、つい16日にリリースされたばかりのRiffusionがありますが、使用条件が不明瞭だったしかゆいところに手が届かなさそうので今はやめておきます。本当に日単位で進歩していきますからね。恐ろしい時代に生きているもんです。

 

Pop2Piano

Pop2Pianoは、wavやmp3からピアノカバーのMIDIに変換するモデルです。これは韓国の研究グループが開発したモデルです。生成されるMIDIは必ずしも正確とは限らないのであくまで「ピアノアレンジ」という気持ちで生成してみるといいと思いますが、非常に原曲の特徴をよく捉えています。プロ編曲者のレベルで正確に耳コピができる日も近いかもしれません。

 

試し方は、下記のGoogle Colab プロジェクトを自分のGoogle Driveにコピーし、GPU runtimeに変更した上で、上から順番に実行するだけです。途中、wavまたはmp3ファイルのアップロードを求められます。このファイルを機械学習MIDIに変換してくれます。

https://colab.research.google.com/drive/1rBAs2TkryDnnQOhcM-mtlrgtL2h3ekml?usp=sharing

 

それ以外にも、OpenAIがJukeboxというのを出しています*5ので、興味のある人は調べてみるといいと思います。OpenAIはイーロンマスクなどが設立に関わった人工知能研究の非営利団体で、現在は後述のChatGPTでの注目が凄まじいです。

 

最近話題のAIを理解する:自然言語処理の進化は凄まじい

自然言語処理の分野ではすでに、word2vec、LSTMといった技術はトレンドではなくなり(無論重要な技術であることに変わりはありませんがこれらを応用して)、Transformerモデルを利用したBERT、GPTモデルの開発が盛んです。これらを応用しているのがOpenAIのChatGPTです。12月1日にベータ版のリリースが始まったばかりですが、1週間後ですでに100万人の登録者がいるなど、世界的に話題をさらっています。機械学習によって自然な会話を成立させるAIはすでにたくさんあり、それこそこの間見たAIさくらさんとかがそうなのですが、現在はChatGPTが「今一番アツいAI」としてStable Diffusionなどと並んで紹介されることが多いです。この項ではもっぱらChatGPTについて説明していきます。

 

ChatGPTの概要

ChatGPTは、自然言語処理ツールであり、人間と話しているかのような受け答えをすることができます*6。研究とフィードバック収集のため、現在無料で一般公開されていますが、何百万もの大量のトラフィックと演算を捌くために将来的に収益化されるかもしれません。

 

ChatGPTは質問、相談、翻訳、要約、メールやエッセイなどの空想の文書作成、コード作成などの様々なタスクの補助をしてくれます。私が最初に試したのはPythonでのデータ分析とエラトステネスの篩*7でしたが、ゲームも作れる*8ようですね。手紙や歌詞を書いたり、ライトノベルや楽曲のさわりの部分だけ作ってもらうことは、難なくこなせそうです。ただし、知識レベルは2021年で止まっているようです。また、人間が描く情緒的表現には足元に及ばず、本当の意味で感情がこもった文章が生成できる訳ではありません。

 

我らが日本語にも対応しており、一つに決まる答えがない抽象的な問題を答えたり、Pythonコードや小説を書いたり、高度な1人2役ディベートをしたりすることができます。ただし、一部の知識に関して、日本語で質問すると頓珍漢な嘘をついてくる可能性があります。今は英語で使った方がマシな回答をもらいやすいです(もちろん、そのリスクを分かって日本語で使うのも全然ありです)。

 

私も学校のプログラミングの課題に使用しました。Pythonによるデータ分析のプログラミングで、ChatGPTにプログラミングコードを生成してもらい、最終的に私は体裁を整えるだけです。一部の分野においてはAIに宿題をやらせる日が私の中ではもう来てるんですね。ところが、命令文を少し変えるだけで違うライブラリを指示されたり、往々にして間違っていたり、構文が変わる(そのため、欲しい回答を得るにはしばしば言い回しを変えて伝え直す必要がある)という欠点を感じます*9。こうした欠点を踏まえても、前の命令に基づいてコードを改変できる点など優れた点も多く、うまく使いこなせば有能であります。その点で、ChatGPTは癖がありますが、その賢さは人間を上回ろうとしています。いくつかの分野においてはGoogle検索を上回っている時もあるように感じます。

 

一部では人類はAGI(汎用人工知能)を手にしたと評価されてますが、ChatGPTの情報の正しさについてはとことん脆弱です。ChatGPTは政府の公式文書などの典拠に足るものではなく、まともな百科事典に比肩する代物ではありません。所詮、依拠性などが(特徴量に切り刻まれているだけであり)適当だけど意味が通る文章を生成するのが得意なAIチャットボットだと思ってもらっていいでしょう。

 

異世界旅行エージェントChatGPT

私は考えたのです。ChatGPTなら、こいつ旅行の計画立てれんじゃねえのかと。方面は伊豆でいいですかね。

 

あっ…

 

この文章を生成するのに20秒くらいかかりました。日本が世界に誇る「新幹線」は知っていますが、日本各地のローカル事情については存じ上げず、このAIには旅程の計画を立てるどころかどの路線に乗ったらいいかという乗換案内すらまともにできないことがよくわかる例です。AIも流石に鉄オタじゃありません。しかし、東京から伊豆高原まで2時間半かかるというのは(余裕時分も含めているが)、よくできたものです。

 

やはり時間がかかって、非常に当たり障りのないコメントをいただきました。内容は的を射ており、非常に大事な助言です。伊豆に山や海、温泉があることは知っているようですが、地名と特徴を入れ替えればどの場所にも通用する定型文ですね。では、詳細にオプションを指定してみてはどうでしょうか。

 

伊豆旅行の計画を立ててみてください。東京駅から1泊2日で、熱海市下田市などの観光を楽しみ、下田ビューホテルに宿泊します。タイムスケジュールを立ててください

 

はい。この行程ですが、色々とツッコミどころがあります。私は熱海や下田の観光をまともにしたことはないのでうろ覚えは許してください。多分再実行すると別のトンチンカンな回答が出てくると思います。

 

  • 「8:00〜9:00」 東海道新幹線に乗り込むのにそんなに時間はかかりません。
  • 東海道新幹線伊豆高原駅まで移動」  停車しません東海道新幹線熱海駅で大きく進行方向を変え、三島を通り、名古屋・大阪方面へ進んでいきますが、熱海駅(ないし三島駅)での乗り換えが考慮されていません。さらに伊東線伊豆急行線の電車で南下していくか、途中に熱海か伊東などの観光を挟むのがセオリーです。伊豆急行へはサフィール踊り子という特急があって、それは新幹線のような見た目をしているので、それと間違えたんじゃないんですかね。サフィールは百歩譲っても、時間的には普通の踊り子を案内されるので、本当に不思議としか言えません。
  • 「9:00〜11:30」 実際に東京駅9時ちょうど発の特急踊り子3号が毎日運行されています。この電車は伊豆高原駅には11:12に到着します。11:30には伊豆稲取駅に到着します。
  • 「明神池」 明神池と検索すると、上高地(長野県)の池か、沼津市にある池が出てきます。仮に沼津市にある池だとすると、この観光案内は間違っています。明神池は沼津市の井田というところにあり非常にアクセスが悪いです。公共交通機関では沼津駅からバスに乗って江梨までいくか、修善寺駅からバスに乗って戸田まで行き、戸田と江梨を結ぶ予約制の乗合タクシーに乗り換える必要があります。そのため、この辺りは駅からタクシーやレンタカーでアクセスするのが一般的です(これは合っています)。沼津市の明神池は、日本一海に近い(?)淡水湖の一つとして河津桜など豊かな自然を楽しめますが、もう一つの日本一海に近い淡水湖で、すぐ近くにある大瀬崎の神池の方がインパクトがあります。
  • 海を見たいのなら、サフィール踊り子に乗っている方が個人的には楽しめるのではないかと思います。伊豆稲取あたりの車窓は特に雄大で、踊り子号のポスターとして度々使われるほどです。何より、伊豆高原で降りずとも乗っていれば下田に到着します。
  • 「日本最大級の温泉街『下田温泉』で昼食」 温泉で昼食!?温泉街で昼食ということでしょうか。それはそうとして、下田に「日本最大級」は自意識過剰すぎてイタいですね。日本最大級と言ったら、別府とか草津とかそこらを思い浮かべます。せめて日本最大級が許されるのは熱海くらいまでです。熱海の温泉街の繁栄ぶりはすごいと思います。私もいつか浸かってみたいです。
  • 下田温泉を散歩しながら」 ペリーロードとかかな?いいですね。寝姿山のロープウェイに登ると街が一望できて良さそうですが、そんなところまで発想する余地はこのAIにはありません。
  • 「蒸気船『かすみ』を観光」 そんな船は存在しません。確かに下田は蒸気船である黒船が来航した場所として知られています。下田には黒船サスケハナという遊覧船があり、20分の乗船時間で下田港内を観光して回る船となっていますがどうみてもディーゼル船です本当にありがとうございました
  • 「下田ビューホテル」 ホテルは適当に選択しましたが、こちらのホテルは下田市外浦にある海が見える温泉ホテルで、車で5分〜10分でアクセスできます。3kmの道のりで峠を越える必要があるので、徒歩でのアクセスはあまりしないでしょう。1時間に1本以上バスもあります。
  • 下田温泉を散歩しながら夜景を楽しむ」下田温泉にもう一回行くんですか?あれ…草津温泉とかと勘違いしてる?夜の湯畑的なことをおすすめしようとしているのでしょうか?ホテルから下田市街地までは遠いし、月光の下で露天風呂に癒されるというのが最高のプランだと思います。
  • 下田温泉から熱海市へ移動(タクシーやレンタカーで)」 下田温泉から熱海市へは伊豆急行線伊東線の利用が便利です。特に伊東から北の道路はいっつも混んでいていい印象がありません。アメリカの田舎のように車がないと何もできない土地だと勘違いしているでしょうか。東伊豆は観光需要が高く、少し特殊です。
  • 「熱海海浜公園」 これはひたち海浜公園と勘違いしているのかな?実際の熱海海浜公園はどこにでもありそうな小さな公園です。少し南にある伊豆多賀の方に長浜海浜公園という海直結の公園がありますが、これも特段観光するほどのものでもなく、砂浜(海水浴場)と公園が一体化しただけの場所です。海に近づきたいなら熱海親水公園や熱海サンビーチがお勧めです。海が見たいだけなら熱海城とかが綺麗なんじゃないんですか。
  • 途中で諦めています。英語でPythonコードを書くように指示した時だとこの現象は発生しないのですが、日本語だと処理に時間がかかってしばしばこうなります。

 

それぞれの行程と時間に無理はない(ように見える)ので、一見「旅程立てれているじゃん」と思ったら全然立てれませんでした。タイムスケジュールの体裁は保っているものの、違和感を感じざるを得ません。やはりChatGPTは適当だけど意味が通る文章を生成するのが得意なAIにすぎないのですね。実在の伊豆にどこか似た異世界の旅行計画を提出してくれました。

 

そのうち私が実際に旅行して、AIに本物の伊豆旅行を教えてやりたいですね。

 

最近話題のAIを理解する:旅程生成

しかし、これで諦めてはいけません。明神池や神池について調べていたら、沼津観光ポータルというサイトが「AI(人工知能)が作るお勧めプラン」というのをやっているのを見つけました。

 

パラメータを指定して、観光スポットをいくつかお勧めしてもらうというノーコードの旅程推薦AIです。生成される旅程も概ねコンセプトに沿っていて、あまり無理がありません。

 

最も、沼津にはラブライブサンシャイン聖地巡礼などの特殊な需要がありますが、それらは別途「(AIじゃない方の)おすすめプラン」にまとめています。

 

このように、いろいろな会社や団体が、SaaSやMaaSの一環としていろいろなものを作っています。旅行の情報提供は、実は最もメジャーなAIの活用法の一つだったのです。沼津に限らず、京都や広島などあちこちで採用されてます。どれもUIが沼津のものと似ているなと思ったら、株式会社まちづくりプラットフォーム*10の「AIコンシェエルジュ」の機能を埋め込んでいたんですね。観光サイトプロバイダは観光地の情報を入力するだけです。

 

他にも、ソフトバンクの関連企業で旅程をAIが作成してくれるPlanmeというアプリがあります。やはり旅行はその地域ごとにローカライズしないといけないので、まだChatGPTのような存在(AGI)が総合的に判断して無理のない旅程を立てるのは難しいのでしょうか。

 

急速にいろいろなものをICT化したら便利が増えた話【三元DX計画2022総括】

さて、私はこれまで三元DX計画と称して、PCとスマホの機種変、モバイルビューSuicaの環境構築といった私を取り巻く三つの環境の変更をしてきました。本日はそれらの振り返りと、それだけに止まらなかった改革のお話をしていきます。

 

 

フェーズ1:iPhone 12 Proへの機種変

ことの始まりは、Windows Surface Laptop Studioというパソコンを買いたくなったことです。この計画は6月くらいから考えていましたが、旅行(2022夏休み企画)などの影響で実行に移すのが10月までずれ込みました。

 

ここで、ビューSuicaでそのパソコンを購入してJREポイントを大量に貯めることを思いつき、同時にモバイルSuicaに変更して日常的にJREポイントを貯められる環境を構築しようと思いました。しかし、私のiPhoneには新しいアプリ群を受け入れるだけの容量がありません。ここで、まずスマホの機種変をして、そこにモバイルSuicaビューカードを紐付けることにしたのです。10月初旬、スマホが届きました。詳しい記事はこちらをどうぞ。

https://sangen03.hatenablog.com/entry/iphone-12-pro

 

 

やはり容量が増えたスマホは便利ですね。2年前のスマホですが、魅力的に感じます。私はカメラのスマホのデジタルズームは安っぽいのであまり使っていませんが、光学ズームによって拡大してもクオリティの高い、かつ画角の広い写真が撮れるようになったことには感心しています。

 

それに加えて、後述のモバイルSuicaAmazonKindleYouTubeニコニコ動画などの数あるサービスをこのスマホ一台で受けることができることに魅力を感じました。三元DX計画の本質はこちらにあるのかもしれません。

 

また、今回のサムネはiOS 16の背景自動切り抜き機能で作りましたが、こういった新機能の恩恵は余計なアップデートの必要がなく受けられるのでおすすめです。普通の人はアップデートしましょう。

 

フェーズ2:モバイルビューSuicaの環境構築

10月中旬、ビューカードが届きました。これに伴い、VIEW's NET、モバイルSuicaの購入、JRE POINTとの連携各作業、Apple Payとの連携を行いました。詳しい方法はこちらをどうぞ。

https://sangen03.hatenablog.com/entry/mobile-view-suica-join

 

 

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これにより、SuicaクイックペイJCB)が使える端末なら財布を取り出す必要がありません。これは非常に便利で、リュックを背負っているときにいつも私はリュックを前にしていましたが、頻繁に取り出す必要がなくなってリュックを後ろに背負っている場面が増えた気がします。

 

モバイルSuicaとウォレットアプリの取り扱いには慣れが必要ですがすぐ慣れると思います。しかしビューカードアプリは曲者で、使用状況が「ホーム画面のご利用額や『ご利用明細』には反映されていないのに『現在のご利用可能額』だけには反映されている状態」というのがあります。

 

私もいきなり使っていないのにご利用額に30000円ほど追加された判定になっていて、当初はご利用限度額を初月から無理やり増額しようとしたペナルティだと思っていました。電話で問い合わせたところ、これはQUICPay+の仮押さえ額とということになっているそうで、利用に合わせて減額するのか、もしくは、QUICPayに抑えられています(私の推測ですが、おそらく一回の支払いにつき3万円まで利用できるので、QUICPayが確実に3万円をすぐにビューカードから引き出せるように抑えておいてあるのでしょうね)。いずれの日にかこの問題も気にならなくなることを信じます。もちろん実際の引き落とし額には含まれませんので。

 

予想に反し、このビューカードのご利用可能額が学生のため20万円で頭打ちになってしまっており、買おうと思ったパソコンは高額すぎて私のビューカードでは手が出せませんでした。それに、既存のUFJカードもありますから、うまく併用して、Adobeなどの既存のサブスクリプションの決済をUFJカードからビューカードに移すのはもう少し先にしたいと思います(というか、信用創造と緊急時のためにAdobe年会費だけは三菱カードで払っておきまして、それ以外は原則ビューカードSuica決済にします)。

 

フェーズ3:Windows Surface Laptop Studio購入

ついに高級パソコンを購入できることとなりましたが、予想とは裏腹に親のクレジットカードで支払ってもらい、その立替分を私が当該口座に振り込むという形になりました。まあ以前のMacBookが壊れたわけではなく、あくまで遊び用のたっかいおもちゃとして買っているので、30万自腹です。

 

もはやノートパソコンでもタブレット端末でもない、神力の宿りし新型コンピューターです。

 

3ヶ月前くらいは、もともとこのPCを購入する予算は25万円でしたが、値段を見て40万円に引き上げました。その結果、30万のパソコンに加え、10万のスマホも買っていますから、2ヶ月で40万以上も散財する羽目となりました。前から計画していたものとは言え、信じられない。ちょっと金銭感覚狂いそうですよね。まあしばらくはこんな散財しないようにしましょうが。

 

親が建て替えてくれたら、VR機器も一式買う余裕があるくらいの金ができるので、残念ですが、今後は自分の身を考え、自分の趣味代や書籍は自分で払わなければいけません。

 

そして思いがけず初期不良品に当たり、人生で初めて初めて返品交換の電話とコンビニから荷物を送るということをすることになりました。機械だから仕方がないですが、むしろこのような機会を与えてもらってありがたいかもしれません。

https://sangen03.hatenablog.com/entry/surface-laptop-studio

 

 

30万が返金されるのを確実に待ってから購入したため、PCの環境を構築するのが1ヶ月弱遅れました。母に返金と同時に購入したらすぐ届くはずだと何度も責められましたが、クレジットカードの情報に答えられないものが出てくるかもしれないので仕方がないです。手間をかけさせて申し訳ない気持ちはあります。

 

フェーズ3.2:iCloud利活用の促進

詳細は別サイトに書いてありますが、私はDropboxをやめてiCloud Driveを使うことにしました。加えて、iCloudキーチェーンの活用を促進し、私はパスワード管理アプリをiCloudのメモ帳に書いていましたが、これをキーチェーンに移しました。Microsoft Authenticatorも類似の機能がありますが、キーチェーンの方がよく使っているのでこれを元に同じApple IDで紐づけられた全てのデバイスでパスワードの共有ができるようにしました。

 

フェーズ3.3 Adobeはどうする

さて、今現在iPhone, iPad Pro(旧型刺さると死ぬペンシル), MacBook Pro (旧型Intel), iPhone Pro, Windows (新型超高性ノート)の5台が手持ちにあります。そのうちAdobeCreative Cloudにアクセスできるのは2台だけです。この2台だけが100GBのストレージとAdobeのハイスペック制作環境にアクセスできる権利があります。

 

私は両方使ってきましたが、どちらもしばらく使っておらず月4000円の年会費だけが無駄に飛んでいきます。主にiPadで絵描きとデザインを、Macで動画編集をしてきましたが、実はWindowsだと両方できるんですね。なんで一緒くたにしました。まずはiPadからログアウトして、。

 

AdobeだけでいったらやはりM1, M2チップに軍配が上がるようなものですが、同じ値段で買えるMacBook ProでほぼそれらMacBook Proを代替して、iPadを代替して、WindowsにしかないAviUtlなどのソフトが使える、これはすごいと思います。

 

動画関係

動画編集ソフトに、Premiere Pro・After Effects以外にAviUtlが使えるようになりました。Premiere Pro・After EffectsはOSが買われども概ね変わらない使い心地で、今までのMacと同じような感じで使えて便利です。

 

OSはWindows 11ですが、所詮同じWindowsなので、AviUtlなどのフリーソフトも使えます。なお、この手のフリーソフトはプロパティで高DPI設定をしないと画面がぼやけるので注意しましょう。中にはAviUtlで全編集を完結させている猛者もいるようですが、AviUtlの拡張編集のウィンドウは小さく、実質デファクトスタンダードプラグインが幾つもあると言うことで、使い勝手としてはAdobeの方がゆうに上ですよね。

 

また、AviUtl以外にもゆっくりムービーメーカー、VocalShifter, Dominoなどのフリーソフトが使えるのはWindowsが優れている大きなメリットです(Dominoは、Garagebandや楽譜が読めればMuseScoreなどで代用可能ですが)。

 

デザイン関係

iPadにはAdobe Frescoというお絵描きに特化したアプリがありますが、あれは本質的にはPhotoshopなので、WindowsでもPhotoshopで普通に代替できました。Windowsで液タブ・ペンタブ接続や画面書き込みが出来ない人のためにPhotoshopの機能の一部をお絵描きに特化してiPadで出しているだけで、中身はPhotoshopなんですよね*1

 

ただし、iPadのFrescoアプリとPhotoshopアプリは、従来のPhotoshopとUIが大きく異なります。しかし、機能自体は同じなので、ペンの使い心地なども含めて慣れの問題と言えるでしょう。

 

また、iPadの、Adobe以外で唯一の使用用途であったGaragebandは、Macではすこぶる使いづらいので、iPadはやはりGarageband専用端末としてしばらく生かし続けます。最悪なくても困らないですが。

 

ゲームの性能について

Adobeの編集ソフトでは、エフェクトをマシマシにしない普通の編集ではプロキシを作らずとも概ね快適に編集をすることができました。

 

では、ゲームはどうでしょう。そもそもMacでゲームを入れなかったので、比較対象がなかったのですが、Windowsには豊富にゲームがあります。標準でMicrosoft Solitaire Collectionが入っていますが、これは今からちょうど30年前(1992年)に発売されたWindows3.1で、MicrosoftGUIとマウス操作に慣れさせるために作った歴史あるソフトです。往時とは異なりソリティアフリーセルなど5つのゲームが合流し、派手なエフェクトがついていますが、Celeronですらまともに動くので、比較の対象になりません。

 

代わりに、Microsoftが買収したMojang社のMinecraftがあります。こちらのソフトはMacでも遊べるのですが、MacではJava版しか遊べないので、統合版も遊べるWindowsが欲しかったのです(メインはJava版ですが)。そこで適切な決済手段ビューカード)と高性能GPU搭載Windows、そして個人用Microsoftアカウントが整備されるのを待っていました。まさに今回の三元DX計画のご褒美と言えましょう。Amazonから買うより高いですが、購入履歴が紐づかないリスクがあるので、お布施の意味も込めて公式サイト(内部的にはMicrosoftストア?)から確実に購入しました。Minecraftの購入情報はXboxに紐づいているんですね(Java版のみにおける、ゲーム上で表示されるユーザー名は紐づいていません)。

 

イクラは何回か他人のPCで遊んだことがあるのですが、いかんせん低スペックで、遊べる時間も短かったです。今回はどうでしょう。シングルプレイで、fpsを計測しました。マイクラは3DのPCゲームの中でも軽い方ですが、マルチや重いMODを入れたり、PvPなどをするには当機のようなVR Readyな端末が望ましいです。WindowsではJava版と統合版の二種類のマイクラが遊べますが、一般にJava版の方が重いと言われております。バージョンは検証時現在(2022年12月上旬)最新版の1.19.2です。設定はあまりいじっていませんが、最低限の最適化はしてあるつもりです。

 

Minecraftバニラで検証

起動直後はワールドを読み込むため20fpsとカクつきますが、この画面のリフレッシュレートが120fpsなのですが、静止時には110台の高い水準を保っており、動きまわっても50fpsを下回らない非常に快適な環境となっています。しかし、GPU使用率が70%台と高いですね。村人100体スポーン時やエンドラ戦時も何か変わるかなと思いましたが、あまり変わりませんでした。さすがLaptop Studioですね。複雑な構造物でもあまり値が変わらないかもしれません。

 

同じ画面でYouTubeの動画が動いている状態で操作したら-20fpsくらい落ちますが、元々のスペックが高いので意外となんとかなります。素晴らしい。

 

Minecraft影MOD(SEUS PTGI HRR 3)で検証

では、影MOD使用時ではどうでしょう。Optifine HD Ultra H6(for Minecraft 1.18.1)の上に、負荷が高い影MODの一つであるSEUS PTGI HRR 3というシェーダーパックをかけました。ゲーム内での光の反射が自然に描画されていて、リアルな世界観を演じることができます。

 

28fps。静止した状態でも30を切っています。

 

CPUを使用する設定を改善する(JVMの引数→CPU 16GBまで使用可能)と、32fps前後まで上がりました。しかし、動いていると時々カクつきます。そしてファンがひっきりなしに回っています。構造上仕方ないのですが、マウスにちょうどファンの生暖かい風が当たってしまうんですね。

 

Vanila-Normals-Renewed 1.0.7も入れました。適応されないブロックもありますが、バージョン1.19.2でも動きました。ブロックのテスクチャや光沢度が増すリソースパックです。石切台の刃の鋭利さよ。見た感じこのリソースパックを入れる前後でfpsにはあまり差はないようです。なお、このリソースパックは影MODと一緒じゃないと動かず、ただ重いだけです。

 

バニラは余裕なのですが、やはり最高品質の影MODとなるとスペックは劣るものです。確かに遊べなくはないですが、この状態ではいつワールドがダウンしてしまうかも分かりません。それと引き換えに水面や背景など、綺麗な世界に没入することができます。

 

RTX 3050 Tiにも限界があるが、素晴らしいマシンだ

はい。これに尽きますよね。今回、最高のコンピューターをもってして考えられうる最高のパフォーマンスを発揮させようとしましたが、それにもやはり限界があるということを身を持って体感しました。コンピューターゲーム機械学習をする時、膨大な電気エネルギーと熱エネルギーを使って何億、何兆もの処理を同時に走らせて、とんでもない負荷をかけていることを思い知りましたね。それを実感できたこの実験には価値があったと感じました。

 

なお、統合版にもレイトレーシング機能を使ったSEUS PTGIよりも軽い影MOD(リソースパック)があるということで、こちらの操作も、まあ超快適とは言い難い、なんとか遊べるレベルであると思われます。

 

今回はマイクラの検証のみにとどまったので、VRでの性能はまだ試していないですが、影MODが最低限動くなら、少しくらい重いワールドでも簡単に処理落ちすることはなく動くと言っていいと思います。まあ、とどのつまりワールドによりけりでしょう。数十名が入るワールドや重めのエフェクトやパーティクルなどを多用しているワールドやアバターでは不便が生じましょうが、シングルプレイに関しては大丈夫でしょう。普通重いVRワールドやゲームを動かすことができるパソコンといえばデスクトップのコンピュータで、容易には動かすことはできません。快適に体験ができる3D・VRオープンワールドを鞄に持ち運べる、これだけで充分評価に値します。

 

 

 

 

 

ここからは、本来含まれる予定じゃなかったのに三元DX計画に含んでしまった新技術導入を紹介いたします。

 

フェーズおまけ1:生協マネーに登録

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大学と課題と私の怠慢により行動範囲が制限されている身としては、紙の本を買う手として生協売店で図書カードを使う他にはないわけです。

 

詳細は省きますが、大学生協加入者は学食や生協売店今まで払う料金そのものが10%割引だったのが、その10%割引が2022年10月からいきなり受けられなくなったんですね(一部間違っています)。代わりに、専用のサービス(生協マネー:pokepayベース)に登録させて、そのサービスにポイントが付与されるようになったんですね。その中に還元させるというシステムに変わり(一部の人にとっては改悪?)ました。そこで生協マネーを登録したということも三元DX計画の一部だと思えば抵抗がいくらか少なくなるものです。

 

ところが、本を購入した際に生協の方から説明を丁寧に受けてもらいましたが、生協購買のポイント還元が生協マネーによる還元になっただけで、学食の還元はポイント還元ではなく引き続き価格が10%引きになるようです。ありがてえ。大学生で、もしわからないことがあればご自身で生協カウンターに問い合わせるのがいいと思います。

 

フェーズおまけ2:Amazon加入・Kindle導入

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ただし、紙の本にはデメリットがありまして、スマホで読めないんですよね。電車やバスの徒然が苦痛です。じゃあKindleじゃけんと。Amazonのアカウントを作り、AmazonショッピングとKindleで使えるようになりました。UFJカードビューカードもどっちも登録してあります。買った本がKindleにない時やネットショッピングをしたいときは、Amazonショッピングで買えばいいしね。

 

ただし、Kindleの本がAmazonのWebサイト(Kindleストア)でしか購入できないのは損であると感じます。まあ仕方ないですが。

 

フェーズおまけ3:Coke ON Pay導入

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モバイルSuica導入と関連して、Coke ONアプリをインストールし、作ったモバイルSuicaを紐づけてみました。Coke ON Payは、Coke ONアプリを通じてあらかじめ決済手段を紐づけておくことで簡単に決済ができるサービスです。

 

言うなればApple Pay・Google Payのコカコーラ自販機特化版で、当のApple PayやGoogle Payも登録可能です。飲み物の購入やウォーキングなどによってスタンプがもらえて、貯まるとドリンクチケットと引き換えられるようです。設定すればただ使っているだけで還元が受けれそうですね。私はあまりコカコーラの自販機を使わないのですが、使った方が得かもしれないのでとりあえず登録だけしておきました。

 

フェーズおまけ4:その他

他にも、新しいパソコンやスマホに多数の便利なアプリをインストールしました。その中には使いこなせていないものもあります。例えば、この度メルカリも始めましたが使い方が全く分かりません。これで片付けできたらいいのに。

 

こちらの部門(メルカリ)では、大いにDXを失敗したと言えるでしょう。いつか来たる時のために放置しておきます。Prime Videoやその他サブスクリプションもやりたいやりたいと思いながらも動画編集とゲーム、VRに気を取られてはできませんね。そんないっぺんに無理です。

 

結果

 

やはりこの中で一番インパクトが強かったのは、ビューカードです。その他どんな政策をやっても、毎日2回以上否応なく遣わされるApple Payには勝ちません。そう考えるとiPhone買い替えてモバイルSuicaを始めたのが最もインパクトが強かったですね。当初目論んでいた大量ポイント獲得にはならなかったものの日常の決済は全てこれで完結させました。

 

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これがその一覧です。初月、2万6千円の利用で205ポイント貯まりました。この他にも、11月にはJRに乗る機会が多かったので、ポイントが多くついています。やはりJR関連・Suica関連だとポイントが貯まる印象ですね。そういうわけでトレインレストラン日本食堂やJR-Cross系列の駅そばでの食事にもポイントがつきました。鉄道博物館行きの旅行においてもJREポイントの結果を示すことができました。

 

それ以外の部門においても、概ね大きく体験向上ができて素晴らしい変革だったと思います。ちょっといろんなものを一気に変えすぎたので追いついていないのですが、しばらくはこれら新技術、特にWindows周りに慣れる必要があります。

 

今度はどんな改革にしよう。ちょっと私としてはAIの技術で一発当てたいですが、このブログで公表できるものかもわかりませんし、一旦これにて三元 DX計画2022は完結としまして、ここからしばし考える(意訳:このブログの更新がとどまる)期間に入ります。

 

 

*1:実際にpsdというPhotoshopのファイルで保存されるし、Photoshop Sketchを発展させベクター編集も可能にしたアプリとなった

久々に鉄博に行ってきました

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今回はさらに鉄道知識を深めると言うこととDX計画によってお出かけはどれほど変わるのかと言うことのチェックで来ました。大宮にたどり着くまではこちらからどうぞ。

 

https://sangen03.hatenablog.com/entry/2022-keihin-tohoku

 

 

 

6年半ぶり2度目の鉄道博物館

調べたところ鉄博は6年半ぶりで、前回は2016年の春休みに行ったみたいなんですね。そんな前のこと覚えていないよと。私はまだ中学生で、当時はE217系E233系など横浜駅に出入りする基本的な車両や上野東京ライン湘南新宿ラインの概念は分かっていましたが、当然鉄道知識も貧弱なものであります。

 

6年前と今では入場方法が変わっています。鉄道博物館の入場方法にはJR東日本の「お客様、これからの時代はこうやって改札を通ってくださいね」という示唆が隠れています。6年半前、私はSuicaを登録して入場しましたが、これはSuicaの販促の一面もあったと思います。Suicaが普及しきり、モバイル化・券売機レス化を推進している今は券売機を使わせないのが今の主流です。Suicaを使わせるのは当然で、しかも鉄道博物館内での決済ではJRE POINTがもれなく貯まります。

 

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というか券売機は仕事をサボタージュしていまして、チケットをコンビニに行って買う必要があります。なんとも手間な。てっぱくアプリからチケット買えるようにしたらいいのに。

 

加えて、以前の券売機はみどりの窓口的な要素が強かったんですね。指定席券売機近くには案内の人がいて、切符の買い方等仔細に説明してくれたのでした。これを改めて、JR東日本からの「君たち、特急や新幹線に乗車する駅のみどりの窓口や券売機なんていう古い技術は使わずに地元駅の指定席券売機スマホを活用しなさい」という言外のメッセージが見え隠れしています。実際にえきねっとを強制的に使わされるJR東日本パスにおいても東京駅の券売機はあまり混んでいませんでした。鉄オタもやればできるんです。それでコンビニや特殊入場券用のカウンターで買った入館券を入館ゲートの係員に渡してご入館ということになっております。なんだやはり人がいるじゃないか。それでも以前よりは効率化されたんでしょう。まだ一部の分野では人が必要なところは隠しきれなかったみたいです。

 

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ところで、私はこのような形でチケットを購入してきました。まあ高速バスやライブのチケットとかにありがちな形ですよね。鉄道博物館もこのように発売しております。

 

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入りました。ブースの説明は鉄道博物館アプリから見ることができます。今回詳しく紹介しません(時間がないのでざっと見)でしたが、私は歴史ブースを訪れました。これらブースも、予めダウンロードしておいた鉄道博物館アプリで予習しておくとより楽しめることでしょう。

 

鉄道博物館のレストラン

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かつて、日本各地の特急では食堂車が連結され、高級なメニューを提供してくれました。現在はそのサービスはサフィール踊り子や一部の観光列車のみに限られたものとなっています。そんな食堂車のメニューや雰囲気を継承しているのがトレインレストラン日本食堂。往時のメニューや高級感あふれる車内空間を再現しています。

 

今回、前から行ってみたかったこのレストランに伺うために朝飯は食パン半切れとまともに取らずに腹を空かせて参りました。

 

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豪華ですね。テーブルクロスやランプ、カーテンに味があります。

 

こういうところのお作法はあまり分からないのですが、私服の人が多いということから全然問題ないんですね。別にドレスコードなどはありません。それぞれ至福の時間を過ごしております。

 

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Webサイトのメニュー表にはなかったのですが、臨時のメニューとして「特製ワンプレート」がありました。左から反時計回りにオムライス、カニクリームコロッケ、デミグラスソースハンバーグ、レタス、そして正体がわからなかった別のクリーム(多分ポテトクリームかなんか)が乗っている豪華セットです。

 

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届きました。アイスティーと食器(スプーン、フォーク、ナイフ)が先に来ました。食器も往時の食堂車のもののようです。アイスティースジャータのミルクを入れるとミルクティーになるのでご注意ください(当たり前)。

 

いや、おいしい。一部界隈においてはまずいことで有名とされているNRE*1ですが、この食堂にかける熱意は本気ですね。少なくとも今年食べたものの中で美味しいものトップ5には入っていることでしょう。味ざわりの高級感、見た目から綺麗で丹精に作り込まれた料理。決して手抜きや妥協はしていません。これを列車の中で食べることができるなんて。

 

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確かに、肉汁が溢れるハンバーグや、絶品メニューなどを好んで食べてきたグルメな人からしたら、依然としてNREテイストを誤魔化しきれずにまずいと感じる人がいるかもしれません。その気持ちも同意できる部分はありますが、今の私にとっては最高です。少なくとも素人のお手製よりはうまいはずです。お値段はかなり張りますが、気軽にVIP気分を味わうことができるいいスポットだと思います。本当に五感で鉄道を実感できます。食べるのが遅いとご飯が固まってしまうのは注意です。

 

お値段は2460円(ライスは別途260円)です。外食チェーンだと半分くらいの値段でいけると思いますが、もともと食堂車用なのでこれくらい値は張るものです。2000円超えのランチなんて1年に1回あればいい方だと思うのですが、わざわざ大宮まで食べにきた価値はあったと思います。

 

今日の最大の目的は果たしたので、このあとは軽めの館内紹介です。

 

新南館

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2018年7月に収容車両をもっと多くするための新館というのをオープンしました。私にとっては未踏の地です。

 

ここではどちらかというと仕事ブースがメインで、踏切や数多くの体験スペースがあります。

 

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車掌体験とかは面白そうだと思いましたが、ゲリラ的に訪れた私にとっては体験する権利はありません。結構人気なんですね。

 

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というのも、本日は数多くの子供連れが来ていました。様々な体験スペースに多数の行列があります。

 

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通路には183系があり、なぜか踊り子と湘南新宿ライナーの幕を掲げています。30年くらい前は踊り子や湘南新宿ライナー(のちの湘南ライナー、特急湘南)にもこのような車両があったということで、飲食可能です。全然私の知らない時代の史実をしることができますね。向かい合わせ式になっていない1〜3両目は入れます。それ以外の新南館車両は全て入れません。

 

さらに、2階は多数の運転台を備えた仕事・未来ブース、3階は歴史ブース、4階は新しいレストランと展望台となっており、今後時代を経るたびにさらなる展示が充実していくことでしょう。4階のレストランは先ほどの日本食堂ほどではないにしろ少し値が張ります。

 

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駅舎には絶対に寝られない起床装置と鉄道開業150周年記念のホワイトボードアートがありました。本館2階の展示ですね。見に行きたいと思います。

 

手抜きごめんなさい

鉄道博物館では、ちょうど15時になると転車台の回転イベントをやっています。生汽笛を鳴らしたのち、回転が始まります。

 

しかし、そんなものや貴重な古い車両の数々に構ってはいられません。科学スペースなどもまともに見ることはできませんでした。もう退館します。今回の来館目的はあくまで高級レストランと新南館です。

 

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ちなみに、私が「そうだ、鉄道博物館へ行こう。」と思わしめたてっぱくの広告はこれの広告です。本館2階の展示ですが、時間がないので3分で貴重資料の展示を通り過ぎました。

 

なぜかというと、私は18時から自宅で受講する授業があってそこに出席しないといけないんですね。大宮の睡眠カフェも見ていきたかったのですが、勇気ある撤退です。次の来訪のために取っておきます。

 

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15時15分ぐらいに退出して、24分発のニューシャトルで大宮に戻りました。ゴダイゴ銀河鉄道999に合わせて颯爽と登場したニューシャトルで帰宅しました。

 

*1:風評被害のような言い方だが、私は旧NRE系列が提供している峠の釜飯や一部の駅そばは実際に食べてまずいと感じる。現在はJR東日本クロスステーション:JR-Crossに経営移管されている

日本最初の線路から、交通博物館の街を通り大宮へ【横浜駅→大宮駅】

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本日は、京浜東北線ぶらり途中下車の旅と称して横浜駅から大宮まで参ります。

 

タイトルには、「日本最初の線路で」と言っていますが、横浜駅からのスタートです。じゃあ桜木町から乗れよっていう話なんですが、ちょっと時間と予算の都合で紹介できません。私はいつでも行けますんでね。逆に私にとって横浜より北はちょっと背伸びしないと行かないような、そんな区間になっております。これは横浜市の中でも北部の人と南部の人で認識が違ってくるし、多少の差異があって然るべきものだと思います。それだけ横浜市は広いのです。しばらくは横浜市から出られません。

 

前回示唆した通り、乗り換えや一時途中下車駅では積極的に駅ナカを利用し、JREポイントでログインして福引を回していきたいと思います(むしろ一時途中下車しないとログインができません)。なお、チェックイン可能時間帯は10時から22時で、実際にチェックインできたのは品川、東京、上野、大宮、赤羽、横浜、保土ヶ谷でした。当たる確率は高い(4ポイント/7チェックイン)ですが、当たっても1ポイントしかもらえません。チェックインをやってる人とやってない人であまり差がつかないようになってるんでしょう。そりゃそうですよね。ポイント数がでかかったらチェックイン忘れただけでげんなりしますよね。

 

ちなみに、京浜東北線途中下車の記事には、JREポイント以外にも鶴見線、AIさくらさんのレビューなど、さまざまなコンテンツが含まれます。そして秋葉原〜大宮間は飛ばしてます。新橋駅と秋葉原駅は後日撮影した内容を含みます。

 

 

 

横浜から鶴見線

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いつもここから横浜駅です。私にとって、ここより北に行くことはおでかけの始まりです。普段使うほぼすべての交通機関がここに集まっているだけあって、この駅が一つの関門であるかのように感じます。

 


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横浜駅京浜東北線駅名標はヨコハマウス鉄道開業150周年エディションになっています。これも期間限定のデザインですね。同じプラットフォームでも場所によってデザインが変わります。ヨコハマウスは去年の10月・11月ごろにJR東日本横浜支社の駅キャラスタンプラリーの兼ね合いで突然できた横浜駅のキャラクターです。私は存在を忘れて行けませんでしたが、10月の150周年イベントではヨコハマウスグッズが売られているなど、横浜支社はヨコハマウスを結構推しているようで、今回の駅名標東海道線横須賀線ホームを含めて全部ヨコハマウスになっています。

 

今回新橋までは、新橋・品川・川崎・鶴見・桜木町の5駅にある2022年度のみ期間限定の駅名標に着目しに行きます。諸事情により桜木町駅は紹介できませんが、普段見に行くことができない鶴見〜新橋の4駅の駅名標を見ていきたいと思います。私は桜木町駅はいつでも行けますんで、興味を持った方はどんなデザインか調べてくださいな。駅名標が横長なので、一番完成されているデザインだと感じます。

 

時間がないので、サラリーマンと一緒に通勤の波に乗ります。東神奈川で乗り換えられるらしいですが、町田行きなんて初めて聞いたわ。

京浜東北線 大宮行き 横浜750→鶴見800

 

鶴見線(大川支線)へ

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鶴見駅です。当駅は改札外ですがCIALがあるのでチェックインできます。こういうスタイルの駅もチェックインできるんですね。

 

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今も停車こそしないものの多数の線路が通っている鶴見駅は全国の鉄道駅の中で6番目の開業で、1872年10月15日に開業しました。そういうわけで特殊な装飾がなされた駅名標になっているんですね。ちなみに、鶴見線駅名標は普通でした。

 

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鶴見駅にも開業150年記念かつるっくというキャラクターが出てきました。鶴見の工業地帯にあるかもめですよね。今後は鶴見線にも活躍の幅を広げるのかもしれません。もちろん駅キャラクターのない駅の方が多いですが、変わる駅キャラクターの数々もこの旅の醍醐味といえます。

 

ここで少し寄り道、鶴見線の大川行きに乗車します。初めて平日朝に乗りましたが、この時間帯は利用者が本当に多く、大川行きも4番線から発車します。大川行きは土休日に3本しかないですが平日には朝に4本、夕方に5本の9本しか存在しません。宗太郎も顔負けのとんでもない秘境っぷりです。横浜市民・川崎市民でもその存在を知らない人が多いかもしれません。

鶴見線 大川行き 鶴見807→大川820

 

初めて来たぜ大川支線

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こちらが大川駅の古い駅舎です。川崎市ですがここも横浜市内の区間で、他の鶴見線の駅同様「浜」のマークがついています。ちょうど安善・浜安善と武蔵白石・大川の間が市境となっているようです。大川駅だけは飛び番になっていて駅ナンバリングはJI-61の番号を名乗ります。左の方にやばい時刻表が垣間見えていますよね。

 

大川行き・始発の列車は武蔵白石駅をすんでのところで通過するので大川から浜川崎方面に行くには安善と武蔵白石駅を往復する扱いになっていますが、この区間は特例で往復できます。

 

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しかし、今日は乗り換えの都合上今回は武蔵白石駅から鶴見経由で乗車しました。安善駅での大川対浜川崎方面の接続、そして浜川崎駅での鶴見線南武支線の接続は全く考慮されていませんし、南武支線も本数が少なくなってくるので、じゃあ鶴見に出た方が早いというわけです。なぜなら鶴見線だから。時間によっては武蔵白石始発がありますが、それには時間的に当たりませんでした。

鶴見線 鶴見行き 武蔵白石905→鶴見916

 

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逆に、平日に1日1本しかない桜木町始発の赤羽行きが当たりましたね。赤羽行きは平日に6本ありますが、それぞれ始発駅がユニークです(写真は川崎で撮影)。

京浜東北線 赤羽行き 鶴見922→川崎925

 

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さて、川崎に復帰しました。150年前の7月10日に神奈川駅(現在廃駅)とともに日本で3番目に開業した駅であり、なんだかんだ久しぶりのログインができる駅です。北コンコースにはアトレの商業施設があり、一部改札内で営業しているものや、アトレ改札があります。実は日中は大川駅近くの日清製粉前バス停からバスに乗車できて、30分ほどで到着します。

 

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計画ではここで東海道線に乗り換える予定でしたが、急遽京浜東北線に行きます。これは、奥を拡大してもらうと分かりますが東海道線が遅延5分になってるんですね。というかそもそも京浜東北線の旅ですから、少なくとも新橋横浜間は京浜東北線で行きたいですよね。

京浜東北線 南浦和行き 川崎933→品川948

 

川崎の発車標、反対側の行き先は東神奈川行きになっていましたね。ちょうど蒲田駅ですれ違いましたが、1日1本しかありませんからなかなか新鮮な気分です。都内に出ると、神奈川県内の曇りや強風のある天気を脱し、徐々に晴れてきました。

 

東京都内の鉄道150周年コラボ企画をめぐる(品川駅)

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品川駅は、桜木町と同時に開業した日本一古い駅です。4番線に到着、3番線の外回り山手線と対面乗り換えができて便利になりました。山手線内回りには珍しい池袋行きが来てました。

 

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一回もさっきの高崎行きに追い越されることもなく、むしろ遅れが増大しています。乗車電の後を追うように到着し、運転は再開したみたいですが。最近は株も為替も大荒れですから、鬱って自害する人が多いのでしょうか。

 

隣のゲ駅では、当時海上に築堤を築いて線路を通した浮世絵の時代の遺構が見つかりました。都会のど真ん中でありますが、どのように整備されるか見ものです。

 

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駅周辺はオフィス街ですが、2階層にもなる駅ナカがあって栄えており、新幹線が通り、多くの人が行き交う乗り換え駅です。将来的には南北線やリニアの延伸計画も予定されています。

 

 

品川からは、新橋、東京、秋葉原の駅で途中下車していきます。いちいち説明しませんが、全てJREポイントアプリのチェックイン可能駅です。

京浜東北線 南浦和行き 品川1005→新橋1014

 

カメラには収められませんでしたが、浜松町で黒い山手線、Netflix電車とすれ違いました。

 

汽笛一声新橋を

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日本で初めての鉄道は新橋から横浜で開業したと言われていますが、開業自体は日本で5番目です。SL広場のC11が有名ですが、銀座口にもD51の動輪が常設で保存されています。

 

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地上階南改札を出てすぐにトリックアートが設置されています。これは桜木町にもあるもので、桜木町駅のそれと同じく改札内からも存在を確認することができます。ですが、なんかデザインが以前のものと変わっている気がします。聞いてないよ!ちなみに、後日確認したら、桜木町のも前のと違って新幹線のやつになってました。

 

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最近は広告の枠を鉄道150周年記念の広告や記念スタンプラリー(デジタル版もある?)の広告が占めています。その代わり、STATION IDOL LATCHという駅員アイドルの広告がありました。JR東日本もこういうのに協力監修しています。

 


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新橋駅には黒森くん(烏森に由来の鳥)というカラスのキャラクターがいます。改札内では主張控えめだなと思っていたら、後日、改札外に出たら改札の外にいることが発覚しました。150年前の機関車と今年の駅キャラクターの対比がいいですね。改札内にも「出入り口付近ですので立ち止まらないでください」の看板にちゃっかり居ます。

 

新幹線乗りたかった、東京駅

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山手線内回り 新橋1025→東京1028

京浜東北線が通過する時間帯になったので、山手線で東京に来ました。

 

東京駅は品川駅と同じく周りはオフィス街で乗り換え駅としての機能が強いですが、駅ナカや商業施設がたくさんあって栄えています。また、全国各方面への高速バスのターミナルもここにあります。こちらは鉄道150周年が関わらないだけあって、駅名標は普通でしたね。

 

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先月は鉄道150周年記念でJR東日本パスが発売されましたが、あれだけ東北新幹線が混んでいたのに、切符はみんなえきねっと経由で取っているので在来線の乗り換え改札がガラガラであることが話題になりましたね。その舞台がここです。私は乗りたかったですが、今回は乗車しません。

 

東北新幹線の影響で上野と東京の間の列車線は寸断され、2015年に上野東京ラインが開通するまでは山手線・京浜東北線で市内を移動せざるを得ませんでした。特に往時の上野東京間の山手線・京浜東北線は混雑していたそうです。なんだかんだ川崎から意地でも京浜東北線に乗っていませんでしたが、上野まで、「狭義の京浜東北線」の区間に入っていきます。しかし、またしても選ばれたのは山手線でした。

山手線内回り 東京1036→秋葉原1040

 

 

因縁の秋葉原ですよ

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秋葉原駅に着きました。前回バーチャルアキバワールドに絶大な期待を寄せていたら肩透かしを食らってしまい、メタバースの楽しみ方がわからずなんやこれとなったそのモデルである1, 2番線ホームに降り立ちました。まさにここじゃないですか。

 

外国人がたくさんいます。最近は円安の影響で外国人がフィギュアを爆買いしていることが話題になっていますよね。実際に駅の雑踏に目を向けても、外国人が多く感じます。

 

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流石にVAWといえども細かいところは実装されません。アトレ口です。この出口自体は無名ですが、アトレも有名ですね。アトレもアニメ関連の施設が多く入り、積極的にこうしたコンテンツとコラボしています。VAWでも建物外観だけ出ていて、しかもJR東日本関連施設だからか変なもじりとかがありませんでした。ビックカメラはクックカメラになってたのに。

 

月曜日10時台の秋葉原は意外と落ち着いています。秋葉原の東側はオフィス街で、街の活気が眩いばかりの電気街通りのある西口とは異なります。

 

秋葉原の広告は常にキラキラしています。アニメや漫画の広告がたくさんあり、メイドカフェVtuberの広告もあります。前に秋葉原は疲れるという話をしていましたが、それは変な人が跋扈しているからで、光がキラキラしているからではありません。むしろ平日のこの時間だったら落ち着いてアクセスできそうです。

 

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秋葉原にはこうしたガチャガチャや臨時の店舗がたくさんあります。その奥に、東京フードバーがあるんですね。店内は広々としていて、ちょっと豪華でパスタも食べられる駅そばです。いいですね。

 


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そして秋葉原の6番線ホームには駅そばがあり、新田毎(しんたごと。単に「田毎」とも言う?)といいます。貴重なNRE(JR-Cross)系列じゃない駅そばです。他にも、店内にはなどオリジナルの駅ナカがあって充実しており、意外と大回りにも困らなさそう。

 

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後日この駅そばでカツカレーを食べました。味はお察しなところがありますが(特にトンカツソースのまずさ)、そこを除けば、昔ながらの雰囲気で、美味しく感じると思います。多分ソースをかけなければ普通に美味しいと思います。

 

AIさくらさん

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以前東京駅、高輪ゲートウェイ駅でAIさくらさんが実証実験をやっていましたが、私が前に高輪ゲートウェイに来た時(2022年1月ごろ)に改札内に置いてあったのは凸版印刷のBotFriends®Visionの小石川彩さんでした。一方こちらは7月ごろから日英中韓4ヶ国語に対応し、文字による同時翻訳機能を兼ね備えて、よりクレバーな受け答えができるようになりました。

 

AIさくらさんの端末はゲ駅の他社端末とは異なり接触端末ですが、まあタッチの方が扱いやすいですよね。非接触端末は癖がありますが、接触可能端末だとMV早打ちみたいな感じで非常に迅速な操作が可能になって、今までの駅員と違う使い方ができて便利です。

 

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電気街口有人改札脇、精算機の近くに1体いますね。躯体は小さくなり、秋葉原駅の躯体はペンライトを持っています。

 

よく使うメニューのボタンが8つ並んでいます。そのうち、「きっぷ」というメニューがあります。これ、JR東日本のプレスリリースを見るに、「駅社員が駅事務室より遠隔でご対応いたします」と言ってて、現金授受などのシーンが発生したら社員が表に出てくるみたいな形をとっているんですね。

 

究極的には駅員業務を代替するんじゃないんですか。これを各駅に置いて、必要な時にはもしもし券売機みたいな感じでコールセンターみたいな感じなのがJR東日本の目指す未来って感じでいいですね。しかもインバウンド向けに同時通訳機能もあるようです。

 

日本初の案内AIさくらさんの導入がホビー通販のあみあみ秋葉原店(オリジナルキャラクターでの導入)であるということで、やはり秋葉原はこういうキャラクターが受け入れられやすい場所の一つな気がします。いつも秋葉原には二次元のキャラクターの広告がありますもんね。また同様の躯体が品川、渋谷、池袋にもあるそうです*1。いずれもオタクの街(という観光地)だからでしょうか。品川はそうとは言い切れないけれども。

 

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その品川駅の躯体がこちらになります。品川駅は北改札内外2台しかなかったのに対し、秋葉原では中央改札駅員横に1台と電気街改札内に1台確認できました。どれも有人改札に非常に近い位置にあります。位置を見るに完全に駅員の代替ですよね。

 

防犯カメラ作動中とありますが、これは器物損壊などの被害を防止すると言う意味もありますがハラスメント防止でしょうか。これに身構えてみんな使いに来ないんでしょうね。私も身構えました(この投稿が知的財産権の被害に該当しないことを祈ります)。

 

 
 
 
 
 
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A post shared by Atsuki Tanaka (@at03wisdom)

まあ以前高輪でフェミさんに燃やされて注目を集めるなどさまざま社会的話題を呼んだことなどもありますし、現在はおそらくは「仕事に関する質問をお願いします」とか言ってセクハラを防止するプログラムや学習が施されていることと思います。それほど人間の女性に近いさまざまな動きが実装されており、その、ある意味で言えば「女性らしさ」に惹きつけられて一定数のファンがいるのは確実ですしね。表情集をインスタに載せておきました。Twitterには載っけてません。

 

ちなみに、カメラは運賃清算の時など裏方から人間の駅員とお話しする時にも使われます。

 

動作検証

実際にやってみました。今日の最終目的地は鉄道博物館のある大宮ですので、そこまでの乗り換えルートを聞いてみます。音声認識に少し何があり、「大宮」と発音した後に駅名を選択する画面が出てくるまでに時間がかかりましたね。もう少し何とかならんかと思いましたが、まあノイズの多い環境ですからそういうこともあります。

 

まあシンプルな乗換案内ですね。時間が出てないですが人間も時間を出さない(保証されないから出す意味がない)のであまり変わりません。それと視覚的に文字として情報を詰め込めるので人間が話すよりは明快に理解できそうです。QRコードは現在時刻で乗り換えを示してくれます。リンク先は駅すぱあとで、必ずさくらさん表示のルートが出てくるとは限りません。

 

また、あまり知られていませんが、地味にレストラン、周辺施設案内が役に立ちます。実際に別日に訪れて動作検証をしましたが、例えば、「無料Wi-Fiが使えるお店はこちらのスターバックスです」とか「カラオケやネットカフェはこちらです」「ホテルやATMはこちらです」とか教えてくれます。また、一部の案内には評価ボタンがあり、実際に運用に入りながら学習し続けてます。これはもっと広まるべきです。

 

※ただし、電気街改札にいるのに電気街口側のスタバやベックスコーヒーではなく中央改札側のスタバを案内されるなど、不便な点もあります(そちらの方が店舗が広いんでしょうか?)。

 

通常秋葉原のようなところに行く時は大体目的を決めて訪れようものですが、私のように何の考えもなしに降り立った人が「さあ、秋葉原で観光したいけどどこ行ったらいいか見当もつかない」ってなったら、運良く躯体を発見できたら彼女に聞けばいいわけですね。あるいは、操作しながら行き先を決めると言う旅もいいかもしれません。いずれにせよ、観光地がたくさんある駅とAIさくらさんは親和性が高いことがわかりました。

 

秋葉原にはたくさんのアミューズメント施設、特殊な店舗や、メイドカフェをはじめとするコンセプトカフェが存在します。代表的な施設なら教えてもらえることがあるかもしれませんが、どんな店の情報を知っているかはタッチパネルのボタンの指定以外で詳しく検証していないですし、私も未知数です。あまり目立っているわけじゃないので、このような観光地の情報を知りたいとなったら積極的に利用して駅周辺の情報を学習させてあげてください。観光地の駅に置くのがありなんだったら、横浜市民として桜木町とかその辺にも一台置いて欲しい(())(ちなみに横浜のジョイナスも、8個のボタンがある似たようなUIでしたね)

 

最後にタッチパネルで駅構内レストラン(2ページ目に1個だけある)を検索したら、Tokyo Food Bar 秋葉原しかなくてなんだこれってなりましたね。先ほどの田毎やNRE系チェーンの駅そばなどの店舗はありません。なんで出せないんですかね。やはり設置されている場所から一番近くてなんでもあるフードコートだからでしょうか。それとも1ページ目に全部まとまっちゃったのでしょうか。これは要改善な(少なくとも、疑問を感じる)ところです。

 

このような意見しか呟くことしかできませんが、もしこのブログをティファナさんやJRの担当者が見てくださることがあればご検討のほどよろしくお願いします。今後も彼女の活躍に期待していきたいところです。

 

 

 

大宮へ

さて、秋葉原駅からは京浜東北線の快速に乗ろうと思います。もう11時を回っているので、早く鉄道博物館に行かなければなりません。いい加減急ぎます。通常、秋葉原から大宮までは尾久回りの宇都宮線で行くのがスタンダードですが、10分か15分くらい時間がかかるだけで京浜東北線でも行けなくはありません。ただし、京浜東北線も途中駅止まりの電車に注意する必要があります。

山手線内回り 秋葉原1108→上野1111

宇都宮線 宇都宮行き 上野1116→大宮1143

 

大宮を歩く

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交通博物館の街から鉄道博物館の街までやってきました。ここは大宮です。大宮の駅ナカには多くのグルメがありますが、今日ばかりは誘惑に負けずに通り抜けます。改札外西口にGENERAL STORE RAILYARD 大宮がありましたが、華麗にスルー。

 

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ここが西口です。目の前のそごうやアルシェのある辺りは、まさかの桜木町という地名です。紛らわしいですね。ここから北に向かいます。

 

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大宮から鉄道博物館までは、ニューシャトルに乗ってもいいのですが、行きは歩きました。

 


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JR東日本鉄道博物館の敷地沿いに貴重な展示があり、飽きません。20分くらいで着きます。私は大丈夫ですが、散歩を楽しまない・疲れるようであれば、ニューシャトルの方がいいでしょう。

 

 

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鉄道博物館に到着しました。ここからは別の記事で紹介します。

https://sangen03.hatenablog.com/entry/2022-teppaku

 

 

三元DX計画による効果が分かりづらい

さて次回より、実践編と称して、旅行を行います。旅行といっても大したものではなく、ちょっと大宮まで行くだけです。鉄道博物館まで足を伸ばしました。

 

今回はその番外編というか中間報告として、特に新iPhoneJREポイントがたまる機構に関して、ふりかえりをさせていただきます。この旅では、前回出したバーチャル秋葉原駅が思いのほか何もなかったので、鉄博で1号機関車その他様々な展示を見て鉄道150周年の感動を取り戻すということ、そして新技術の数々を見ていくことになりました。

 

今日は鉄道博物館にたどり着くまでの自省と雑談を兼ねた記事です。鉄博本編はこちらのリンクからどうぞ。

https://sangen03.hatenablog.com/entry/2022-teppaku

 

今回の裏テーマとして、JREポイント関連の機構の威力を知る旅行というのを挙げています。iPhoneJREポイント関連の機構がその威力を発揮するのはJR東日本の路線で行く旅行です。JREポイント関連の機構の利便性は日帰り旅行でも発揮されるのでしょうか。

 

 

 

本編が始まる前に、三元DX計画の雑談をさせてください。三元DX計画のサイトマップは夏休み企画と同じところに管理してあります(10月以降公開の記事は今のところ全て三元DX計画に関連したものです)。

https://sangen03.hatenablog.com/entry/2022-summer

 

 

壮大な計画からただのおでかけブログに成り下がってしまった経緯

今までiPhone/JREP編4回、Windows編3回にわたって三元DX計画と称して個人的に新しい機器やサービスの導入をやってきました。Windows編はとんでもないアクシデントにより施行と公開が延期になりましたが、iPhone/JREP編だけでも私の生活を大きく変えてくれました。これからは三元DX計画の実践編と称して、今回導入したiPhoneモバイルSuicaビューカードえきねっとJREポイント、高性能GPU付きWindowsといったDX計画(というか購入計画、散財計画?)によって獲得した新しい機器やサービスを使って様々なアドバンテージを見せつけていければと思います。と思ったんですよ。

 

旅行じゃなくてモバイルSuicaこそ最大の成果

この何のアドバンテージを見せつけるかということですが、JREポイント関連の機構が最も凄みを感じるのはやはりJR東日本を利用した旅行です。旅行でビューカード払いでえきねっと、特に新幹線eチケットを使って累計5%の還元を受け、JREポイントを丸儲けしようという算段でした。

 

ところが、ケチな私は旅行の暇すら惜しみます。計画を何度も練り直し、そうこう考えているうちにモバイルSuicaを通じて何万という金が吸い取られていくわけですよ。モバイルSuicaに乗り換えてからというものの、幾度とそのiPhoneをバスのICリーダーにタッチしてきました。

 

あれこれ、1番の目玉ってモバスイなんじゃねと。ビューカードのどんな政策よりも、毎日2回以上否応なく遣わされるApple Payには勝ちません。ビューカード内蔵のSuicaもポイントが貯まりにくて使っていません。確かに前より財布を出さなくなりました。バスを降りる時や改札を通過する時、探すのはスマホです。

 

今思えば愚かだったなあと私も思います。素直にモバイルSuicaだけ登録すればよかったのに、調子こいてビューカードAmazon、メルカリ、その他諸々のまだ使いこなせないサービスを始めちゃったなんて。ただ色々登録した中にJREポイントも含まれていたので、遠回りでも元は撮れているかなといった感じですね。

 

ビューカードの凄さを実感するために」どこに旅行に行くか

他方、ビューカードのすごさはなかなか実感できません。パソコンが高すぎてビューカードで支払いができず、入会特典のJREポイントがもらえません。オートチャージの設定もしていません。なぜなら、私がSuicaを最も利用するシーンが神奈中バスだからです。私は一応JR沿線ですので、横浜とか都心の方に大学があったら、タッチする時にオートチャージも適用できて、乗車ポイントやリピートポイントもめちゃくちゃ貯まりますし、むしろ定期を購入すればそれはそれで大量のポイントが貯まりますが、通学路がJRをほぼ使わないルートで、叶いませんでした。安全のためとはいえ、そこまでしてオートチャージ使わせたいんか。モバイルSuicaのチャージをしようとしたのに倍増分のJREポイントがなかなか貯まらず、まだ初月の支払額が確定しておらず方針が決まらんわけです。

 

JR乗車ポイントはすぐ貯まるのに、ビューカードはポイントはおろか支払額すら忘れた頃にならないと確定しないのか。まあそういう仕様なんでしょうけど。しかもなぜかビューカード用のボタンがあるのにご利用枠がないことにされてApple Payからしかチャージできません。

 

だからこそ、旅行で一定の効果が発揮できると期待したのです。えきねっとチケットレスは一回体験しているので、今度は新幹線eチケットを体験したいと。

 

また高崎に行くか、宇都宮に餃子を食べに行くか、新幹線を大宮で降りて鉄博に行くか。趣向を変えて本来の目的である成田エクスプレスに乗って成田空港に行くか、はたまたサフィール踊り子で豪華宿泊旅行かと思いましたが、これでは新幹線eチケットの効果が得られません。入会記念のJREポイントすらもらえていないのに。

 

しかも私にはお金も時間もないと。例の30万強する高級Windowsの支払いの担当は私なので、その分を埋め合わせる貯金はしたいです。最近始めたバイト(上越線-3:2022夏#10で言及)によってお金は増えましたが、時間面と健康面に大きな影響を与えているわけです。この間は疲れからかバイトの途中で体調を崩し、親に車で迎えに行ってもらいました。寝たら回復したのでよかったけど、生活や旅行であまり無理はできないよなと感じるわけです。

 

モバイルSuicaアプリで都区内パスなどのフリーパスを申し込んだりSuicaグリーン券を買ったりするのもありですが、正直買ったところでっていう感じなんですよね。料金に見合うだけのリターンあげられますかという話なわけです。

 

JR某駅で、鉄道博物館の広告がありました。鉄道の作った日本の旅150年。鉄道150周年記念で旅について展示しているそうです。同じく鉄道150周年記念関連で訪れたVAWに物足りなさを感じていたこともあり、私は鉄道博物館のチケットを買い求めるのでありました。鉄博くらいだったら新幹線もグリーン車も使わなくていいよねという話になるわけです。

 

if世界線:紹介したかった機能

私は体を大事に行かせてもらうため遠出は遠慮し、今はどんな旅行も全て夢物語です。紹介したかった機能をここで発散します。

 

当初は宇都宮に行く予定でした。新幹線に乗ったとしても支出を抑えるために上野から乗車します。上野と東京間の特急料金は210円の差があります。210円節約することができる代わりに、上野から新幹線に乗車する場合は地下深くに潜って行く必要があります。

 

上野宇都宮間の自由席料金は2300円、上野大宮間は880円で3倍近いです。指定席だとその比が2倍くらいになりますが大宮までの指定席特急料金が宇都宮の自由席料金くらいになります。しかも片道乗車券の値段などは抜いていますからもっとかかるわけです。私はケチなので場合によっては大宮、下手したら高崎や宇都宮で降りてしまうかもしれません。

 

新幹線eチケットでは、トクだ値という割引を提供しています。この間銚子から東京までトクだ値特急券を発券して帰ってきましたが、あちらは原則eチケットで乗車で、緊急時などのために紙で発券できるようにもなっています。ところが私が行く大宮はもちろん、列車にもよりますが高崎とか宇都宮ぐらいの距離でもトクだ値の設定がないんですね。トクだ値が乗車日至近につき発売終了・売り切れていることもあります。往復割引やその他限定割引もありますが、そちらも受けることができません。

 

ところがこちら問題がありまして、自由席ではそのJREポイントの還元を受けることができないんですよね。やまびこ号の閑散期平日の指定席の枠は少ないです。10編成の中で概ね6両目か7両目の後ろから指定席になると思いますが、8号車が新幹線オフィス車両に、9号車がグリーン車に、E5系の場合は10両目をグランクラスに押されえられます。押し込まれた指定席が2両か3両しかない一方で自由席が5両しかないわけです。

 

だから宇都宮からの乗車では自然と自由席に誘導されるんですよね。しかも付与されません。近距離輸送が主な役割のやまびこ号としては仕方のないことですが。ところが、JREポイントを獲得したい顧客は2両しかない指定席を狙います。まあそれでもビューカードの指定料金枠は満たせると思いますが、これじゃあえきねっとからのJREポイントが付与されなくて面白くありません。

 

貯めたJREポイントで新幹線に乗れたり座席をアップグレードできるのも利点ですが、予想より大幅にポイントが貯まらなかったのでできませんでした。だからしばらくは普通に乗車してポイントを貯める立ち回りをして、5000ポイントを越してきてから再び考えることにしましょう。

 

個人的には、JREポイントを貯めるために新幹線の指定席を最も有効に活用するには関東を脱出した方がいいわけで、NREの駅弁屋とかで駅弁買って遠出するかといった具合でしたが、そこまでになるとむしろ無意味なんですよ。JR東日本はえきねっと関連サービスでびゅうダイナミックレールパックというのをやっているので、大概の旅行なら宿も一気に予約してアホみたいに安いプランがありますので、そちらを利用した方がいいです。だから乗車券を分けて買うとか途中下車を駆使する。JR東海もずらし旅とか新幹線ダイレクトパックってやっていて、それ以外で新幹線と宿を同時に予約できるのは旅行会社のプランぐらいですが、その点はJR東日本がエリアカバーが広くなっているだけあって頭一つ抜きん出ている感じがあります。エリアは北海道から関西までカバーしています(出発地は関東・新潟以北限定ですが)。

 

予算オーバーです

もともと宇都宮に行く予定で予算を組んでいたので5000円か6000円あればいけるだろと思っていました。ところが、横浜から宇都宮まで往復してくるまで予算の半分以上を使っちゃうんですね。えきねっとの恩恵を受けるために宇都宮までは新幹線に乗る予定だったので、そうすると1万円を超えてきてしまいます。ということで大宮までに区間を縮めたわけですよね。大宮までで課金してもいいのですが、さすがにこんなに短区間課金をするのは馬鹿らしすぎます。

 

というわけで鉄道博物館かつ普通列車プランに降格となったわけですが、そうなると基本料金3000円で、まあ常識的な値段ですよねと。

 

そして、今回は鉄道博物館や駅弁などのグルメを味わおうというつもりで来たので、そのメインのレストランであるトレインレストラン日本食堂だけでも最低でも2000円くらい取られる気がしますよね。私の予想では、なんだかんだで累計4~5000円使っちゃいそうな気がします。高いですが、もともと食堂車で出していたメニューを再現してあるものだということでしょうがない気もします。

 

そうするとなぜか財布の紐が緩み、結局普通列車で宇都宮に餃子を食いにだけ行くよりも払うお金が増えるという結末になるんですよね。予算は8000円を見込んでいます(うち5000円を交通費・入館料以外で散財する予定です)。なんなんですかこのマジックは。大宮往復で8000円もしていいのかよ。その値段に似合う美味しさや学びを回収して帰りたいところです。

 

道中鶴見線とかにでも行ったたろうかなあと思いますが、鉄道博物館だけで元は取れるんでね。

 

結局JREポイントがないと何もできません

鉄道博物館入館引換券 | 交換商品一覧 | JR東日本のポイントサービス - JRE POINT

その前に一つ。鉄道博物館JREポイントの引換券でも入場できるようです。前売り券(実質通常料金)とは100円の差額で、オリジナルグッズがもらえるみたいです。オリジナルグッズは多くの場合ポストカード3枚なので、これに100円の価値を感じるかですよね。さすがにJRE POINTですから、現金で買うよりもお得になる時もあれば、お得にならないこともあります。

 

ところが私は初月のJREポイントは150ポイント程度しか貯まらず目標ポイントには遠く及びません。まあ何も帰ってこないのが普通ですからまだマシでしょう。入会ポイント3000ポイントがたまるのは2023年2月中旬以降*1ということで、残念ながら使えません。我慢して待つ必要があります。それまでの間は、要は修行期間というわけです。コンビニでチケットを買いましょう。

 

日帰り旅行でJREポイントをためるコツ

結局、朝に横浜を経ち、まず鶴見線の大川までいったあとに、大川から復帰して安善、浜川崎、尻手、川崎と乗り継ぎ、京浜東北線秋葉原を経由して大宮駅へ行って午前中に鉄道博物館へ入るというルートを取ることにしました。

 

普段大学との往復で残念ながらJR東日本とは全く縁がない私にとっては、ありがたいです。こういうしょうもないサービスの恩恵に預かるためにわざわざを投入したと言っても過言ではないです。

 

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JREポイントアプリでは、毎日一回スロットゲームを遊ぶことができます。スロットでコインを100枚集めたらアイテムや、たまに期間限定JREポイントがもらえるようです。

 

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加えて、駅に一定期間滞在したら、チェックインで福引が弾けるようです。同じ駅に3分滞在すれば1日同じ駅につき1回、15回までできます(すぐに反応する時もあります)。横浜から大宮までにたくさんの駅で途中下車(改札は出ない)するので、道中横浜、鶴見、川崎、品川、新橋、東京、秋葉原、上野、赤羽、大宮とチェックイン可能スポットがたくさんあります。私の通学路にはこんなにチェックインできるポイントがないので、この機会にたくさんチェックインしたいと思います。駅メモとかに近い感じなんでしょうか。

 

しかし、こうしたスロットや福引でもらえるのはどちらも期間限定ポイントなので、使わないと無意味に感じます。JREポイントの当てがない時には期限が切れそうな時にまとめてモバイルSuicaにチャージするのが一番元が取れそうですね。救いがあるのが幸いです。即時でもらえるのはありがたいですね。

 

さらに、京浜東北線総武線、中央線、京葉線のいずれかが通る指定の13駅では、タッチでエキナカで対応する商業施設を1000円以上利用すると入場券額相当の140ポイントキャッシュバックの対象になります。こちらは忘れた頃(翌々月中旬)の付与ですが、今回の旅でぜひ経験しておきたいですね(できませんでした)。

 

いつも駅ビルを使う人は、駅ビルでバーコードやポイントのキャンペーンも適宜活用できそうです。

 

今回、ビューカード(30万パソコン購入)やえきねっとでの恩恵は受けられないもの、意外なJREポイントの貯め方について考察することができました。一部は次回の鉄博旅で実践してみたいですね。